- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106637
感想・レビュー・書評
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今年のベストセラーと言うことなので、読んでみた。実はこの作家さん、「タックスヘイブン」と言う小説をかなり前に読んでいる。今ほど、「タックスヘイブン」と言う言葉が浸透していない時代で、随分斬新な内容で印象の強い作品だった。なので、かなり期待して読んでみたけど、最終的には「だから、何?」に行き着く。遺伝学や心理学など、かなり専門的なことも多く、一般常識として考えられていることを覆す内容だから、「残酷すぎる真実」と言うサブタイトルがついているのだろうけど、私としては、そんなにびっくりするほどの内容でもなく…現実はこうだから、こうしよう、みたいな提案があっても良かったのでは。あとは小説が衝撃的だった分、期待が大きすぎたのかも…
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遺伝の話などセンセーショナルで興味を惹きつける内容ではあるが信憑性に欠ける。
こういう説もあるなと話半分で読むにはちょうど良いが真に受けるのはやめた方が良い。
相関係数が0.5だから氏が半分、育ちが半分、、という話があったが相関係数ってそういうものではないと思う。
都合が良いデータだけを集めて、それらを飛躍して作文した内容にしか受け取れなかった。
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安静時心拍数の話がとても興味深かった。
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なかなか攻めた内容が書かれていた。
リスクをとっているからこその、興味深いデータに基づいた内容が載っていた。
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・ロンブローゾ部分陽性。施設に収容するほどではないが、一般市民に比べて犯罪をおかす危険性が有意に高い層だ。本人にもそのステータスは知らされることはないが、警察はLP-Pと評価された者のデータベースを保有しており、犯罪捜査にあたっては容疑者としてまずこのデータベースが参照される。
・政府は、遺伝的な問題や乳幼児期の家庭環境に対処するため、「子どもを産むにはまず免許を取得しなければならない」という法律をつくかもしれない。自動車は社会にとって有益だが、同時に危険でもあるので、車の運転には免許の取得が義務づけられている。それと同様に、新しいメンバーは社会にとって必要だが、同時に市民社会に対する脅威にもなりかねないのだから、「親の免許制」の発想が出てくるのは当然なのだ。 -
「そうでもなかった」としか言いようがない。
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音楽の才能は8割、運動は5割、性格は5割、障害と依存は5割遺伝する。
それ以外は、家の教育ではなく外で触れた環境。
どんなに親が熱心でも、影響はない。
あまり神経質にしてもしょうがないと思った。
持つべきものは、生まれた時に与えているのだから。 -
要約できない、散漫な本。
科学的事実の積み重ねではない。羅列。
筋道がない。
したがって読むのが苦痛。
主張もはっきりしない。
読了50分 -
9章くらいまで頑張って読んだけど新鮮さがなく飽きた。
このくらいの内容ならYouTubeの要約動画とかで良い気がする。
遺伝での傾向の結果に著者の思想によるリベラル批判が無理やり展開されていて辟易した。