笑福亭鶴瓶論 (新潮新書)

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著者 : 戸部田誠
  • 新潮社 (2017年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107283

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笑福亭鶴瓶論 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 笑福亭鶴瓶は粉うかたなきお笑い界の大物にもかかわらず、「もっとおもなりたい!」と後輩に嘆き、「日本で一番サインしてるんとちゃうか」と涼しい顔で語り、ファンとの関わりに時間を割く。そう今風に言うなら「神対応」を365日してる芸人。その一方で、今でもテレビカメラの前で局部開陳をやりかねないアナーキーさも持ち合わせる。

    著者はその鶴瓶の生き方を「貪欲に満ち溢れている」と捉え、それを「スケベ」のフレーズに凝縮する。

    本書は京産 落研から6代目笑福亭松鶴への入門、あのアフロヘアーの秘話、ラジオで培われた鶴瓶噺、入試で見初めた人と結婚、東京進出の挫折と復活、齢50を超えてからの古典落語に挑戦…、公私にわたるエピソードを拾い集め、いかに「人との交流にスケベ」であるかを迫った力作。とは言え、本書は鶴瓶自身によるオーラルヒストリーではない。仕事・発言・エピソードを夜空を彩る星と星を結んで星座を作り「アレが鶴瓶座!」と指差し眺めているような掻痒感がつきまとう。

    そう、一体何者で、何を考えているのか。無邪気で好人物、M字頭の着ぐるみをまとい、今日も町に出かけ、誰かと出会い、ハプニングに雀躍する。それを肥やしに日々更新し続ける。鶴瓶は呟く。「世間にわかられてたまるか…というのはありますよ。そう簡単にわかられたら、おもろないやん〜」と、細い目をさらに細くしてほくそ笑むのである。

  •  帯に「スケベで奥深い」との惹句!しかしながら、本書のページを読み進めていくと、『鶴瓶の「スケベ」とは「純情」と言い換えることができる。性的な意味はない。貪欲に目の前の人や物を純粋に愛することなのだ。』と、著者は綴っている。
     週刊誌等のインタビュー、映画「ディアドクター」「母べえ」「おとうと」の撮影秘話、NHK「家族に乾杯」のロケの話…etc. 鶴瓶語録満載だ。
     家族、結婚に至る話は、ウルウル(´;ω;`)ウゥゥ意外と思えるエピソードも必見! 個人の意見でした(笑)

  • 「鶴瓶の家族に乾杯」20年、ほぼ毎回見ているが何故かこころが癒される。アフロヘアーにオーバーオールの鶴瓶がなつかしい。

  • 『縁は努力』なのだ。

    様々な場所に出向き、時間をかけ、人と接すること。単純に機会を増やす。その遠回りに見える泥臭い道こそが、運を引き寄せ、縁をつなぎ、奇跡を呼ぶ近道なのだ。(P242)

  • 学生時代、ぬかるみんでした。予備校の月曜日は朝は仲間で昨夜のラジオの反省、感想タイム。MBSラジオの番組にもスタジオに生出演しました。終わったあと、アフロヘヤーと記念写真、その頃からもお客さんを大切にする、CSの塊でした。尊敬できる芸人です!

  • 底知れぬ鶴瓶師匠の凄さがよくわかる本

  •  引用文献リストがきちんとついているところがすごい。鶴瓶自身の発言や、雑誌の取材などの情報を収集・整理して、1冊の読み物にしてある。タモリとの関係も、「へぇー、そうだったんだ」と感心した。
     じつにいい本でした。

  • 鶴瓶最強説を説くキーワードは"スケベ"という思想。スケベをテーマに人、芸人、家族、縁、哲学を探る。タモリ曰く自閉症ならず「自開症」であるが故に人との繋がりを生み、笑いへと昇華する芸人。誰にも真似できない唯一無二の存在=鶴瓶=最強なのである。‬

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笑福亭鶴瓶論 (新潮新書)の作品紹介

テレビじゃ絶対語らない、スケベで奥深い人生哲学! 生い立ちから結婚、「BIG3」との交遊、「家族に乾杯」秘話まで――。膨大な資料を駆使して、老若男女に愛される「国民的芸人」の運と縁を引き寄せる人生哲学に迫る。

笑福亭鶴瓶論 (新潮新書)はこんな本です

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