- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106107146
感想・レビュー・書評
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かなり独自の価値観が反映された文章で、大企業の社長でありながら高級食材や高級な外食店にこだわることなく、レトルトや出来合いのもののレベルの高さや日常的な食事の良さも多く描かれており、抵抗なく読み進めることができると思う。ただし本当に、個人の色に関する趣向を書いた本と言う感じなので、専門的な知識や理論を学ぶと言うよりは、完全にエンタメとして捉えたほうがよさそう。
ただこういった視点だからこそ、普段色に関する理論や栄養学に触れていては見失いがちな、なぜ健康を乱す必要があるのかとか本当に素晴らしい食生活とはどのようなものかということについてまた違った視点から再認識させられるきっかけにもなるかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者が外食メインではなく自宅で食べたいもの、をメインに語った食のエッセイ集。
自宅いいよねな感じは好き。 -
偏愛を語るエッセイは楽しい。自分とは好みや主義が違っていても、美味しいものを食べたい!という欲には共感しかない。
成毛さんもなかなかのこだわりっぷり。まねをしたいから、家メシの参考になりそうな店で外食すると聞いて、そういう考え方もあるのかと目からうろこ。私は「せっかく外食するなら家で作れないものが食べたい」派なので。
通販で手に入るものにも多く言及されているので、ついつい調味料やお店を調べてしまう。サラダのレシピがとても美味しそうだったので、ホワイトバルサミコに興味津々。
著者への反論としては、日本酒はおいしいし白米は炊きたてがおいしい。絶対。 -
著者らしい独断と偏見の料理本。
いいんじゃないでしょうか。好みは分かれると思いますが。
お腹すいている時には読まない方が良いでしょう。
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この本は一見、成毛さんの"食に対する思いを綴った本"にみえる。ある図書館での分類は"食"のコーナーにありました。(笑)
実のところ成毛さんが他実用書で述べられている事を彼の食に関する考え方で体現した実例集の本であろう。
成毛さんは"美味しい店の味"を自宅でより自分の好みの味としてバージョンアップするプロセスを愛してる。
帰宅してから自分で味を再現しようとすると、味わい方も変わってくる。いろいろな味を丁寧により細心に味を感じようとする(インプット)。自宅で全て自分好みで再現(アウトプット)する。"美味しい店"より美味しい味を楽しむのだ。
細かな事まで気づくので、疑問があれば調べまくっているのだろう。様々な彼の食にまつわる考え方が述べられてる。この方は、ゲーム世界にいたなら細部までしゃぶりつくす方になっているに違いないと思ってしまう。
成毛さんは、かつて日本マイクロソフトの社長だった方で、現在は書評サイト「HONZ」の代表を務めている。
この本は、成毛さんの行動を通し彼の考え方を学びたい方にはピッタリの本であろう。それ故に、食のウンチクを知りすぎている方には物足りなかったり、あるいはただ食の趣味が合わない方もいると思う。本の評価はわかれるに違いない。
ちなみに本に紹介された"牛めし弁当"と"イベリコ豚重
"を早速美味しく頂きました。成毛さんの好みの味がわかった気になりました。 -
マイクロソフト元社長の美食に関しての見解。
うまいものは必ずしも高いわけではないという筆者の意見に沿って、筆者なりのうまいものを紹介してくれる。
外食する際にはどうすれば自宅で再現できるのかを考えながら食べるという筆者らしく、自宅での美食の食べ方やおすすめの調味料も紹介してくれる。
いくつかは本当に美味しそうでうちでも試してみたくなりました。