はじめて読む聖書 (新潮新書)

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  • 新潮社 (2014年8月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105821

はじめて読む聖書 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • [聖書を読む人を読む]名前はもちろん知っていても、実際にはその膨大な量からなかなか手が出ない人も多いであろう旧約・新約聖書。ユダヤ文化論等で知られる内田樹、新約聖書の個人全訳を手がける田川建三といった聖書のエキスパートたちが、今日においてもなお多大な影響力を様々に与えているこの両書について語った作品です。


    聖書そのものの解説となると、それ自体が自身から遠いものであったり難しいものと感じられるのですが、本書は聖書を読む人の関心や問題意識が主に記されているため、とっつきづらさがまったくない一冊でした。さらに関心を深めるためのブックリストも充実しており、題名にあるとおり、聖書が「はじめて」の人にぜひオススメです。

    〜二千年たっているんだから、いろいろあって当然なんです。そのことを知っていただきたいんです。単に崇めたてまつりたい人にとっては、いろいろあっては聖典ではなくなるから困るでしょう。しかしそういう人には、御自分で御勝手に一つお決めになって崇めてください、と申し上げるしかない。しかし私は崇めたてまつる行為につきあうつもりはない、ということです。〜

    これはめっけもんでした☆5つ

  • 古本として購入。
    自身、プロテスタント系の中学校に通っていたこともあり、聖書に対する興味はどこかにあったわけだが、その中学時代も含めてキリスト教とは、聖書とはどんなものかを理解することはできていなかった。中学時代の自分には、まだ理解する力がなかったのか、それともちゃんと教えられる機会がなかったのか、それはわからない。

    この本を読んで思ったのは、聖書は読む人を選ばない。色々な解釈をしていいんだ、ということ。
    まずは聖書を購入してみようという気になった。

  • 2刷9月。図書館本。129

  • 聖書入門の内容の話かとおもいきや、聖書学者などの話で、つまらなかった。なんかタイトルにだまされた感じがして、不愉快だった。

  • 2015年6月21日読了。

  • 田川建三さんはじめ、内田樹さん、吉本隆明さんなど9名の著名人による、それぞれの聖書との接し方などについて書かれています。出会いの話や、聖書の概略など、それぞれのやり方で、聖書を知ってもらうための入り口を示されています。
    聖書の中身を詳しく書いているわけではありません。入り口として入り易くするための本だと思えます。

  • 聖書は新約も旧約読んだことがありませんが。

    読む機会があればとおもっていたところに
    この本を見つけたので。。
    また、書いている人が
    池澤夏樹氏・内田樹氏・吉本隆明氏と豪勢な方々
    だったので。。。
    読んでみた後の感想としては、聖書の内容ではなく
    読み方やとらえ方が書かれてある内容でした。
    ただ、前述で書いた人よりも、
    田川建三氏(新約聖書学者)のインタビューが
    とても面白くよかったです。
    新たな逸材(本当に失礼ですけど)見つけた感じ
    です。
    1.聖書ってどんな本? 山形孝夫
    2.読み終えることのない本 池澤夏樹
    3.旧約聖書は以外に新しかった 秋吉輝雄
    4.レヴィナスを通して読む「旧約聖書」 内田樹
    5.神を信じないクリスチャン 田川健三
    6.聖書学という科学 山我哲雄
    7.旧約的なものと新約的なもの 橋本治
    8.マタイ伝を読んだ頃 吉本隆明
    9.聖書を読むための本 山本貴光

  • 仏教徒という事もあり、聖書やキリスト教に触れるという事はゼロに等しく、予備知識など全くない状態で読んだら難しくて、理解ができず苦しんでしまった。友人に相談をしたら口語訳聖書や新共同訳聖書から読み、この本を読む事をすすめられた。あまり理解ができていないのでいずれ、再読をしたいと思う。

  • 本書を手に取った動機は、教養としての宗教を知りたいという欲求からでした。本書は、季刊誌『考える人』の特集を再編集、改稿したもので構成されています。作家や宗教学者と聖書との出会いやつきあいに焦点をあてている点がユニークだと言えます。その聖書を語る人たちは、山形孝夫(宗教人類学者)、池澤夏樹(作家、翻訳家)、秋吉輝雄(旧約聖書、イスラエル宗教史研究者)、内田樹(作家)、田川健三(新約聖書学者)、山我哲雄(聖書学者)、橋本治(作家)、吉本隆明(作家)、山本貴光(文筆家、ゲーム作家)の9人。この本は決して体系的に聖書やキリスト教について学べる本ではないと思います。あくまで、個人の人生の中での聖書がどのようなものだったかという部分が中心になっています。しかし、それゆえに「聖書」という一見とっつきにくいものへの入り口の役目を果たしてくれそうです。

  • クリスチャンではありませんが、ずっと聖書に興味があって、いつか腰を据えて読みたいと思いながら馬齢を重ねてきました。
    本書は入門書として手に取った次第です。
    へー、聖書ってそうだったんだと、膝を打つやら自分の無知を痛感するやら。
    本書は新約聖書学の泰斗、田川建三さんはじめ池澤夏樹さん、内田樹さん、橋本治さんらがその魅力を語ったガイドブック。
    学者さんばかりだとどうしても硬くて素人にはとっつきづらい内容になりがちですが、執筆陣が実にいいですね。
    あの吉本隆明さんの論考(マタイ伝を読んだ頃)も収録されてます。
    第1章は宗教人類学者の山形孝夫さんによる「聖書ってどんな本?」。
    聖書の基礎について講釈してくれていて、素人には助かります。
    そこに日本最古の聖書訳(ヨハネ福音書)が出てきます。
     ハジマリニ カシコイモノゴザル。
     コノカシコイモノ ゴクラクトモニゴザル。
     コノカシコイモノハゴクラク。
    何とも名状しがたい雰囲気がありますね。
    山形さんは何度も声に出して読んだそうです。
    その体験について、こう語っています。
    「すると、不意に、冒頭の一節から不思議な何者かが立ち現われてくる予感がした」
    私も何度か声に出して読んでみました。
    たしかに、何か胸がざわつくような感覚がありました。
    恐らく馴染みのないカナ書きであることと、一読して意味がすんなりとは把握できないこと、一方で訳者が腐心して訳した様が想像できることなどが要因と思われます。
    皆様ももし良かったらどうぞ声に出して読んでみてください。
    文学者として聖書を読み解いた池澤さんの「読み終えることのない本」も面白かったですが、私はやっぱり内田さんの「レヴィナスを通して読む『旧約聖書』」に惹かれました。
    レヴィナスはホロコーストを生き抜いたユダヤ人で、フランスの哲学者です。
    ホロコーストのあと、ユダヤ人の多くは信仰の揺らぎを経験したそうです。
    「なぜ神は私たちを見棄てたのか。民族の存亡のときに介入しないような神をどうして信じ続けることができるだろうか、と」
    なるほど、よく分かります。
    私だってそうなります。
    これに対してレヴィナスはこう説いたそうです。
    長いですが引用します。
    「では、いったいあなたたちはどのような単純な神をこれまで想定していたのか、と。人間が善行すれば報奨を与え、邪な行いをすれば罰を与える。神というのはそのような単純な勧善懲悪の機能にすぎないというのか。もし、そうだとしたら、神は人間によってコントロール可能な存在だということになる。人間が自分の意思によって、好きなように左右することができるようなものであるとしたら、どうしてそのようなものを信仰の対象となしえようか。神は地上の出来事には介入してこない。神が真にその威徳にふさわしいものであるのだとすれば、それは神が不在のときでも、神の支援がなくても、それでもなお地上に正義を実現しうるほどの霊的成熟を果たし得る存在を創造したこと以外にありえない。神なしでも神が臨在するときと変わらぬほどに粛々と神の計画を実現できる存在を創造したという事実だけが、神の存在を証しだてる。」
    深いですね。
    つまり旧約聖書では、神は信者に霊的成熟を求めているということです。
    本書刊行のそもそものきっかけとなった、田川さんへのインタビューも読みごたえがあります。
    だって、タイトルが「神を信じないクリスチャン」ですぜ。
    反骨の新約聖書学者の語るエピソードの数々は本当に飽きさせません。
    さあ、聖書を読みましょう。

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はじめて読む聖書 (新潮新書)の作品紹介

なるほど。そう読めばいいのか! 池澤夏樹、内田樹、橋本治、吉本隆明など、すぐれた読み手たちの案内で「史上最大のベストセラー」の魅力に迫る。「何となく苦手」という人のためのぜいたくな聖書入門。

はじめて読む聖書 (新潮新書)はこんな本です

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