個人を幸福にしない日本の組織 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106569

作品紹介・あらすじ

職場、人事、大学入試、PTA……報われないのはワケがある。強い同調圧力や過剰なコンプライアンスでストレスは増すばかり。〈組織はバラバラなくらいがよい〉〈厳選された人材は伸びない〉……個人を尊重し、成果をあげる仕組みに変革する画期的提言。

感想・レビュー・書評

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  • 会社やPTAの話もおもしろいけど、地方分権が強者の論理で個人のためにならないという話は初耳で新鮮だった。
    この本を読んだら政治に対する考え方も変わる。
    入試に抽選を取り入れよという主張もなるほどと納得した。

  • 組織に不満があるものは読んでほしい。
    家族、会社、町内会、PTA、地方、国、様々な組織が存在するが、日本の組織の悪しき考えが書かれている。
    私も、会社という組織に属するものとして、日頃思うことがあった。
    確かに日本の組織は、個々の権限を取り上げ、責任感のない者たちの権限に管理され、どこか不明瞭な状態がまん延してる。
    では組織を改善するには、どのようにすればよいか?
    気になる方はみてほしい。


  • メルカリ売却

  • このような考えを持つ人がもっと増えれば良いのに。

  • 東2法経図・6F開架:361.6A/O81k//K

  • 組織論の話かと思ったら、筆者のエッセイという感じ。

    可もなく不可もなく。

  • 個人の視点から組織論を研究してきた著者による、ド正論のダメな組織論。
    第1章では企業のなんちゃってチームワーク、第2章では年功序列、第3章では管理過剰と不祥事、第4章では公募制の失敗。第5章では公平性過剰で競争過剰な大学組織、第6章ではミクロで救われない地方自治、第7章では古い組織PTAや町内会、について論じる。
    「本当にそう思う!なんで誰も言わないんだろう…」と思っていたことをバッサリ切っていてとても気持ちいい。
    「大学入試に一部抽選制を」など過激と言いかねない提案も中にはあったが、よくよく読んでみると根拠も示してわかりやすく説明されてるので、少し「なるほど~」と思ってしまう。

  • 社会

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著者プロフィール

同志社大学政策学部教授

「2022年 『何もしないほうが得な日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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