フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

  • 147人登録
  • 3.50評価
    • (7)
    • (8)
    • (13)
    • (2)
    • (2)
  • 17レビュー
著者 : 髙崎順子
  • 新潮社 (2016年10月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106897

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 16/11/1読了。

    はじめの方しか読んでないんだけど。

    第1章だけの感想。

    日本の男はダメだと。

    なぜ女はダメではないのか。

    言いたいことはいっぱいあるけど、
    こいつのためにそのエネルギーを使うことが
    もったいない。

    あー、くだらない。

    以上

  • フランスの幼児に対する取り組みをまとめた好著だ.冒頭に出てくる無痛分娩の話は膝を打つものだ.父親に14日間の出産休暇を出すという発想も素晴らしいが,無痛分娩は母親を精神面でサポートすることを前提に取られている手段だというのも素晴らしい.p58の麻酔医のコメントはぜひ日本の医療関係者や出産予備軍の女性に読んでほしい.3歳からは国が子供の面倒をみるシステムである保育学校.保護者に負担を掛けない考え方.2014年度,3歳から6歳児の教育政策に使われた公的資金は,日本円で1兆9千億円.0~3歳児の保育政策にもほぼ同じ予算が分配されている.等々,バラ色の評価が目白押しだが,教育格差は日本以上に深刻そうだ.面白い視点の著書だった.

  • この話は、フランスではの話であって、そのまま取り入れるのは難しい…などと言っている場合ではない。おそらく日本の出生率低下&人口減少は相当に深刻である。可能な限りあらゆる手を打たないと変わらないでしょう。フランスでは3歳から保育学校があり、内容は当然小学校とは違いますし義務教育ではありませんが、全員が入ることを前提とした制度とのこと。これが日本でもできればかなり違うと思います。
    一番参考になったことは、男性が父親としてきちんと子供と向き合い育児をするように教育すること。両親そろっている場合でも、ほとんどの家庭で、親としての筆頭はまず母親。父親は常に二番手か、母親の代打ですよね。母親を介しての関係になりがちなそのポジション、意識を変えること。フランスはそこに手を打ったとのこと。出生率向上に直接寄与しないかもしれませんが、物理的にも精神的にも、親としての負担が母親側に偏ることを改善することは重要なのではないかと思います。イクメンとか言ってちやほやしている日本がいかに低次元か、改めて認識させられてしまいました。
    この本はフランスの例を紹介しているというだけで、良し悪しは評価できないので、星なし。

  • ちゃんと対策はあるけど、日本では子どもを持つことの経済的な負担が解消しにくいから同じようなことはまず無理だろうと。

  • タイトルに惹かれて読了。
    「男の産休」や保育学校等制度の違いはもちろん、哲学や国民性の違いも感じた。フランスの保育を親目線からだけでなく、制度設計等からもよく調査されたなと思った。

    残念だったのは、経済的困難を抱える層や、シングルマザー等社会的弱者に陥りやすい層への対策に、フランスがどう向き合っているかの言及がなかったこと。
    少子化の背景には、格差や貧困の広がり等、親(予定者も)自身の生活の不安定さがあると思う。こうした社会問題への解がないと、「フランスはどう少子化を克服したか」のイシューに答えられないと思う。

  • フランスの社会保障の実情を知ることができた。
    そもそも日本とは考え方が違うから、その政策をそのまま日本に持ってきても定着しないだろう。
    ただ、女性が働きやすい状態には何が必要かは考えられるから、それをどう日本に応用するかだと思う。

  • ■フランスでは0~2歳児関連の政策は「家族・子供・女性の権利省」,3歳以上の児童関連の政策は国家教育省が担当する。
    ・0~2歳までは「保育」であるが3歳からは「教育」の対象
    ■3歳から5歳までの3年間は教育の重要なファーストステップであり,そこで身につけるものとして国家教育省は5分野を掲げる。
    ①あらゆる場面での言葉を使わせる
    ②体を動かして意思を表現し,理解する
    ③芸術を通して意思を表現し,理解する
    ④自分でものを考えるための基本技術を身につける
    ⑤世界を知る

  • パリに1年半、20年前になりますが、住んで居ました。文句を言ってナンボの国民気質、日本人とは違いました。質素な教員環境は知りませんでした。隣の家の嫁さん、旦那と駆け落ちが結構多かったかと。
    現職の幼稚園、保育園の経営者にはヒントが有りかと感じます。

  • 日本と同じで出生率が下がり少子化に向かっていたフランスがV字回復し出生率が2.0を超えた、という事実がずっと気になっていて、日本との違いを知りたくて読んでみた。

    フランス在住の日本人で子育てを実際に経験している方の取材記録。国を挙げて出産・育児に予算をかけ、性別役割分担が日本と同じように固定されて出産や育児の負担がのしかかっていた母親の負担を減らし、本気で少子化対策をしたら出生率が上がった、というとても当たり前のことが書いてあった。日本はなぜこういう好事例が目の前に転がっているのに早急に対策を打たないのか、ほんと疑問。

  • 70年代後半から90年代にかけて、深刻な少子化に襲われていたとニュースで聞いたことがあったフランス。(底は93年の出生率が1.66だったとのことで、今の日本よりは遥かにマシか)そのフランスが今では出生率2.0以上となり、危機を脱しているという。その秘密をに実際にフランスで子供を育てたという筆者が分析する。父親への3日の産休と11日の育児休暇。企業がそして社会保険で国が給与を負担する仕組みが、それぞれ戦後直ぐ、そして2002年に導入されたとのこと。そして3歳から希望者が全員入れる保育学校。痛みを伴わない出産方法の普及。男に父親であることを意識させる育児教育が大切であることを強調する。いずれも説得力があることなのだが、私としてはフランスで正式な結婚から生まれる子どもの比率が極めて低下しているという、また白人系の比率の低下動向、それらの事実との関係をどう説明するかが全く触れられていないことが、綺麗ごとに過ぎるように感じ、やや不完全燃焼だったことは否めない。

  • 日本はいつでも欧米から30年は後れを取っている。フランスの育メンが始まったのは2000年代になってから。あと15年したら、日本も変わっているかもしれないよ。
    でも「他者との違いを認めない」文化だけは、何かしないと無くならない。そしてこれがある限り日本の教育は良くならない。

  • この手の本を読んでいつも思うことは、日本(政治家・官僚・男性等々)は、何故こういった事実や情報や歴史が歴然と転がっているのに、何故一向に学んだり取り入れたりしないのだろうかということだ。
    既得権益や目先のことに捕らわれて、根本的解決を図ろうとしないこの国には絶望的な気になってしまうが、この思想や指摘を今こそ真摯に取り入れるべきなのではあるが・・・。

  • あまりの彼我の差にうちひしがれ、途中から進まなくなった。つらすぎた。何がつらいって、制度でも設備でもない、「周りの意識」が違いすぎる!!! 妊娠・出産・育児が「女への罰ゲーム」でしかない日本と、難事業に取り組む女性が尊重され、優しくいたわられるフランス…そら日本は少子化にもなるわ、と思った。
    もちろん、フランスもバラ色ではない。妻が妊娠すると、「メスを守るオスモード」(失笑)になってガルガル「してしまうんですよー」と悪びれなく・恥ずかしげもなく語る男など(有史以来、男がいつ・どこで女を守ったというのか。小一時間問いつめたい!!!)、どうしようもないクズもまた、多い。それでもクズにはクズと言い、言った女性側がよってたかってフルボッコされるようなことがないだけ、あちらの地獄はこちらの地獄に比べれば、まだマシだ。

    2016/11/11〜11/12読了

  • ここまでやらなければ少子化は阻止出来ないということがよくわかる本である。
    何よりもフランスの子どもに対する国家支出の手厚さである。日本の倍は出してないとここまでは出来ない。
    なぜ日本がこのフランスに学ぼうとしないのかが不思議でならない。
    ただ本書は前半は読みやすいが、後半は詳細に立ち入り過ぎて理解しにくい。日本との対比を心がけたほうが良かったかもしれない。

    2016年11月読了。

  • SNSを通じて知り合ったフランス在住のライター高崎順子さんが、ご自身の経験と、きめ細かい調査でまとめられたレポート。フランスが少子化問題に対してどのような対策を行ってきたか、今どのような問題が残っているか、とてもわかりやすく書かれている。特に興味深かったのは第1章。父親を父親にするための国をあげてのシステムというのは、とてもユニークで本質をついていると思う。

全17件中 1 - 17件を表示

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)の作品紹介

ズレてない? 日本の政策――。親に期待しない、3歳からは学校に、出産は無痛で――手厚い支援策の根幹を貫く、5つの新発想を徹底レポート。これからの育児と少子化問題を考えるための必読書。

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)はこんな本です

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)のKindle版

ツイートする