資格を取ると貧乏になります (新潮新書 559)

著者 :
  • 新潮社
2.91
  • (2)
  • (20)
  • (54)
  • (17)
  • (8)
本棚登録 : 292
感想 : 53
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105593

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2017年7月28日読了

  • 日本では本人訴訟が7割を超えている。
    法学部の不人気で、文科二類のほうが人気が高い。

    法科大学院では、問題漏洩事件以来、答練をやらない。その分予備校に通うのはあたりまえ。

    あなたのせいだ、と指をさすと3本の指は自分を指している。

    クラウドサービスFreee。グーグル出身者が開発した。
    etaxs。税務申告を代行。

    箔付けのために集団で本を出す。

    地方の空白地帯を目指す。

  • 専門家に取材した、とあるが、ネット情報を取りまとめたような本。
    それだけネット情報の正確性が高いのか?これくらいなら、自分でもかけるような。
    資格を取れば誰でも生きていける時代じゃない。それは、専門家(戦略コンサル、会計士、弁護士など)に仕事を発注している側としてもよく分かる。自分のキャリア戦略としては、専門家を使い倒しつつ、知見を統合して儲ける人材になること。

    • 売れる弁護士のトレンドは、省庁出向によるコネ獲得、リーガル商社マン化による現地法律事務所との窓口的役割
    • 全自動会計クラウドサービス グーグルのfreee
    • 会計まわりはシステム化が進んで、数年と持たないだろう
    • ダブリュアイルランドダッチサンドウィッチ グーグルの節税スキーム
    • グローバルに節税スキームを考えられるプロが、税務まわりじゃ一番売れる
    • ドメスティックだと、節税交渉が税務署と出来るか ⇨国税OBが幅をきかせる
    • ACCAはIFARS対応

  • 160829読了

  • 2015/10/30
    なんだかうまいこと言いたいだけの内容だった。

  •  弁護士の8割は個人事業主として活動しているが、その2割は「所得100万円以下」だという。弁護士法の改正により報酬規定が変わり、買い叩きやダンピングが横行するようになった。さらに弁護士の数がわずか10年で2倍となった。当然、仕事は細る。登録をキープするため協会に収める会費が月数万円。加えて奨学金の返済まであってはたまらない。弁護士でこのありさまでは、つぶしの効かない会計士、マイナンバー制度でお先真っ暗の税理士、もともと食えない社労士なんてさらに悲惨。ましてやちょっとTOEICの点数が上がったくらいで職にありつけるわけもない。お金や時間を費やして資格をとっても報われない。「資格にこだわり過ぎず、まずは就職を」と著者はアドバイスするが、そもそも就職が大変だから資格をと……あれ? オレ、どこで間違ったんだろう。

  • 20150627読了
    2014年発行。主に「士業」について、近年の動向。弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、TOEIC。●「ヒヨコ食い」!

  • 資格を取得しても、結局は、その人の、資格取得以前の、才覚や人間的魅力で仕事を得る。資格を持つ者は座学好きな者が多く、そういった者は変わらねばマッチしない。仕事ができない。
    ましてや、国の政策不備で世の中に資格者はあふれ、士業で払わねばならない会費は昔から高いまま、されどデフレで単価は下がる。企業人には、士業の資格を持たずとも高い実務能力を持つ者もいる。
    士業の意義とはいかに。士業は単にがぽがぽ稼げる訳ではない。センセイなんて呼ばれて尊敬集めるのではない。

  • 取得コストは高いままだが、供給が増えて競争が激しい。結果儲からない。営業に力を入れなきゃダメなんだろうが、基本的にカネ目当てでやる仕事ではないという事なんだろう。
    普通に仕事してカネ稼ぐならサラリーマンの方がコスパがいいだろうし。

  • この本に書かれていることは、ほぼ本当のような気がする。資格依存というべきか。

全53件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

佐藤 留美(サトウ ルミ)
ジャーナリスト
ジャーナリスト。企画編集事務所「ブックシェルフ」代表。
1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て2005年株式会社ブックシェルフ設立。『週刊東洋経済』『プレジデント』『週刊ポスト』『日経WOMAN』などに人事、人材、労働、キャリア関連の記事を多数執筆。最近は特に、働く女性をテーマにした題材が多く、『ホワイト企業 女性が本当に安心して働ける会社』(経済産業省監修、文藝春秋)では女性社員インタビュー、企業紹介ページの一部を担当。東洋経済オンラインにて「ワーキングマザー・サバイバル」を連載。プレジデントオンラインにて「結婚と仕事 女の言い分」を連載。
著書に、『結婚難民』(小学館101新書)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)がある。

「2013年 『凄母(すごはは) あのワーキングマザーが「折れない」理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤留美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐藤 優
佐々木 圭一
ウォルター・アイ...
ジャレド・ダイア...
ウォルター・アイ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×