迷いは悟りの第一歩: 日本人のための宗教論 (新潮新書 603)

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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106033

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  • ドイツ社会で生まれ、ドイツ社会が当たり前のようにしているキリスト教習慣に原始的疑問を抱き、クリスチャンの洗礼を受けながらも、日本の禅に憧れ、日本にやってきて93年に出家得度してしまった著者の愉快なタッチの宗教比較論?

    現在、曹洞宗・安泰寺住職で、檀家ゼロ、自給自足、座禅三昧の修行生活をおくっている。

    ユダヤ、キリスト、イスラムの一神教の本質、違い。

    日本仏教の日本文化論を挟みながら、著者独特の比較論。

    ドイツ人ならではの論理的な文章で、宗教とは何ぞやを解りやすく説明している。

    もう一冊読んでみたくなりました(笑)。

著者プロフィール

1968年、旧西ドイツ・ベルリン生まれ。7歳で母と死別し、人生に悩む。16歳で坐禅と出合い、禅僧になる夢を抱く。1990年、京都大学の留学生として来日。その秋から初めて曹洞宗・安泰寺に上山し、半年間の禅修行に参加する。1993年に安泰寺で出家得度。8年間の雲水生活を経て嗣法。2001年から大阪城公園で「ホームレス雲水」として毎朝の坐禅会を開く。2002年に師匠の訃報に接し、安泰寺第9世の堂頭(住職)となる。国内外からの参禅者・雲水の指導にあたって坐禅三昧の生活を送っている。著書に『迷える者の禅修行――ドイツ人住職が見た日本仏教(新潮新書)、『裸の坊様』(サンガ新書)、『禅が教える「大人」になるための8つの修行』(祥伝社新書)、『ドイツ人住職が伝える 禅の教え 生きるヒント33』(朝日新書)、『迷いながら生きる』(大和書房)、『日本人に「宗教」は要らない』(ベスト新書)、『読むだけ禅修行』(朝日新聞出版)、『迷いは悟りの第一歩』(新潮新書)、『ありのままでいい、ありのままでなくてもいい』(KKベストセラーズ)、『ドイツ人禅僧の心に響く仏教の金言100』(宝島社)がある。

「2015年 『安泰寺禅僧対談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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