ぼくは眠れない (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105937

感想・レビュー・書評

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  • 少し前に読んだ椎名さんの本に紹介されていたので読んでみた。
    不眠とは恐ろしい病気なのだということがよくわかった。
    作家とは、想像力を巡らすことや人の気持ちを推し量ることが職業のようなものだから、神経が細かいのだと思う。
    でも些細なきっかけでだれにでも発症する病気であるということも書かれていた。
    眠れることのありがたみを感じながら日々眠りにつ就こうと思った。

  • 何冊か読んだことのある本が取り上げられてた。
    不眠症。治るのだろうか。

  • いかにも豪放磊落といったイメージが強い椎名誠氏が、何十年も薬を常用しているほどの不眠症だとは、まずそこに驚く。
    と同時に、いくら図太い神経の持ち主に見えても、作家というのは繊細な部分を持ち合わせていないと務まらないものなんだなあ、ということは腑に落ちるし、またストレスフルな現代社会に生きている限り、きっかけやタイミング次第でこういった事象は誰にでも起こりうることなのだ、と思い新たにする。
    そんな椎名氏も、アウトドア生活のキャンプ等では不眠に悩まされることはない、という事実は、近年流行りの理屈やそれらを著した書籍群を補強しているようで、大変興味深い。

    エッセイ然とした中身はいささか筋としてはとっ散らかり気味ではあるが、読み易いのであっという間に読了。

  • 椎名誠さんが不眠?
    イメージが結びつかず意外な感じがしたので、本屋で見かけて読んでみました。
    昔は熱心な愛読者だったんだけど、ここ20年ぐらいは読んでなかったので、とにかく懐かしかった。

    内容は新書だから、真面目なエッセイという感じ。35年の不眠歴を持つ作者が不眠症についてたくさんの本を読んだ知識や自分の経験などについて教えてくれます。
    ライオンとか馬とかの睡眠時間の比較は面白かった。

    椎名さんが70歳とかビックリです。
    当たり前だけど年を重ねられたんですね。
    そのぶん昔のようなパワーは文体に感じられなかったけど、しょうがないですかね。

    久々に昔の名作、国分寺書店のオババとか哀愁の街にとか読んでみたくなりました。

  • 椎名さんならガハガハ言いながら爆睡しそうなイメージでした。
    椎名さんが眠れないなら、そりゃ私も眠れんわ

  • T図書館
    不眠症、ストーカーの話

  • 不眠との長年の戦いについて、最近不眠気味であったので応援となった。

  • 椎名誠の睡眠、不眠症に関するエッセイ。さすが作家だけあって、このテーマだけで一冊の本にするのはすごいと言える。

  • 作家という職業は時間を好きに使えていいなあと思っていたけど、不規則で睡眠に障害が出るとは。睡眠の大事さもよきわかった。

  • 久々の著者のエッセイですけれども、不眠症辛そうっすね…僕も酒飲んで寝る癖があり、というか、ここ…二十代半ばくらいからはずっとそんな生活を続けているわけですけれども(!)、そして、たまに著者同様覚醒する時もあるわけですけれども、うーん…そこまで深刻に悩みはしないですねぇ…。

    けれども、作家と言う職業柄、やはり物語の世界に没入していていきなし現実の世界へと立ち返り、寝入ると言うのも難しいのかもしれないですねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    うーん…特にこの本に関して感想はないですけれども(!)、やっぱし作家って大変な職業なんだなぁ…と思いましたね。さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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