人間の愚かさについて (新潮新書)

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著者 : 曽野綾子
  • 新潮社 (2015年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106149

人間の愚かさについて (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 金を出せば助けられたと思うのは甘い。野垂れ死にの最期は敗北を意味しない。人間が大成するには日陰の部分が要る。事故で犠牲になった人たちの遺体操作で莫大な人出とお金をかけることは反対。オリンピックでなく男達の姿が嫌い。人前で泣くような男をオリンピックに出すな。避難民には弁当屋の配達を待たずに自炊させれば良い。普通に動ける人まで弁当が配られるのを待つ醜態な光景を許すべきではない。人が列を作るような店のものを自分も並んで食べる姿勢に決してなるな。それは人と安易な同調、人と同じにならなければ不安になるひ弱な精神の表れとして忌避すべき。など過激な思想哲学もあるが世界を巡り豊富な経験が裏付け。
    自身うなづけたのが、最近の人はよく「元気をもらった」などと言うが、こんな奇妙な日本語の表現はない。元気はもらうものではなく、自分でかきたてるもの。災害と違い登山者に遭難はしなければ遭難しないのにそんなところに行くから、他人にも社会にも迷惑をかける。

  • やっぱり痴呆症になるのは避けたいよね。早く薬ができないかなぁ。

  • 正論過ぎて反感か買うだろうな。

  • 新聞の書評か広告を見て図書館に予約したと思うが、思ったほど面白くなかった。「なるほど」と感心することが多々あるかと期待したのだが。
    スポーツが好きでない者が観戦のことを馬鹿げた行為のように批判する話には合意できない。多くがどうでも良い話(健康関係など)で、読み終えた今、何も記憶に残っていない。
    ただ、僕は産経新聞のエッセイ「透明な歳月の光」を毎回読んでいて、南アで「民族の異なるものは居住地を分けた方がお互いのためによい」という主旨が社会問題になっていたことが気に掛かっていた。上記エッセイではいくらたっても批判への対応が話題に上がってこなかったので。
    本書の最後でこの件を扱っている。「民族で居住地を分ける」という意見の根拠を示す等で反論する形では無く、「たかが小説家という自由に意見してよいはずの者のいち意見に謝罪を求める、というのはお門違いだろ!」という主旨。正論ではあるものの、ちょっと拍子抜けした。

  • この世で人が生きることの本質をとらえなおし、世の風潮のおかしさを鋭く指摘している。外国では被災地の被害者や難民に送った援助が必要としている人々に届かず、途中で搾取されている現実や、ルワンダの民族対立から起こる虐殺やなどの詳しく知らなかった事実は参考になるし、元気をもらった」という表現の奇妙さを指摘し、元気は仕方なく自分でかきたてるものという主張にも感じるものはある。

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人間の愚かさについて (新潮新書)の作品紹介

物事には、すべて善悪両面がある。日々の出来事や時事的な話題の中に、この世で人が生きること、死ぬことの本質をとらえ直し、世間の風潮のおかしさを鋭く突く。見聞と経験に裏打ちされた人生哲学。

人間の愚かさについて (新潮新書)はこんな本です

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