呆けたカントに「理性」はあるか (新潮新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106200

感想・レビュー・書評

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  • 認知症患者に耳を傾けるべきということを言いたいのはわかるし、もちろんそうあるべきだと思う。しかし内容が雑すぎる。カントやデカルトやヒャームを持ち出しては都合のいい解釈をしており、第6章などは全くタイトルと関係ない。では認知症高齢者が胃瘻以外の治療行為を拒否した場合も筆者は同様に主張するのだろうかと疑問に思った。

著者プロフィール

1935年生まれ。東京大学医学部卒。77年ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東京大学名誉教授。医学博士。79年から長野県佐久市の「認知症老人・寝たきり老人」の宅診に関わるようになる。その後国立環境研究所所長を経て、現在は東京都立松沢病院と桜新町アーバンクリニック非常勤医。著書に『人間の往生』『終末期医療』『痴呆の哲学─ぼけるのが怖い人のために』『「痴呆老人」は何を見ているか』『病から詩がうまれる─看取り医がみた幸せと悲哀』『環境世界と自己の系譜』『いのちをもてなす』など多数。

「2014年 『講座スピリチュアル学 第2巻 スピリチュアリティと医療・健康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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