超訳 日本国憲法 (新潮新書)

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著者 : 池上彰
  • 新潮社 (2015年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106132

超訳 日本国憲法 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 池上彰氏による、日本国憲法の解説。
    難しいところを易しく、議論が分かれている部分はそれも解説し、大日本帝国憲法や他国の憲法にも触れつつ、いろいろな側面から説明してくださっています。

    憲法の意味についてはわかっているつもりであっても、結構曖昧にとらえていたり、重要な部分を理解していなかったところが多く、改めて勉強になりました。

    池上さんは、「ちゃんと理解しないで、間違った批判をする」ことを強く懸念されているのだなって感じました。今の日本はそのオンパレードで、議論があまりにも混乱していると思います。

  • 憲法のほぼ全文を網羅。といっても、法学的な解釈論ではなく、条文を巡っての社会的背景の説明やエピソードなどが中心。憲法が身近に感じられて面白いかもしれない。

    学生の時にガッツリ勉強してたけど、また芦部憲法読んでみようかな。。。

  • 池上氏の本の割には凡庸。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:323.14||I
    資料ID:95170020

  • 現行の日本国憲法は立憲主義に基づいている。立憲主義とは国民が権力者に憲法を押し付けること。弱い国民が時の権力者に「憲法を守れ」と命令すること。なぜ安倍政権が憲法改正を進めようとしているのか。集団的自衛権に関する従来の憲法解釈を閣議決定で変更した安倍政権。憲法九条の解釈。本書は現行の日本国憲法をわかりやすく解説している。

  • アメリカにいてニュースを聴いたりアメリカの歴史書を読んでいる「Constitution」という言葉に多く触れる。
    特に今年は大統領選挙の年でもあり、特にその関連のディベート、報道では顕著だ。
    大統領は連邦最高裁判所の判事を指名する権限を持ち、判事に任期がないこともあり、大統領を選ぶにあたり、この権限の重要性を訴えるケースも多い。
    (日本では考えられないこと)
    アメリカの「Constitution」は連邦国家の最低限の定めを記したものなので極めてシンプル。
    故に、州レベルで定める法律が「Constitution」に沿ったものなのか法的解釈の争いが絶えないし、その意味で連邦最高裁判所の人選に政治家は過剰に反応する。
    アメリカは多民族国家なので個々人の価値観もまちまち。却って憲法に忠実にならないと、社会が成り立たない、という事情もあるのかもしれない。

    アメリカの事情を知ると共に、この本を読んで、自分が日本国憲法のことを余りにも知らなかったこと、学生時代の勉強の題材程度としか認識してこなかったことに気恥ずかしい思いを抱いた。

    改めて憲法全文を読んでみると、意外な気付きもあったりする。
    法律の条文は無味乾燥なものと思いがちだが、憲法は、国の在るべき姿を定めたものであり、文章に精神が宿っているともいえる。
    憲法はもっと身近な存在であるべきなのだろう。
    立憲主義を掲げる法治国家としても。

    以下引用~
    ・一般の法律の多くが国民が守るべき内容を定めているのに対して、憲法は「その国の権力者が守るべきもの」なのです。・・・・ どんな権力も、憲法の規定に従って統治しなければなりません。この原理を「立憲主義」といっています。

    ・最高裁判所裁判官の定年は70歳です。ちなみに、アメリカの連邦最高裁判所の判事に定例はありません。

  • そもそも憲法は国民が守るべきものでは無い、というところからして、知らない事をたくさん教えてもらえた。

  • 日頃意識していない憲法、法律がとても分かりやすく説明されていた。なるほど、と思うところも多かったがきっと忘れていくんだろうな…
    もっと昔に読んでいたら、学生時代の学びとか変わったかもなってくらいに意識が変わる1冊だと感じた。
    読んだことない人にはぜひ読んでほしい!

  • 憲法のことを学び直したくて手に取りました。

    改めて「なるほど」と思う部分もいくつか。
    日本国憲法、大切にしていきたいです。

  • 実家からもらってくる。中学の時に憲法の前文を暗記するという課題があったことを懐かしく思い出す。

    ・憲法の改正規定である96条を改正することのリスク
    ・草案の段階での9条は自衛権すらを放棄するものであり、芦田修正がはいったことによって、自衛権は保持しているという現在の解釈が可能になったということ。
    を学んだ。

    巻末の北朝鮮、中国、米国の憲法の解説も面白かった。米国の憲法は奴隷制や人種差別の遺産を引きずっていることを知った。

  • 今の憲法の根本を知ることは、改正論議の礎となるべきことと考えます。改憲を党是とする政党が衆参両院で与党第一党となっている今、日本国憲法を知ることはとても重要です。
    そのためにオススメできる一冊。

  • 20160718


    何冊目かの池上彰解説。

    日本国憲法の全文を44年の人生で初めて読んだかも。

    この夏の参院選で衆参共に改憲勢力が2/3を超え、いよいよ憲法改正が現実味を帯びてきた。

    現在の近隣諸国との緊張感から、本当に改正が必要なのか、まずは今の日本国憲法をしっかりと理解しなければ自分自身で正しい判断ができないと思う。

    池上解説じやなければ、なかなか全文は読めないだろう。

    前文は大変素晴らしいもので、この部分は改正するべきではなく、未来永劫守っていくべき。
    9条については、国民と自衛隊員の命を守ることを最優先にした、部分改正をするべきと思う。

    権力の強くなりすぎた安倍政権の暴走と思い上がりは止めなければならないと、あらためて感じた。

    基本的に本は溜め込まずに売るほうさだが、この本は長い間本棚に置いておこうと思う。

  • 池上さんの手にかかるとさすがである。
    とても分かりやすかった。
    難しいものだと思っていたが、私たち国民に直接関係のあるものだから、身近な内容で書かれている本書は誰でも簡単に読めるだろう。
    ただ、その解釈となると話は別である。
    本書は、タイトルにもあるように日本国憲法の超訳であり、解説ではない。
    つまり、分かりにくい原文を著者が訳しているという内容である。
    超訳であるから、そこには著者の主観も含まれているがそれでも憲法を知るために有意義な一冊である。

  • なんか心に引っかかるところがあったので、それだけでもよかった。これ読んでから憲法談義を聞くと理解が進んだ。

  • 憲法記念日なので読んでみた。

    憲法の成り立ちなど、背景情報も池上節で語られわかりやすい。

    中国や北朝鮮、アメリカの憲法も紹介されていて、勉強になった。

    憲法を守らせるために国民は普段の努力が必要なわけですな。

  • 憲法の骨子と構造を知る入門書として最適。
    池上さんの皮肉も随所に効いている。

  • 立憲主義の考え方。
    集団的自衛権。これは、法律で制定されるわけだが、これが違憲かどうかは、行為統治論で判断出来ないだろう。集団的自衛権の閣議決定を読む限り、真っ当な考えだと思うけどね。
    中国、北朝鮮の憲法は面白い。憲法の規定を守るには国民の不断の努力が必要ってことですな。

  • 勉強になりましたー。
    基礎の「キ」はわかりました。
    もちろん、本質を知るにはもっと深く勉強しなければならないのでしょうが。
    「憲法」は、国民が権力者に規制をかけるものだというのが
    目から鱗でした。
    初めて知りました(恥)

    高校教科書の定番で、
    『「である」ことと「する」こと』という教材がありますが、
    あそこに書かれていることが実感としてわかりました。
    これを機に、もう少し世間について勉強したいと思います。

  • ニュース解説でお馴染みの池上彰氏による日本国憲法全文を解説した一冊。

    日本国憲法全文を氏ならではの超訳解説や条文にまつわるエピソードが紹介されています。
    また日本だけでなく、北朝鮮、中国、アメリカの憲法を通じて違いも解説されており、非常に勉強になりました。
    集団的自衛権や憲法解釈や改正と話題になった事柄や国会、内閣、司法の三権や基本的人権など学生時代に学習したことについても条文と共に解説されており、理解が深まりました。
    ただ、巻末に全文が掲載されているのですが、そこに超訳も載っていれば理解が深まると感じたと共に残念に感じました。

    法治国家である日本にてすべての法律の根幹ともなる日本国憲法について理解することで政治や国際情勢について新たな視点ができ、関心が深まると感じた一冊でした。

  • 良書。
    流石、池上彰さん、わかりやすい、ポイントをついている。
    今まで、憲法の理解が足りなかった。政府に騙されていた気がする。

  • めちゃくちゃわかりやすかった。
    知らなかったこともよくわかった。

  • 今の日本や国際情勢などをテレビで視聴者に分かりやすく解説されています著者が、同じように分かりやすく丁寧に日本国憲法について解説してくださっています。日本国憲法とはどういったものなのかについての歴史的な背景や今の議論についても触れられています。読んで良かったと感じたのは、日本国憲法を第一章から全て丁寧に、読者と一緒に読み解いていくスタイルで、憲法について一通り知ることが出来ると思います。またその構成についても俯瞰的にみることができます。そして著者ならでは「わかりやすい」。日本人なら知っておくべき憲法ですが、それを一通り負担なく勉強できると思います。

  • 教師たるもの、いや日本国民たるもの、憲法を知らねば、、
    そんな風に選んだ本。
    読みやすくはあったが、自分とあまり関係ない国会の法律などは、難しく感じた。
    憲法9条や、安倍さんが変えようとしている96条のことは分かった。
    もう一度読んでみたい本。

  • 今最も話題となっている憲法9条。木を見て森を見ずではないが、憲法の全容や作成された経緯、諸外国の憲法や国連憲章も考慮しながら考えていくべき問題だと感じている。

    安保反対で説明を不十分だからという理由を声高に叫ばれる方々自分が勉強不足だと言っているようなものではないのか。もちろん内容に関して不鮮明な部分もあるが。
    具体的にどの部分が説明不足か教えていただきたい。

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知っていれば、武器になる! 日本人必読。《努力しないと「自由」を失う》《働けるのに働かないのは違憲》《「戦争放棄」論争の元は11文字》……池上版「全文・超訳」は明解で面白い。一生役立つ「憲法の基礎知識」

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