フェイクニュースの見分け方 (新潮新書)

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著者 : 烏賀陽弘道
  • 新潮社 (2017年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107214

フェイクニュースの見分け方 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • ・タイトルは「フェイクニュースの見分け方」だが、どちらかといえば既存マスメディアのニュースの信用度をはかる話ばかりで、フェイクニュースの話題は出てこない。これは「ニュースリテラシーの身につけ方」である
     ・ここに書いてること全部守りつつ、完全に嘘っぱちなフェイクニュース作られれば対処は難しそう

    ・ニュースリテラシーに関する本としては誠実だし良い感じだが、看板には偽りがある

    ・お、6章で発信者の話題になった。ここからはいよいよフェイクニュース特有の話題になるか?
     ・…が、結局、マスメディア上などで発言する人の信用性の話題にシフトしていった…うーん

  • メディアリテラシー。
    長く現場記者をされていた経験から、ファクトの重視を主張。
    なるほどだな。
    なんとなく読んでいると、何気に誘導されて行くのを防ぐ、いくつかのポイントを実例を挙げて論じてくれる。
    こう言う読み方だけが常に必要というわけではないだろうが、重要な観点であることに間違いはない。

  • フェイクニュースと聞いて、完全なデマのようなものを想像していましたが違いました。例えば、あえて本当のことに触れないこと、主語を隠すこと、ステレオタイプにはめることなど。事実にはそう簡単にはたどり着けない、それがこの本の教訓だと思います。

    「ファクトに基づいているのか」という著者の最後の言は、それを検証するのが困難を極めると分かるからこそ重く響きます。ただ、だからといって鵜呑みや思考停止だけはいけないということは肝に銘じました。一般人でも簡単に始められる「検証」を、著者が提示してくれています。

  • 請求記号 070.14/U 55

  • ★SIST読書マラソン2017推薦図書★

    【所在・貸出状況を見る】
    http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11700442

  • 借りたもの。
    「フェイクニュース」を“見分ける”ノウハウを伝授する。
    ◆証拠となる事実の提示がない「オピニオン」(意見)は全部捨ててかまわない
    ◆「主語が不明」ということは「根拠が不明」ということ
    ◆ステレオタイプに沿ったストーリーは要警戒

    書き手の独断的な価値判断が言葉の端々に織り込まれ、印象操作が蔓延している現代の「報道」に対し、受け手が気をつけねばならないことを指摘。
    記者でもないのに取材をすることはできないし、個人の力で裏付けするのはどうしても至難の業。
    だからこそ、引用元、出典などが不明のものは切り捨てるべきなのだろう。

    私が読んでいて思ったことは、著者は報道に携わる現場でこうした印象操作を避ける努力が成されなくなっていることを懸念しているのではないか、ということ。
    既存のメディアの“よかったところ”を著者は今一度見直すべきであると強調しているように感じた。

    話題になった本――既存の著書における偏向した事例を紹介し、その問題点を指摘している点で具体性があってわかりやすい。

    小保方晴子『あの日』( http://booklog.jp/item/1/4062200120 )に関して、結局STAP細胞の存在の証明を書いてないことを指摘してくれたのは「ほんとそれな」と思う。STAP細胞の有無がわからない、書かれていない。関係ない自身の追いつめられ方に重点を置いていて、あれでは結局、STAP細胞は存在しないとしか思えない……

    あと、妄想性障害による陰謀論――ちょっとした事実に大量の妄想が盛られている――点に着目している点が興味深かった。

    この本に書かれていることを、他の本で補完するものはいくつかあった。
    安田浩一『ネット私刑(リンチ)』( http://booklog.jp/item/1/4594072925 )にも通じるものがある。真偽も定かでないもの――つまりはデマ――に、義憤や面白半分で、無関係な人間が巻き込まれる炎上もまた、ベースにこうしたものがある。
    東日本大震災で、海外メディアが日本の美徳として、被災地で略奪が無かった(少なかった?)ことを取り上げるニュース……しかし、佐々涼子『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』( http://booklog.jp/item/1/4152094605 )にあるように、コンビニや自動販売機などは略奪にあっているなど。

    ブロンズィーノ《愛のアレゴリー》( http://www.salvastyle.com/menu_mannierism/bronzino_amore.html )にあるように「時が真実を暴く」――検証する時間を経て書かれた書物――の方が、ネットの速報性よりもはるかに信憑性があることは、変わらないのかも知れない。

  • ニュース記事のどこに注目すべきかという点を解説している。聞いたことがある話もあれば、新鮮で勉強になった話もある。が、伝えたいことを説明するのにこの文章量が必要だったのかは疑問。前半は、著者が意図せずとも政権を養護したり個人のバッシング(そういう意味ではないという説明の記載があっても)に受け取られやすい印象。後半の方が、より面白い文章に感じられた。5W1Hと誰が何を根拠にした発言かということには今まで以上に注意してニュースに向き合いたいと思いました。

  • 僕を含め一般の人は、報道されるニュースについて、違和感を持ったとしても、深く調べようとはしません。『そんな出来事があったんだー』くらいにしか思わないので、フェイクニュースをそうだとは思わずに、報道通りに受け取ってしまいます。
    だからこそ報道陣には公平性や正確性を求めます。信じられる情報をしてくれないと、『このニュースは怪しい。自分で調べなくてはならない』となれば、もう報道の意味が無くなるし、二度手間です。
    その意味で、前読した『統計数字を疑う』もそうですが、統計の定義と実体が離れていては無意味です。平均貯蓄額が一般感覚とズレているのと同じで、これって結局鵜呑みにはできなくて、参考になりません。

    で、信頼できるニュースとは一体何なのかというのを紹介しているのが本書ですが、総じてその通りだと思いますし、大事なことだとは思いますけど、逆に言えば、ニュースに対してここまで敏感に反応しながら見るなり聞くなりしないといけない、ってのは大変な作業だなぁと……。
    本書には無かったのですが、『お金の動き』と『利益を受ける人物』を考えると事実が見えてくる、という考え方があって、これは鋭い指摘だと思います。企業にしても個人にしても、基本的には利益になる行動しか取りませんから(自分が不利になることはしない)、その点に注目してニュースを見るのも、著者の言う『真実に近付く』ことになると思います。
    僕の評価はA-にします。

  • 比較的冷静で公平で読みやすい内容でした。

  • 一見もっともらしいニュースや論評には、フェイク(虚偽の情報)が大量に含まれている。新聞、ネットなどあらゆるフィールドの第一線で記者として活躍してきた著者が、正しい情報を選別するためのノウハウを伝授する。

    フェイクニュースの見分け方ということでしたが,あらゆることにその考え方を当てはめるといいのではと思った。

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フェイクニュースの見分け方 (新潮新書)の作品紹介

噓つきテレビ、無能な記者、テキトー評論家……。「オピニオンは捨てよ」「主語のない文章は疑え」「ステレオタイプの物語は要警戒」「虚言癖の特徴とは」――ポスト真実時代を生き抜くための正しい情報選別法。

フェイクニュースの見分け方 (新潮新書)はこんな本です

フェイクニュースの見分け方 (新潮新書)のKindle版

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