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戦略がすべて (新潮新書)

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著者 : 瀧本哲史
  • 新潮社 (2015年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106484

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戦略がすべて (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • パワーフレーズ
    「楽勝でできることを、徹底的にやる」
    著者の戦略に対する並々ならぬ思い入れと自信が伝わる一冊である。少し難しい表現や、政治、教育論は難解だったり、読みづらい箇所もあるが、一貫して考えることの重要性について深いレベルでまとめられていた。

  • それぞれの章は独立しているが根幹は色々と考えて生きろということで、どれも興味深く面白かった。
    そのまま素直に受け入れがたい内容もいくつかあったが、これも教養「自分とは異なる思想」として受け入れることとした。
    たとえば、勘を磨くなら麻雀をしろ。同じ部活の人は同じようなキャリアを歩んでいる。統計データはないし、著者が強く推しているわけでもないので、まあそういう考え方もあるかという程度で受け入れた。
    一方で教育、特に大学入試の仕組み・方法を変えることで高校、中学の教育方法も変わるという流れは容易に受け入れることができた。
    自分の強み・弱みを分析して、他の人とは違う努力の仕方や勝負どころを決めていかないとどんどんコモディティ化してしまうので気をつけたいと思う。

  • 週刊誌の連載をまとめたもの。
    あとがきで記載のある通り、戦略思考を鍛える上でのケーススタディイー一覧といった感じ。
    作者が語る通り、仕組みを理解し、強み弱みを理解したうえで勝てるように行動するための戦略的思考は実践の場でしか身につかないものだろう。
    実践以外の訓練として、時事問題に対して考察することは普段やってみると楽しい。今回の書に記載されている作者の切り口は自分の普段の考察よりも鋭く確かに参考になる。

    ただ、本として読むよりもリアルタイムで週刊誌として読み、自分の考察へのフィードバックとして扱ったほうが訓練としても良いだろうと思う。

  • ・ケーススタディは意思決定の疑似トレーニング=戦略的思考の訓練
    ・論理的かつ体系的な思考力、視点の多様性、文章を中心とするコミュニケーション能力を学校では期待されている

  • 今が過渡期であるという認識はある。
    ただ何をすればいいのかわからない。

    色々なことが高次元で同質化している。
    どうせ同じなら損をしたくない。

    損をしたくないからなるべく動かない
    動かないと新しいものは生まれないという
    地獄のスパイラルに入っている。

    社会も人もそれでは面白くないではないかと。バカを見ない術を少し見せるからやって見てくれよと。

    それは
    世の中にはあらゆるローカルルールが存在する。それをいち早く察して四の五の言わず勝てる投資をし続けてなるべく早く回収する。

    その為に戦略をもつことが大事である。

  • 非常に勉強になる一冊。

    一般的な戦略の考え方が書かれているのではなく、「戦略とは何か」「どのような考え方を持てばいいか」など、考え方について書かれている。

    しばらくしてから、再度読み直したい。

  • 自分がなんらかの価値を提供して,周りに人を集める。彼らが協力と競争を通じて,お互いに学習,成長し,その成果が自分のところに少なからず戻ってくるようにすれば,そのとき,個人がプラットフォームになったことになる。

  • 読みたいと思っていた本が やっと読めた。
    日本は 戦略がないと言う指摘は 正しいと思う。
    様々な切り口で 戦略を 提示する。
    現場的で 実践的な思考で 繰り広げていく。
    高校時代の部活が その後の生き方に 影響するというのは、
    確かかもしれない。ラクビー部と言う存在は違った何かを与える。
    苦しい時に チカラを発揮するということを常に要求された。
    くたくたな時こそ 奮い立たせなければならないのだ。

    資本主義という仕組みの中で どのようなポジションをとることで、
    自分が活かせるかということを 戦略的な思考で組み立てる。
    公正であっても 公平ではない。
    勝つものと負けるものが存在する社会である。
    プラットフォームをつくることが 利益を確保しやすい。
    結局は 仕組みづくりと言える。

    革新(イノベーション)なきプロジェクトは、勝てない。
    勝てる土俵が 作れないからである。
    アナロジーをつくる。未来のあるべき姿をつくることが、
    現状をドラスティックに変える。

    異能をみつけ、異能を受け入れることで、イノベーションは起こる。
    少なくとも、変化を生み出すための組織つくり。
    そのような戦略的な思考が 必要な時期なのだ。

  • 戦略は軍事用語。意思決定は上から「戦略(ストラテジー)」「作戦(オペレーション)」「戦術(タクティクス)」の三段階。我々が日々の業務、目の前の仕事に打ち込むことは典型的な戦術レベルの話。戦略を考えるとは、今までの仕事を全く違うレベルで評価し、各人の強みを分析し、今までと全く違う努力の仕方をすることだ。「教養」とは何か。それは「自分と異なる思想」、普段自分が手に取らない本を読むこと。普段自分が会わないような場所に行くこと(例えば外国)。異なる種族の文化を理解すること。文化人類学のアプローチに近い。

  • 『企業で働く人は、まず、「自分がいる会社を時代の変化に即して変えていくこと」に努力すべきだと思う。

    「会社ではなく、市場に評価される人材を目指せ」といった考えも方も最近多いようだが、そもそも、企業自身が市場から評価されようと懸命に努力しているのだ。

    ならば、「市場からの評価」というリスクは会社にとらせ、自分は社内という狭い世界で評価されることを目指し、イニシアチブをとって会社の変化を主導する。そのほうが、一般の労働市場に打って出ていくよりも、個人にとってのリスクははるかに小さいはずだ。』

    頭を使わないといけないなぁ〜、と思った。

  • 戦略についてというよりも、労働市場における考え方について記述した一冊。

    「経営者側の視点」というのは必要だと思うし、そういうのを知りたい人にとっては悪くないかと。

  • 物事を始めるときに、ただ単純に一から始めるべきではなく、まず目標を見定めて、そこに行くのに何をすればいいのかを考えようという主張には同意できます。
    最初の項のakbの成功の分析などは納得できますね。
    各テーマごとに概論が示されていますが、もう少し突っ込んだ分析があればもっと良かったかもです。

  • レベルが高い

  • 著者もあとがきで書いているが、「この本は時事評論の形を借りた『戦略的思考』を磨くためのケースである」。雑誌連載でもあるので一つ一つの話題は独立している。時事を扱っているので「君に友だちはいらない」よりも日本の話題が多い気がした。海外については海外の本を読んだ本は詳しいと思うので、この本はこれでいいと思う。時事に関する茶者の切り口や比較のための過去のケースは以前の本と重複する部分もあるが、短い期間でたくさん出すとなると、それは仕方がないのだろう。

  • 2016年の5冊目は、元マッキンゼーでエンジェル投資家の瀧本哲史氏の「戦略がすべて」。

    ビジネスモデルや働き方、政治や教育に関して、そもそもの原理や構造という視点で読み解き、解説してくれています。この本に書いてあることは最低限理解しておかないと、気づかないうちに「搾取される側」になってしまいます。

    この本を読んでおくと、なぜ頑張っても給料が上がらないのか、なぜ勉強しているのに結果が出ないのか、その理由が分かります。

    才能や努力以上に重要なのは、構造や原理、仕組みを理解し、戦略をたてること。それがなければ、成果は絶対に出ない。無駄な努力で人生の貴重な時間を無駄にしないためにも、読んでおいた方がいい一冊だと思います。

    ちょっと多いですが、気になったポイントをいくつかシェアしておきます。

    たいていの学習可能なスキルは高報酬につながらない

    結局のところ、スキルの高低と言うよりも、もともと社員に与えられている資源量で給与差がついている

    より高い報酬を望むのであれば、取るべきは自らが「資本=儲ける仕組み」の形成に関わり、リスク・リターンをシェアすることで、大きな分け前を得られるようにする方法である。

    「社内」というマーケットに評価されておく

    イノベーションに対する投資、つまりベンチャーキャピタル型のハイリスク・ハイリターン型の投資に一定の予算を割り当てない限り、その企業が先細りになる事は避けられない。

    教養として知識を学ぶことと同様の努力をもって、多様な人的ネットワークを構築することが「個人」の教養を深める方法として有益と言う結論になる。

    北海道で起きた事象は、日本でこれから起こる事の前触れと見ることができる。

    淘汰される企業は、社会に必要とされているものを、必要とされているコストで提供できていない企業であるから、社会的資源を無駄にしているのであり、これを保護するのは社会的に有害である

    戦略を考えると言うのは、今までの競争を全く違う視点で評価し、各人の強み・弱みを分析して、他の人とは全く違う努力の仕方やチップの貼り方をすることなのだ。




    ネットにおける発信者は、閲覧数を増やすことを基準に執筆をするので、より炎上しやすい、極端で質の低い情報発信を行うインセンティブを持つようになる

    近頃の若者に苦言を呈する人たちは、自分の頭の古さや、あるいはダメな若者しか集まってこない自分のネットワークに危機感を持つべきだ

  • 「戦略がすべて」という「すべて」という言葉に引っ掛かりを覚えたとおり、結果的に何を言いたかったのかが今一つわからなかったなぁ。

  • イノベーションとは、革新ではなく「新結合」。戦略を考えるということは、今までの競争を全く違う視点で評価し、各人の強み弱みを分析して、他人とは全く違う努力の仕方やチップの張り方をすること。日本人の組織は、意思決定の不味さを現場の頑張りで何とか解決しようとする。戦術の失敗は戦略で補うことは可能だが、戦略の失敗は戦術で補うことはできない。だから優秀な現場が無能な経営陣をカバーしようとして現場が疲弊する。まさに前の会社がそうだった。

  • <目次>
    第1章  ヒットコンテンツには「仕掛け」がある
    第2章  労働市場でバカは「評価」されない
    第3章  「革新」なきプロジェクトは報われない
    第4章  情報に潜む「企み」を見抜け
    第5章  人間の「価値」は教育で決まる
    第6章  政治は社会を動かす「ゲーム」だ
    第7章  「戦略」を持てない日本人のために

    <内容>
    『日経プレミアムPLUS』および『新潮45』連載の記事を再構成したもの。こうした若き俊英の指摘は面白いし、身に浸みる内容である。ことに教育分野の分析は刺激的だった。部活の体験が、その者の生き方を決めている、っていう指摘は面白かったし、合点がいった。世の中は、何かしらの刺激から動いているが、意図しているものは少ない。一部の賢者が動かしている時もある。それに気づき、「戦略」を持って対応することで、時に乗り遅れることなく生きて行ったり、投資に成功したり、人生の勝者になることができる…って感じか。

  • 今月の2冊目。今年の9冊目。

    瀧本氏の新刊でしたが、読んでいなかったので、最近購入。前の著作も買ったりしていて、それなりに期待していたのですが読んでいて、「あれ?」と思ってしまいました。というのも各章ごとに戦略について紹介されているのですが、ざっくりしすぎているし、またその戦略について深く切り込んでいない。トピックは多岐にわたりましたが、結局浅く広くをさらに浅く広くした感じです。まあ、各戦略の概要を紹介して、後は読者でがんばろうって感じです。

  • 瀧本さんが話題になってましたので、読んでみました。
    政治のページは個人的に不要でしたが、それはさておき…
    戦略の仕組みはしっかりと理解しておかないといけないと感じました。今の自分にどれが必要なのか考えながら読んでました。
    P35 自分はどのようなブランド…
    P91 若い世代の人たちは…
    P120 同じような人から…
    この辺が一番残っています。いろんなことを妄想しながら読んでたら、面白そうなことをいくつか思いついたのでよかったです。

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