フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

  • 157人登録
  • 3.54評価
    • (8)
    • (9)
    • (14)
    • (2)
    • (2)
  • 18レビュー
著者 : 髙崎順子
  • 新潮社 (2016年10月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106897

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • フランスで行われている少子化対策を、実際に現地で子育てしながら仕事をされている著者がレポートしています。
    日本の少子化対策とは比べものにならないほど、少子化に効果がありそうな施策がいろいろとあります。

    特徴的なのは3歳から全入の保育学校(小学校の前段階となる教育機関)に無償で入学でき、月・火・木・金は午前と午後、水曜は午前、子どもを預かってもらえる(というか教育してもらえる)という点です。

    少子化対策に関心のある方は必読と思います。

  • 16/11/1読了。

    はじめの方しか読んでないんだけど。

    第1章だけの感想。

    日本の男はダメだと。

    なぜ女はダメではないのか。

    言いたいことはいっぱいあるけど、
    こいつのためにそのエネルギーを使うことが
    もったいない。

    あー、くだらない。

    以上

  • フランスの幼児に対する取り組みをまとめた好著だ.冒頭に出てくる無痛分娩の話は膝を打つものだ.父親に14日間の出産休暇を出すという発想も素晴らしいが,無痛分娩は母親を精神面でサポートすることを前提に取られている手段だというのも素晴らしい.p58の麻酔医のコメントはぜひ日本の医療関係者や出産予備軍の女性に読んでほしい.3歳からは国が子供の面倒をみるシステムである保育学校.保護者に負担を掛けない考え方.2014年度,3歳から6歳児の教育政策に使われた公的資金は,日本円で1兆9千億円.0~3歳児の保育政策にもほぼ同じ予算が分配されている.等々,バラ色の評価が目白押しだが,教育格差は日本以上に深刻そうだ.面白い視点の著書だった.

  • この話は、フランスではの話であって、そのまま取り入れるのは難しい…などと言っている場合ではない。おそらく日本の出生率低下&人口減少は相当に深刻である。可能な限りあらゆる手を打たないと変わらないでしょう。フランスでは3歳から保育学校があり、内容は当然小学校とは違いますし義務教育ではありませんが、全員が入ることを前提とした制度とのこと。これが日本でもできればかなり違うと思います。
    一番参考になったことは、男性が父親としてきちんと子供と向き合い育児をするように教育すること。両親そろっている場合でも、ほとんどの家庭で、親としての筆頭はまず母親。父親は常に二番手か、母親の代打ですよね。母親を介しての関係になりがちなそのポジション、意識を変えること。フランスはそこに手を打ったとのこと。出生率向上に直接寄与しないかもしれませんが、物理的にも精神的にも、親としての負担が母親側に偏ることを改善することは重要なのではないかと思います。イクメンとか言ってちやほやしている日本がいかに低次元か、改めて認識させられてしまいました。
    この本はフランスの例を紹介しているというだけで、良し悪しは評価できないので、星なし。

  • ちゃんと対策はあるけど、日本では子どもを持つことの経済的な負担が解消しにくいから同じようなことはまず無理だろうと。

  • タイトルに惹かれて読了。
    「男の産休」や保育学校等制度の違いはもちろん、哲学や国民性の違いも感じた。フランスの保育を親目線からだけでなく、制度設計等からもよく調査されたなと思った。

    残念だったのは、経済的困難を抱える層や、シングルマザー等社会的弱者に陥りやすい層への対策に、フランスがどう向き合っているかの言及がなかったこと。
    少子化の背景には、格差や貧困の広がり等、親(予定者も)自身の生活の不安定さがあると思う。こうした社会問題への解がないと、「フランスはどう少子化を克服したか」のイシューに答えられないと思う。

  • フランスの社会保障の実情を知ることができた。
    そもそも日本とは考え方が違うから、その政策をそのまま日本に持ってきても定着しないだろう。
    ただ、女性が働きやすい状態には何が必要かは考えられるから、それをどう日本に応用するかだと思う。

  • ■フランスでは0~2歳児関連の政策は「家族・子供・女性の権利省」,3歳以上の児童関連の政策は国家教育省が担当する。
    ・0~2歳までは「保育」であるが3歳からは「教育」の対象
    ■3歳から5歳までの3年間は教育の重要なファーストステップであり,そこで身につけるものとして国家教育省は5分野を掲げる。
    ①あらゆる場面での言葉を使わせる
    ②体を動かして意思を表現し,理解する
    ③芸術を通して意思を表現し,理解する
    ④自分でものを考えるための基本技術を身につける
    ⑤世界を知る

  • パリに1年半、20年前になりますが、住んで居ました。文句を言ってナンボの国民気質、日本人とは違いました。質素な教員環境は知りませんでした。隣の家の嫁さん、旦那と駆け落ちが結構多かったかと。
    現職の幼稚園、保育園の経営者にはヒントが有りかと感じます。

  • 日本と同じで出生率が下がり少子化に向かっていたフランスがV字回復し出生率が2.0を超えた、という事実がずっと気になっていて、日本との違いを知りたくて読んでみた。

    フランス在住の日本人で子育てを実際に経験している方の取材記録。国を挙げて出産・育児に予算をかけ、性別役割分担が日本と同じように固定されて出産や育児の負担がのしかかっていた母親の負担を減らし、本気で少子化対策をしたら出生率が上がった、というとても当たり前のことが書いてあった。日本はなぜこういう好事例が目の前に転がっているのに早急に対策を打たないのか、ほんと疑問。

全18件中 1 - 10件を表示

髙崎順子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ベン・ホロウィッ...
佐々木 圭一
恩田 陸
村田 沙耶香
村田 沙耶香
有効な右矢印 無効な右矢印

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)の作品紹介

ズレてない? 日本の政策――。親に期待しない、3歳からは学校に、出産は無痛で――手厚い支援策の根幹を貫く、5つの新発想を徹底レポート。これからの育児と少子化問題を考えるための必読書。

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)はこんな本です

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)のKindle版

ツイートする