原発とどう向き合うか: 科学者たちの対話2011~’14 (新潮新書)

  • 37人登録
  • 3.00評価
    • (0)
    • (2)
    • (5)
    • (2)
    • (0)
  • 5レビュー
制作 : 澤田 哲生 
  • 新潮社 (2014年8月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105838

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
有効な右矢印 無効な右矢印

原発とどう向き合うか: 科学者たちの対話2011~’14 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 「ただちに原発ゼロ」というのに反対する科学者たち(=原発ゼロ推進者からは”御用学者”といわれる)の対談集.
    きわめてlogicalだと思う.よく言われる,①自然エネルギーの問題点=コスト,不安定さ,backup電源が必要,②火力発電にたよった場合のdisadvantages=やはりcost, 輸入に依存する弱み,温暖化をどうする?,③原発のリスクに情緒的に反対するだけでなく,benefitsもみなくては,④除染などの規制は無意味に厳しすぎる,などを述べている.さらに⑤不安を煽るメディアや政治家を批判し,⑥被ばくも,細かくわけて被ばくするほうが安全(=シングルヒットを毎回1本,9回まで打たれても点は入らぬが,1回の攻撃で集中打をあびると被害甚大,⑦DNAの修復能,などについても述べている.
    ⇒全体的にとても共感できる意見である.

  • これまで御用学者と言われ非難されてきた人たちの座談会。学者と政治と東電とがどのように関連しているか知るのは興味深かった。 けれど、原発反対の小泉さんや管さんを夢物語を語る人たちとして批判している、そのやり取りがまるで居酒屋トークのようで、信頼性に欠けるなと感じました。(小泉政権時代の政策を全否定してみたり。) あくまで冷静で客観的な発言で貫かれていたらよかったのですが。

  • すっかり原発推進=悪、反原発=善という2択の世界になってしまった今の時代、専門家の声をレッテルなしで聞くことが本当は重要なのに。

  • 再生可能エネルギーの先進国であるドイツでは、今も原発で20%ほどの発電量を確保しつつ、様々な電気をフランスやベルギーから買い、火力発電もある。良質な石炭が出るルール炭田があるので、火力発言のために石炭を大量に焚き、風力発電を補うために同じ容量の火力発電所を作って安定電源を確保している。

    4~50年後に原発をなくすという選択肢はあって良いが、今後10年を考えると原発を動かさなければ再生可能エネルギーは普及しない。日本のエネルギー自給率は4%、石炭ももウランもLNGも輸入に頼っている。

  • 原発について新聞などでは得られない情報が多く、興味深かった。
    知識を得る以上に考えさせられたのは、リスク管理の姿勢について。日本人はとにかくリスクの大小に関わらずリスクを最小限にすることにこだわるという意見に納得。しかも特定のリスクしか見ておらず、そのリスクを最小にするために他のリスクを増大させているという。原発やその他の危険性が高いもの(例としてBSEの全頭検査があげられていた)にとどまらず、日本人の生活全てに影響していると思う。私達は完璧にこだわるあまり、もっと大事なものを犠牲にしていないだろうか?少し脱線するけど、無駄な残業が多いのも根本原因はそこから来ているのでは。
    印象に残った箇所は「DNAは「想定外」を持たない究極の危機管理マニュアル」。

全5件中 1 - 5件を表示

原発とどう向き合うか: 科学者たちの対話2011~’14 (新潮新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

原発とどう向き合うか: 科学者たちの対話2011~’14 (新潮新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

原発とどう向き合うか: 科学者たちの対話2011~’14 (新潮新書)の作品紹介

「脱・感情論」で話をしよう。福島の事故からすでに3年余り、すべてが“宙ぶらりん”のままの異常事態に、第一線の研究者たちが、科学的事実と合理的思考で迫った対話ドキュメント。

原発とどう向き合うか: 科学者たちの対話2011~’14 (新潮新書)はこんな本です

ツイートする