戦略がすべて (新潮新書)

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著者 : 瀧本哲史
  • 新潮社 (2015年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106484

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戦略がすべて (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • ベンチャー企業が非連続に変化して成長するときの全長として、優秀な人材が次々と転職して参画するという現象がみられる

    一見良い兆しに見えても実は衰退している企業の全長としては大量採用が行われ、学歴、社歴、職歴などのレジュメの見た目だけはよいが、個々人をみると個人の成果がハッキリしないという人材がかき集められるケースである

    まず、どの土俵なら勝てるかを見極め、勝てる土俵を選ぶ
    楽勝できることを徹底的にやる
    どの領域が勝てそうか見極めたら、次に資源をどう投入するかを決める

    場を作る 物理的な設備の効果だけでなく、ネットワークとしての効果も大きい

    資金援助を切実に必要としている人に対して、直接投資することが「カネ」の最も効率的な使い方

    才能と努力を成果に結びつけるには戦略が必要だ

    多くの組織で基本とされている合議制は、決してベストの結果を生むものではない

    イノベーションは少数意見から生まれる

    ハイリスクハイリターン型の投資に一定の予算を割り当てない限り、その企業が先細りになることは避けられない

    現代においては、書籍などで学ぶ知識だけでなく、教養としての人的ネットワークの重要性が増している

    自分の仮説と逆の考え方や事実を探し、それがどの程度信頼できるかという、反証的な視点で検証していく

    インターネットによる情報爆発は、世界をつなげるという理想と裏腹に、自分の狭い認識をお互いに再確認しあうとう真逆の社会を生むことにもなっている

    教養に一つの昨日は、アラン・ブルームの言葉を借りれば「他の考え方が成り立ちうることを知ること」にある

    多くのイノベーションは、他の異なる考え方を組み合わせることによって生まれる。そうなるとイノベーションを起こすための隠れた武器庫は、自分のしらない思考様式、学問体系、先端的な知識にならざるを得ないのだ

    何が教養か。極端に言えば、それは自分と異なる思想すべてを指す

    ローレンスJピータ教授 組織労働の法則 ある職階のなかで、成績の良い者が上位の職階に上がり、成績が悪いものはその職階にとどまる

    地方議員の位置づけ 単に地元の議会のメンバーというよりも、身近な代理人、市民向けロビイストといったほうが実は大きな可能性を秘めている

    日本という国は、初期に成功を収めても、戦略がないために最終的に失敗してしまう。だからこそ、日本人の組織は、意思決定のまずさを現場の頑張りでなんとか解決しようとする

  • 戦略は軍事用語。意思決定は上から「戦略(ストラテジー)」「作戦(オペレーション)」「戦術(タクティクス)」の三段階。我々が日々の業務、目の前の仕事に打ち込むことは典型的な戦術レベルの話。戦略を考えるとは、今までの仕事を全く違うレベルで評価し、各人の強みを分析し、今までと全く違う努力の仕方をすることだ。「教養」とは何か。それは「自分と異なる思想」、普段自分が手に取らない本を読むこと。普段自分が会わないような場所に行くこと(例えば外国)。異なる種族の文化を理解すること。文化人類学のアプローチに近い。

  • イノベーションとは、革新ではなく「新結合」。戦略を考えるということは、今までの競争を全く違う視点で評価し、各人の強み弱みを分析して、他人とは全く違う努力の仕方やチップの張り方をすること。日本人の組織は、意思決定の不味さを現場の頑張りで何とか解決しようとする。戦術の失敗は戦略で補うことは可能だが、戦略の失敗は戦術で補うことはできない。だから優秀な現場が無能な経営陣をカバーしようとして現場が疲弊する。まさに前の会社がそうだった。

  • 戦略と戦術の違いについての入門書的な本。もうちょっと掘り下げた内容を期待してしまいました。

  • 「ビジネス書大賞受賞」ということで読んでみた。
    内容は、24の様々なケースに対する筆者の仮説と戦略が述べられている。
    感想を一言で済ませると、「タイトル負けしてるな」という印象だった。
    自分が20代前半だからか、勉強になる内容は少なく、あまり驚きも無かった。大賞を受賞しているということは、中年のビジネスマンにはウケるないようなのかもしれない。

  • 【2015年28冊目】
    各章ごとの具体的ケースを眺めた後に最終章のまとめを読むと「戦略」とは何かがよく分かります。
    企業にいると戦略の重要性はよく分かっているが、実際に戦略の絵を描ける人材はそうはいないことも知っている。

    自分がコモディティ化しないための仕事術を考えないとなーと思いました!

  • これからの社会を生き残っていくのに、どのような戦略が重要かという著書の得意分野。
    プラットフォーム側になれば、つまりはAKBを運営する側になれば、リスクも分散されて、仕事も調整しやすくなる。元締めが儲かるのだ。
    これまでの著者の作品がどれも質の良い物だけに期待が高く、今回の作品は新書のためか質量ともにやや物足りなかった。

  • 24つの時事ネタからその背景やカラクリを戦略的に思考してみる本。給与の差は所属企業が社員に与える資源量で決まるというのは、なるほどと思った。

  • パワーフレーズ
    「楽勝でできることを、徹底的にやる」
    著者の戦略に対する並々ならぬ思い入れと自信が伝わる一冊である。少し難しい表現や、政治、教育論は難解だったり、読みづらい箇所もあるが、一貫して考えることの重要性について深いレベルでまとめられていた。

  • それぞれの章は独立しているが根幹は色々と考えて生きろということで、どれも興味深く面白かった。
    そのまま素直に受け入れがたい内容もいくつかあったが、これも教養「自分とは異なる思想」として受け入れることとした。
    たとえば、勘を磨くなら麻雀をしろ。同じ部活の人は同じようなキャリアを歩んでいる。統計データはないし、著者が強く推しているわけでもないので、まあそういう考え方もあるかという程度で受け入れた。
    一方で教育、特に大学入試の仕組み・方法を変えることで高校、中学の教育方法も変わるという流れは容易に受け入れることができた。
    自分の強み・弱みを分析して、他の人とは違う努力の仕方や勝負どころを決めていかないとどんどんコモディティ化してしまうので気をつけたいと思う。

  • 週刊誌の連載をまとめたもの。
    あとがきで記載のある通り、戦略思考を鍛える上でのケーススタディイー一覧といった感じ。
    作者が語る通り、仕組みを理解し、強み弱みを理解したうえで勝てるように行動するための戦略的思考は実践の場でしか身につかないものだろう。
    実践以外の訓練として、時事問題に対して考察することは普段やってみると楽しい。今回の書に記載されている作者の切り口は自分の普段の考察よりも鋭く確かに参考になる。

    ただ、本として読むよりもリアルタイムで週刊誌として読み、自分の考察へのフィードバックとして扱ったほうが訓練としても良いだろうと思う。

  • ・ケーススタディは意思決定の疑似トレーニング=戦略的思考の訓練
    ・論理的かつ体系的な思考力、視点の多様性、文章を中心とするコミュニケーション能力を学校では期待されている

  • 今が過渡期であるという認識はある。
    ただ何をすればいいのかわからない。

    色々なことが高次元で同質化している。
    どうせ同じなら損をしたくない。

    損をしたくないからなるべく動かない
    動かないと新しいものは生まれないという
    地獄のスパイラルに入っている。

    社会も人もそれでは面白くないではないかと。バカを見ない術を少し見せるからやって見てくれよと。

    それは
    世の中にはあらゆるローカルルールが存在する。それをいち早く察して四の五の言わず勝てる投資をし続けてなるべく早く回収する。

    その為に戦略をもつことが大事である。

  • 非常に勉強になる一冊。

    一般的な戦略の考え方が書かれているのではなく、「戦略とは何か」「どのような考え方を持てばいいか」など、考え方について書かれている。

    しばらくしてから、再度読み直したい。

  • 自分がなんらかの価値を提供して,周りに人を集める。彼らが協力と競争を通じて,お互いに学習,成長し,その成果が自分のところに少なからず戻ってくるようにすれば,そのとき,個人がプラットフォームになったことになる。

  • 高い報酬を得るなら「資本=儲かる仕組み」に参画
    不確実な状況で効率よく解を見つけ、他のメンバーと差別化して組織目標に貢献

  • 読みたいと思っていた本が やっと読めた。
    日本は 戦略がないと言う指摘は 正しいと思う。
    様々な切り口で 戦略を 提示する。
    現場的で 実践的な思考で 繰り広げていく。
    高校時代の部活が その後の生き方に 影響するというのは、
    確かかもしれない。ラクビー部と言う存在は違った何かを与える。
    苦しい時に チカラを発揮するということを常に要求された。
    くたくたな時こそ 奮い立たせなければならないのだ。

    資本主義という仕組みの中で どのようなポジションをとることで、
    自分が活かせるかということを 戦略的な思考で組み立てる。
    公正であっても 公平ではない。
    勝つものと負けるものが存在する社会である。
    プラットフォームをつくることが 利益を確保しやすい。
    結局は 仕組みづくりと言える。

    革新(イノベーション)なきプロジェクトは、勝てない。
    勝てる土俵が 作れないからである。
    アナロジーをつくる。未来のあるべき姿をつくることが、
    現状をドラスティックに変える。

    異能をみつけ、異能を受け入れることで、イノベーションは起こる。
    少なくとも、変化を生み出すための組織つくり。
    そのような戦略的な思考が 必要な時期なのだ。

  • ケーススタディ集としては良いのでは。ただあんまりすぐに活用できるようなものはなし

  • ゴールを正しく設定した上でベストを取るかベターでもいいとするのか。

  • プラットフォームを作ればリスク軽減と持続可能性の向上が期待できる。例はAKB48(多人数によるリスク低減)
    プラットフォームビジネスは人モノ金をネットワーク化することでそのネットワークの流量が増えるに従いそのハブであるプラットフォーム事業が利益をあげる(p.29)例:鉄道
    個人もプラットフォーム。自分が何らかの価値を提供して周りに人を集める。彼らが協力して競争を通じてお互いに学習、成長しその成果が自分の所に戻ってくるようなことをすれば個人がプラットフォームになったということ(p.34)
    より高い収入を望むなら、自らが資本=儲ける仕組みの形成に加わりリスク、リターンをシェアすることで大きな分前を得ることが出来る(p54)
    人の出入りこそが企業の業績の先行指標として非常に有益(p.79)
    元〇〇の個人の活躍が目立つようになってきたらその出身母体の企業は既にピークアウトしている(p.81)例:ソニー
    不確実性の厳しい未来では自分の労働をコモディティ化させないことが重要になる(p.87)
    自分が属する業界のことを知り尽くしかつ新しい仕組みについてアイデアを持てば起業は成功する確率が高い(p.89)
    年長の役職者を取り込んでその人を立てつつも実質は自分たちが主導しているくらいの技を身につける(p.91)
    資本主義は少数意見が既存の多数意見を打ち破り新しい多数意見に変わっていくプロセスで最も大きな価値が生じる(p.108)
    トップマネジメントは広範で多様な知識や能力を持つジェネラリストでなければならない(p.114)
    北海道は地域差が日本の縮図に近く、北海道で起きた事象は日本でこれから起こることの前触れと見れる(p.123)
    コーチャンフォー(北海道で展開している書店、文具、雑貨、外食、CDショップをまとめた業態)(p.126)
    主張が極端であればあるほどごく一部の人間を深くはまらせる構造になっているネット社会(p.140)
    誤報が増えたのではなく、インターネットで反論する場があるので誤報が明るみに出やすくなった(p.143)
    PV獲得合戦になり見出しで釣る行為が新聞にも広がる。読者が自衛するしか無い(p.147)
    自衛手段=逆を取る。自分の仮設と逆の考え方や事実を探し、それがどの程度信頼できるかという反証的な視点で確認していく(p.148)
    デジタル時代の資料の残し方 ワンチャートワンメッセージの原則に従って1つのシートに結論と根拠をまとめそれをモジュール的に構成することで可変性や再利用性を高める(p.155)
    自分の心地の良い情報、人間関係を再確認する情報環境が蛸壺化を引き起こしている(p.162)
    教養とは他の考え方が成り立ちうることを知ること。蛸壺化防止のために教養が必要(p.163)
    教養とは自分と異なる思想全て(p.165)
    2020年には東京都区部ですら人口減少、2020年以降は高齢化問題も深刻に(p.215)
    地方創生は全ての自治体を生き残らせるのではなく、自治体同士の競争を促し住民の移動という足による投票によって強い自治体への統合を目指したほうが良い(p.219)
    実力主義には昇進ルールだけではなく降格ルールも必要。無能な人ばかりが各ポストに配置されてしまう(p.235)
    スキルは理論を学んだだけでは身につかない。多くの問題を解いたり実戦の場に出たりしてその成否を検証するプロセスを何度も経験することが重要(p.250)

  • 『企業で働く人は、まず、「自分がいる会社を時代の変化に即して変えていくこと」に努力すべきだと思う。

    「会社ではなく、市場に評価される人材を目指せ」といった考えも方も最近多いようだが、そもそも、企業自身が市場から評価されようと懸命に努力しているのだ。

    ならば、「市場からの評価」というリスクは会社にとらせ、自分は社内という狭い世界で評価されることを目指し、イニシアチブをとって会社の変化を主導する。そのほうが、一般の労働市場に打って出ていくよりも、個人にとってのリスクははるかに小さいはずだ。』

    頭を使わないといけないなぁ〜、と思った。

  • 戦略についてというよりも、労働市場における考え方について記述した一冊。

    「経営者側の視点」というのは必要だと思うし、そういうのを知りたい人にとっては悪くないかと。

  • 物事を始めるときに、ただ単純に一から始めるべきではなく、まず目標を見定めて、そこに行くのに何をすればいいのかを考えようという主張には同意できます。
    最初の項のakbの成功の分析などは納得できますね。
    各テーマごとに概論が示されていますが、もう少し突っ込んだ分析があればもっと良かったかもです。

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