「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書)

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著者 : 楡周平
  • 新潮社 (2013年10月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105425

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「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 「いいね」なのでフェイスブック系本かと思ったら、便利を追求してきたことで今の社会が出来、便利になったがその側面では雇用など色々社会を破滅させてきたという話。便利なもの、安いもの、タダなものに飛びつくのは人のサガとして全くその通りなので、逆に社会が今後もさらに便利を追求していく過程のなかで、自分としてどう接していくか今後のことを考えるきかっけになれたような本でした。

  • タイトルからはソーシャルメディア批判かなと思いながら読んでみたが、なかなかFaceBookもtwitterも出て来ない。
    それよりももっと高い次元から現代の情報社会(?)に警鐘を鳴らしている様な。
    元々不安だったところに、更に不安が増したが、解決法や処方箋はくれない。
    さて、どうしたものか・・・・

  • 情報産業の首根っこを押さえている、米国は21世紀も覇権国として君臨しつづけるのだろうか。

    情報と金とチャンスと権力が集まる、東京はますます栄え、地方はますます疲弊する。

    若い人は、チャンスをもとめて東京に吸い寄せられるが、  WINNERS TAKES IT ALL 


    希望をなくした若者たちで、東京がかってのニューヨークのハーレムタウンのようにならなければいいが。

    というのがこの本を読んでの感想、というより連想です。

  • 便利はいいね?



    1. かつての優良企業イーストマン・コダックが2012年に会社更生法を申請するまで。写真の歴史はコダックの歴史。フィルム市場を独占していた。皮肉にも株主がコダックのデジタル化を妨げた。

    2. 地方書店を駆逐したネット書店のAmazon。クリック一つで購入は便利。電子書籍は必ず本格化する。そして電子出版。出版社の間接部門は削減。

    3. イノベーションによる構造破壊。全ては人手を減らす方向へ。格安航空券の安さは経費削減から。総合スーパーが街を破壊する。工場を誘致しても雇用は増えない。物流企業Amazon。

    4. 3Dプリンターの衝撃。スマホで幸せになったか。サボリが出来ない。LINEはタダではない。個人情報で収益を上げている。Facebookは顔データベース。個人情報全てを把握するGoogle。これらの情報は「官」も利用する。

    5. 勝者なき世界。未来の展望が描けない。ネットで就活地獄に。労働は機械に取って代わられる。

  • コダックの崩壊理論。
    レイイナモトさんの持論とあわせて読んだのでわかりやすかった。

    しかし、筆者がフェイスブックをやっていないのに、いいね!をタイトルに入れるのは、ちょっと看板の上げ方がちがうのでは?

  • 良かれと思って進んだ方向が実は自らの首を絞め始めている。という現実を突き付けている。たまには立ち止まってこのようなことを考えるのも良いと思う。

  • 冒頭、フィルムがデジカメに駆逐された例を取り上げ、イノベーションが巨大企業をすら壊すことあることを紹介したあと、ネットの進化によるさまざまな弊害に話が進む。 アマゾンによって流通業が激変し雇用が奪われること。Google検索、Facebokへの投稿や「いいね」によって、個人情報が巨大企業に徹底的に収集されてしまうこと。今後、それらの個人情報を活用したビジネスをGoogleやFacebookが開始した場合、便利さとともに、個人情報が社会に晒される危険性あることを指摘する。
    読んでいて納得できる内容が多かった。今後、IoTによって自動的にさらに膨大な情報が収集されるようになり、しかもAIによってその活用が飛躍的に進むと、知らない間に大きな影響が出てくると思われる。
    技術進化はポジティブにとらえているが、負の側面があることも認識し、その活用を考える必要があることを再認識させられた。

  • タイトルでSNSについて書かれた本かと思い読んでみました。が、目次をしっかり目を通しておくべきでした。このタイトルにそぐう章は第4章のみ。
    好みはあると思いますが、全体的に「ふーん」で終わってしまいました。

  • 人間の欲求・便利が果ては自分たちに「負」の事柄が押し寄せてきて、皆が気付いたころには取り返しのつかないとんでもない事になってしまうのではないか?
    「自由資本主義」もういいのではないでしょうか?

  • SNSなどにプライベート情報が吸い取られていくことに恐ろしさを感じた。

  • 問題提起はされるが 解決策は無い
    実労働と感情の接点が必要である

  • 個人情報の提供の危険性については頭のどこかで認識していないとなぁ、と実感。

    読んだの忘れてもう一回読んでしまった。

  • 全然面白くなかった。まとめサイトみたいなネタで、いいねの話がでてこないからタイトルは釣り

  • SNSやIT企業による社会変化をテーマに描いている本著。
    既存市場の衰退
    ・書店ー電子書籍によって、大手企業しか生き残りが厳しくなる(独自のブランドや特色を出す、万引きなどの犯罪をいかに防ぐか)

    ・個人の情報倫理、プライバシー権→外部企業による監視カメラの調査
    ビックデータという名の下で、個人の行動、思考、性別、病歴など様々な情報が瞬時に入手・搾取される。

    つまり、こういった商品や物を持っているということで危険人物とみなされ、逮捕される可能性も…。(大逆事件ー幸徳秋水ら社会主義者への弾圧・虐殺等)

    【テーマ】個人情報保護法、SNSによる犯罪、忘れられる権利(グーグル社への訴訟問題から提起された視点)、共通番号制など

  • 想像していた内容とは違ったけど、いつものとおり鋭い。

  • 「だれが本を殺すのか」(佐野眞一)を読んだ流れから購入してみた。楡周平だしね。
    彼が以前に働いていた会社、コダックがカメラデジタル化のために倒産してしまった話から始まり、電子書籍とSNSの出現により出版のの世界も今や危ない、と世の中が変化しつつあることに言及。便利になればなるほど機械化が進み、人の力がいらなくなり雇用が減る。最近では3Dプリンターなる、優れた復元機能を持つ機械まで発明され、ここまで来ると工場も店もいらなくなる。ロボットが人間を駆逐するという恐ろしいブラックSFが現実になろうとしているのだ。
    これからの日本経済はどのようになっていくんだろうか。私たちの子供や孫の時代に明るい未来はあるんだろうか。将来が全く見えないから今の若者はお金を使わず守りに入っている。だって会社に入ったからと言って将来が約束されてるわけではないんですからね。IT企業でプラットフォームを立ち上げたり、人気アプリを制作すればいいのかというと、結局お金を持たない人がこれから増えてくるとITだってどう発展していくか、保証はまったくない。
    ネット生活のことは全て忘れて、少々不便でも昭和の頃のアナログな生活にリセットした方がいいのかもしれない。

  • 今は優良企業でも、新技術が現れると潰れる。フィルムメーカのコダックは超優良企業だったが潰れた。デジカメがジョブ、決定的なパンチはスマホだった。そして、そのパンチはデジカメさえも叩き潰してしまいそうな勢いだ。
    便利さの追求と「いいね」が雇用を奪って行く。暗い未来を予想する本だ。
    クラウドは便利だがリスクもある。しかし、クラウドを紹介する多くの本にはそのリスクのことが語られていない。

  • 「いいね!」をクリックするたびに、われわれは知らず知らず、自分の首を絞めているのではないか? より快適な、より便利な生活を追い求め、「無駄」の排除を続けた果てに生まれるのは、皮肉にも人間そのものが「無駄」になる社会…。ネットの進化が実社会にもたらすインパクトを、「ビジネスモデル小説」の第一人者が冷徹に見据える。

    第1章 超優良企業はなぜ潰れたのか
    第2章 素早く動き、破壊せよ!
    第3章 便利の追求が雇用を奪う
    第4章 「いいね!」ほど怖いものはない
    第5章 勝者なき世界

  • コダックの崩壊、

    産業構造の大変革、

    グーグル、フェイスブック、LINEのデータ管理

    3Dプリンター、ただほど怖いものはない、

  • 携帯とカメラの融合、ブログという発信手段で市場にインパクトを与えた。
    書店の減少は消費者の書籍へのアクセスに不便を強いることになっている。
    ネットビジネスの最大のうまみはプラットフォームを握ること、電子出版プラットフォームを掌握すべく端末の普及を図っている。

  • 2章ぐらいまでは面白かった。既存ビジネスがIT技術の台頭によって崩壊する様には考えさせられることが多い。ただしそれ以降はアマゾン・グーグル・アップル等に既存ビジネスを奪われる危機感を煽る内容が延々と続くだけでウンザリ。あとがきで著者自身も「身も蓋もない話。解決策を提示していない」と言っているが…。

  • 前半はそれほどでもない内容だったが、後半、特にSNSの話が興味深く面白かった。ITによる便利さが作る社会の行く末は、いったいどのような世界になるのだろうか。201402

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、1階文庫コーナー 請求記号:007.3//N78

  • フィルムや書店、モノがデジタルに呑み込まれ、市場は十分の一以下、しかもプラットフォーマーが総取り。人が要らなくなり、雇用が失われる。

    facebookが何で?と思ったのですが、もっと広く、出版界とデジタルメディアの話でした。良かった過去を持つ週刊誌読者向けの内容だと思いました。

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「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書)の作品紹介

そのクリックは、地獄への一本道。「無駄」の排除を続けた果てに、人間そのものが「無駄」になる……。ネットの進化がもたらすインパクトを、「ビジネスモデル小説」の第一人者が冷徹に見据える。

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