日本語通 (新潮新書)

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著者 : 山口謠司
  • 新潮社 (2016年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106606

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日本語通 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • ■なぜ太平洋は「太」で大西洋は「大」か。
    ・江戸末期から明治時代にかけて作られた言葉
    ・Pacific Ocean(太平洋)のPace(パーチェ:ラテン語)はPeace(平和)の語源
    ・Pacific Ocean=太平(泰平)の洋(海)を意味する
    ・マゼランが世界一周に成功した際,太平洋をMare Pacificumと呼んだ
    ・Mareはラテン語の「海」でPacificumはラテン語の「太平・泰平」
    ・幕末「太平洋」或いは「泰平洋」「太平海」と書かれていた
    ・明治6年文部省編「地理初歩」に「太平洋」と記載されたことにより定着(大西洋も同)
    ・江戸時代までは「伊豆沖」「江戸沖」「宮城沖」などそれぞれの地域の「沖」と呼ばれた
    ■日本に漢字が伝わり漢字を学び始めたのは,およそ500年頃と考えられている。
    ■漢字の数は異体字を含めて延べ数で言えば10万字を超す。
    ・小学校で習う漢字は1,006字
    ・日常生活に必要な感じの数は常用漢字2,136字
    ・漢和辞典には訳一万字が掲載
    ・論語に使われる感じの異なり字時は1,500字
    ・科挙の必須科目であった五経で使われる漢字の異なり字数は4,500字
    ■「国字」とは日本で作られた字
    ・「峠」「榊」「辻」「凧」「畑」「哘」(さそう)など
    ・国字の数は126字(伴直方の国字考),明治以降に増えたものを入れると1,500字
    ・独自の漢字を作るのは日本だけではなく朝鮮半島やベトナムなどでも行われた
    ■「田」は中国では水田ではなく「畑」を表す。
    ■「鮭」は中国では「調理された魚菜」「フグ」「鮭」の三つの意味で使用される
    ■古代日本人が使っていた仮名に「万葉仮名」があり,これは「ひらがな」や「カタカナ」が生まれる前の仮名。
    ■キラキラネーム
    ・女:姫星(きてぃ),七音(どれみ),金星(まあず),美姫(みっふぃー),桃色(ぴんく),揚蝶(あげは)
    ・男:光宙(ぴかちゅう),大熊猫(ぱんだ),雷音(らいおん),本気(まじ),熱寿(ひいと),幸生大(しいた)
    ■万葉の時代,藤原不比等(ふじわら(の)ふひと)は「プディパラ(の)プピチョ」と発音された。
    ・「母」は「パパ」と呼ばれる
    ■蝶々は「てふてふ」
    ・平安時代に前期に使われ始めるひらがなやカタカナには濁音を表す「゛」の記号はなかったし,促音を表す小さな「ぃ」「ぅ」「っ」のような字はなかった
    ・「ちょうちょう」は「てふてふ」と書くしかなかった
    ■森鴎外は「ヴィ」と書けなかった。
    ・当時「う」に「゛」を打つ記号はなかった
    ・昭和29年国土審議会で外来語の「va vi vu ve vo」は「バビブベボ」と書くということが決まった
    ・現在のように「ヴァ ヴィ ヴ ヴェ ヴォ」を使うことができるようになったのは平成3年2月7日に国語審議会が答申した「外来語の表記」で同年6月28日に内閣告示に号が公布されて以降のこと
    ■日本は「ニホン」か「ニッポン」か。
    ・漢字で「日本」と書かれた初出は「旧唐書」で「日本国は倭国の別種なり。其の国,日辺に在るを以て故に日本を以て名と為す」と記される
    ・「日本」の発音は当時の中国語では「日」はNiet(ニェット),「本」はPuen(プァン)で二つ合わせて「ニェットプァン」
    ・当時の日本語には喉の奥から息を出して発音する「h」はないため「ニホン」という発音ではなかったことは明らか
    ・日本語では「P」の音がなくなりハ行は「ファ フィ フゥ フェ フォ」と発音されていたため「ニフォン」と呼ばれていた
    ・唐時代の発音「ニェットプァン」から,中国語経由のラテン語で「ジッポン」,日本では「ニフォン」へと変化
    ■「ツ」「つ」はいずれも漢字の「川」が元になって作られた。
    ・「川」は呉音でも... 続きを読む

  • 日本語が、中国から感じを取り込み、かなを作り出し、欧米の国と交流するために次のステップに進む。
    変化するのが言語だけど、日本語はちょっと早すぎないか?

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日本語通 (新潮新書)の作品紹介

藤原不比等が“プディパラのプピチョ”? なぜ、太平洋は「太」で、大西洋は「大」なのか? 遣唐使やザビエルの通訳は誰? 「ら抜き言葉」の文豪とは? ……思わず人に伝えたくなるウンチクから、スリリングで奥深い日本語の世界に誘う。

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