頭の悪い日本語 (新潮新書)

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著者 : 小谷野敦
  • 新潮社 (2014年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105685

頭の悪い日本語 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • タイトルといい、主に学者の誤用例を実名であげていることといい、挑発的な一冊。当たり障りのないバカ丁寧な物言いが世にあふれているなかで、あえてこういう書き方をするのが著者のスタイルなのだろう。

    明らかな誤用から、なんだかイヤだと思うものまでたくさんの言葉があげられているが、それほど新味はないし、掘り下げてあるわけでもないのが物足りない。

    その中で、そうなの!と思ったのが、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」について。すごく好きな日本語タイトルなんだけど、「キャッチャー」なんだから(わざとだろうけど)誤訳だと思ってきたが、これは「捕手」って意味じゃなく、動詞に「er」をつけて名詞化する用法だそうな。知らなかったなあ。

  • 豆知識増えた♪

  • タイトル買いである。第一部の誤用編が、本書の趣旨であるところの日本語の頭の悪い使い方で、公の場や文章での誤用を怒っているのに対し、第二部以降は雑学・豆知識に終始する感があった。まあ、それでも本書で初めて本来の意味を知ったものも少なくなかった。差別語狩りは私も嫌いである。「いちいち言葉を法律にのっとって考える必要はないのである。」にも賛成だ。また、本書では主題として取り上げられてはいないが漢字かな混じりの交ぜ書きも嫌いであることを読みながら考えていた。

  • 2016年5月23日読了

  • 「顧みて他を言う」⇒関係ないことを言って誤魔化す。「泰山鳴動鼠一匹」正しくは大山。古代ローマのホラティウスの警句である。「ぬきんでる」は「擢んでる」と書く。「青田刈り」は正しくは「青田買い」。「根気強い」は「根気よく」と「粘り強く」を混ぜこぜになった言葉。「博打を打つ」は「博奕を打つ」の誤り。「存じ上げない」の対象は人。「破瓜」は処女が破れるのではなく八+八で女性の十六歳。あるいは八×八で男性の64歳のこと。宅急便はヤマト運輸の商標であり一般名詞は宅配便。「田吾作椋十」=「張三李四」。オクラは英語でイクラはロシア語・・・・・・・。おもしろすぎる。

  • 普段気にせずに使っていた言葉が実は違う意味で使ってしまっていたと…。間違いに気がついた言葉もいくつかありました。外来語編も面白かったです。

  • 作者の本を初めて読んだ。色々な言葉を間違ってるやら嫌いやら評していて面白い。
    最初は、高学歴のいけすかないおっさんだなと思って読んでいたけど、読んでるうちにだんだん好ましく思えてきた。
    「○○と言っている奴は誰だ、出てきて私と決闘せよ」とかチャーミング。

  • 20140203 爆笑やsuite roomや宅急便などあーそうなんだ!っと驚くものが随所にある。ただ、第一部の気持ちの悪い日本語は、例文があったほうがより分かりやすかった。

  • 良い。ユニークな本。
    著者は日本語に詳しく、だからこそ誤用に我慢できない
    らしい。
    誤用なのに大多数が使うともはや誤用とは言えなくなる。
    言葉はいきものと言われる所以だ。
    誤用かどうかの判断も難しい。
    目から鱗が落ちる事例が沢山あった。

  • えらそうな書き方だけど、内容的にはそれなりに面白い。今(14年)の言葉も入ってるので決して古い言葉ばかりではなかったのは読んでて意外だった。と思って最後に著者の紹介を見たらなんや若いんだって(あくまでも自分基準ですが)納得した。

  • 2014/09/29
    移動中

  • 頭が悪い状況は、放置しておけない。

  •  「家父長制社会の功罪」というタイトルの文があり、へえ功はどう書かれてあるのだろうと手に取ったら罪しか書いてないという「功罪」の間違いの指摘が笑った。

     その他、個人的に西部邁のエピソード登場をまとめる。
     芳紀の項目で、四十九歳の西部邁が大学を辞めるとき、「私のような老人を」と言っていたところ。
     ヘゲモニーの項目で、ドイツ語であるのに英語だと思って「ヘゲモニック」などと書いたのが西部邁。
     テキストクリティークの項目で、本当は写本から適切な本文をつくっていく本文校訂の意味だが、西部邁は栗本慎一郎との対談で「中沢くんには専門がないと言う人がいたけど、テキストクリティック、つまり人の書いたものを読んで批評するというのが専門だ」と言っていたところ。
     西部邁が次々と男性パートナー?を乗り換えていく所とか、英語と日本語がめちゃくちゃに混じって読みにくい文章についてとか、いっぱい書けそうなので、西部論やって欲しいと思った。弟子筋ですら誰もやってないので。

  • 請求記号:810.4/Koy
    資料ID:50076150
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 「けりをつける」の意味は知っていても「けり」が何かを考えたことがありませんでした。
    鳬(けり。「ケリリ」と鳴く鳥)だそうです。助動詞の「けり」と音が同じために当てられたとのこと。
    年をとると流行語以外で新しく言葉を知る機会は減ってくるので、この本で新しい知識を得られたのは楽しいことでした。

  • 今回は24ページで挫折。
    あんた本職いったいなんなのさ。なんでそこまで上から目線で文章書けるのかよくわからん。それだけ言葉知ってて読むとつまらないってのは、筆力に問題あるんじゃないの?

  • 日ごろ使っている言葉も、それが「当たり前」と思って考えない事も多いですが、著書を読んでみると色々と間違われている言葉も。それを使う本人も聞く相手も、気付かないという事が一番怖いと事は間違いないと。当たり前と思っている言葉を振り返るに良い一冊。

  • 小谷野敦さんの新著ということで衝動買い。しかし、小谷野節は弱めか。
    なかなか雑学的・ウンチク的参考にはなった。

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頭の悪い日本語 (新潮新書)の作品紹介

気をつけよう、バカな言葉と暗い道――。「命題・私淑・歴任」の誤用から、「上から目線」「ルサンチマン」など何だかムズムズする気持ちの悪い言葉まで、三五〇語を一刀両断。すべからく日本語は正しく使うべし!

頭の悪い日本語 (新潮新書)はこんな本です

頭の悪い日本語 (新潮新書)のKindle版

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