なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
2.84
  • (4)
  • (8)
  • (9)
  • (12)
  • (5)
本棚登録 : 180
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107009

作品紹介・あらすじ

生き残りを懸けた、メディアの攻防戦! ネット・スマホ全盛時代に、小分けされ、薄利多売を強いられるコンテンツ。はたして新聞・出版・テレビに逆襲の機会は訪れるのか。時代を摑むための最先端メディア論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 表題となっているアマゾンの話は、むしろどうでも良い。本書の中身は骨太のメディア論を語る良書である。

    第一部「デジタルは活字を殺すのか」
    第二部「スマホはジャーナリズムを殺すのか」
    第三部「ネットはコンテツを殺すのか」

    表題と同じてキャッチーな名前をつけているが、それぞれのパートで時系列を追って、現状が必然であることを論じている。
    1960年からの半世紀に起こった、日本におけるメディアの進化を俯瞰することができる。

  • 1980年代後半に登場したワープロ、90年代のウインドウズ95、そしてインターネットの実用化によるメディア革命...と、なかなか興味深い内容なのだが、肝心のお題=『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか?』に対する答えがほとんど書かれていない。アマゾンが世界で展開する物流戦略や、今後のビジネスモデルの分析・予測などを期待していた読者には肩透かしとも思える内容で、もしかするとタイトルの付け間違いなのか、または意図的にストレートな回答を避けて読者の想像力に委ねたのかも知れない。副題の『ネット時代のメディア戦争』がタイトルならば充分に説得力があったと思わせる一冊。

  • タイトルと中身が合っていない!!

  • 他の方も指摘しているようにタイトルと内容が合っていませんが、これからのメディアの動きを考える上では重要な歴史が多く書かれていました。
    出版に限らず、テレビやネットも含めた幅広い内容が良かったです。

  • 東2法経図・6F開架:361.45A/Ta59n//K

  • 2006/2/1

  • ほぼ既出の話だったけど可能性の部分が各所に書かれていた。丹羽一彦(1998)の「メディア-人間-メディア」の説明、しっくりきた。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00249754

  • 2017年刊。著者は恵泉女学園大学人間社会学部教授のフリージャーナリスト。

     タイトルと内容は九分九厘関係ない。

     本書は、いわゆる出版・報道業界、中でも新聞とTVが、インターネットの黎明から確立、拡充に伴い、如何に翻弄され、自らの立ち位置を模索してきたか。それを解説する書だ、

     かように手垢のついたテーマは内容もそれなり。日本経済新聞社のオンライン新聞「創刊」の過程と、ニコニコ動画におけるユーザーアップのコメントとの同時視聴の特異性が目を引くくらい。

     この内容で書籍化をGOしたプロデューサーは誰なんですか?。

  • タイトルと内容が一体でなく、重要なのは副題。

    あまり、新書らしくないと感じた。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

昭和21 年、長野市に生まれ。
長野高校、早稲田大学を卒業後、信越放送(SBC)に入社。報道部記者を経て、ラジオを中心にディレクターやプロデューサーを務める。平成10 年に「つれづれ遊学舎」を設立して独立、現在はラジオパーソナリティー、フリーキャスターとして活躍。
主な出演番組は、「武田徹のつれづれ散歩道」「武田徹の『言葉はちから』」(いずれもSBC ラジオ)、「武田徹のラジオ熟年倶楽部」(FM ぜんこうじ)など。

「2022年 『武田徹つれづれ一徹人生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

武田徹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×