- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106316
作品紹介・あらすじ
前代未聞の闘いが始まった――。敗戦から四ケ月、「敗者」が裁かれる戦犯法廷で、法律家は何を求め、何に敗れたか。〞隠された〞BC級戦犯文書と元被告の貴重な証言から、献身の物語を描く戦後史秘話。
感想・レビュー・書評
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ふむ
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太平洋戦争のA級戦犯については対象が大戦における最高指導部で、当然首相を始めとする内閣メンバー中心のため人々によく知られている。多くの書物や映画化されたこともあり戦犯を知る人は多いだろう。その罪は「平和に対する罪」が対象となる。一方B級、C級になるとそれぞれ戦争犯罪と人道に対する罪が対象である。最近ではロシアのウクライナ侵攻でブチャの無惨に殺害された市民の映像が報道で流れていたのは記憶に新しい。戦争には兵士以外を殺害してはならない明確なルールが存在する。その際兵士と一般市民を見分けるために、兵士は戦闘服を着用するのがルールだ。戦争自体にあまり日常的に触れる事がない人は、この戦時のルールを知らないからピンとこない。例えば捕虜の扱いも暴力や食事を与えないと言った不当な扱いをしてはならないのがルールだ。これらは第一次世界大戦以降に見られた、大量殺戮兵器の登場が影響して整備されてきたものだが戦時国際法と呼ばれる。(書きかけ)
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戦争裁判のうち、BC級戦犯の裁判が
横浜で行われていたとは・・・
そして過酷な条件の下、被告を救おうと奔走した弁護士が
こんなにいたとは・・・
知らなかったことが、まだまだこんなにある。
これからの歴史散策の参考にしたくて、
品切れの本を古書店から購入。
それゆえ、★5! -
戦争なんて決していいもんじゃない。だから戦争に加担した人間が戦争裁判で裁かれるのはある意味当然ではあるものの、ここに出てくる横浜裁判は、明らかに戦争に勝った側の都合しかない。
だからこそ、正しく振り返る必要がある、はず。