経営センスの論理 (新潮新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105159

感想・レビュー・書評

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  • 個人的にアダム・グラント氏の著書の翻訳をされているイメージの強い楠木先生の本を見つけたので、読んでみた。

    10年前に初版の出た本ということもあってか、例えば給与の話(米の金融に係る人は、インセンティブをもらい過ぎなため短期的な株価上げに終止しがち)は一理あると思いつつも、今の動きと比べるとどうしても古さを感じてしまった。

    他、日本市場とまとめることが正しいのか等そうだよな、と思うところも感じつつ、オリンピックの件等、著者の主張が長くなりすぎて冗長に感じるときもあり、読んでて辛く思うときがあった。

  • ・好き嫌いの自意識
    ・業界の位置エネルギー(製薬業の粗利、など)

    何よりも経営は意思!
    何をしたいか、何をせざるを得ない ではない。

    営業担当、購買担当、などなどいるが、CEO担当になってはいけない。

  • ハゲの戦略だとか、だらだらと読みづらい

  • できるリーダーは物事を抽象的に捉えることができる。自分は身近な具体例に落とし込まないと理解できないな〜。要訓練!

  • ストーリーとしての競争戦略が非常に為になる本であっただけに、正直期待はずれであまり得るものはなかった。

  • 学者の整理は難しい。

  • 「ストーリーとしての競争戦略」の著者が優れた会社に存在する経営センスがあるということを述べている。軽いタッチで冗談も交えながらまるで漫談を聞いているかのように読み進めることができる。グローバル化についての項目が面白い。手段の目的化が古今東西よくある失敗例で、グローバル化というスローガンのもとで語学力向上を叫ぶ。しかし、本質はコミュニケーションの力が必要だということを忘れてしまいがちである。英語を鍛えようとしたところで、一部の人以外できるわけがない。使う機会が圧倒的に少ないからだ。それを平均的に高める努力は必要だが、スペシャリストになる必要はない。それよりも大切なことがいっぱいある。英語は手段であって、目的ではない。全体を通して、話がいろいろ飛ぶからわかりにくいけれど、本質はどこになるのかという目線で考えてみることを継続していく必要があると感じるなあ。

  • ストーリーとしての競争戦略の著者、楠木建氏の本。図書館で借りた。前作に比べると、自身のハゲデブネタから空想に近い話など、かなりユルい作り。
    以下メモ。
    ⚫︎スキルとセンスの違い。アナリシスとシンセシスの区別。
    ⚫︎優れたリーダーはハンズオン。
    ⚫︎戦略は、こうなるだろう、という先読み仕事ではない。こうしよう、である。生き残りのため、⚪︎⚪︎せざるをえない、ではない。
    ⚫︎森を見て木を見ずな人もいるが、葉を見て木を見ずな人もいる。
    ⚫︎多様性からは何も生まれない。統合にこそ経営の本領がある。
    ⚫︎商売丸ごとをリードできる経営人材の希少性。
    ⚫︎働きがいのある会社と、戦略が優れた会社は重なる。
    ⚫︎資源的制約があるから、戦略があるわけで、戦略とは、しないことを決めることといってもよい。
    ⚫︎優れた担当者になるな、小さなユニットでもいいので商売を丸ごと行うこと。

  • 雑誌の連載を、本にしているので内容に繋がりが薄くすっと入ってこないのが難点。
    人間は意味があることか、面白いことしかやらない。いろんなことを面白がる力を身につけようというのは、昔から思っていたことと同じで納得。
    今日から面白かったことを一つづつ記録していこうかな。

  •  理屈っぽいと自称する著者が、経営や戦略をさまざまな「論理」で分析して、満足した内容をユルく語っている本。
     書かれている内容は周知の話があったり多少うなずける部分もあるものの、会社で働いたことのない人が外側から戦略を分析してみせた話に共通して、面白いように右から左へ抜けて何も残らない。ブログで書くような内容をちょっとふくらませてこねくりまわしたような薄い内容が多く、しかも上から目線。
     誰を対象に自説を語っているのか最初わからなかったが、20代から30代の自己啓発好きのビジネスパーソンのようなので、そういった層をメインターゲットにしているディスカバー21あたりから出版した方がよかったのではないか。

著者プロフィール

経営学者。一橋ビジネススクール特任教授。専攻は競争戦略。主な著書に『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)、『絶対悲観主義』(講談社)などがある。

「2023年 『すらすら読める新訳 フランクリン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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