料理は女の義務ですか (新潮新書)

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著者 : 阿古真理
  • 新潮社 (2017年10月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107368

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料理は女の義務ですか (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 料理は女の義務ですか。
    料理が好きな男の自分からすると違うと言いたい。
    しかし、家事は女性がするものという意識は依然根強い。
    そこで手に取ったのが本書だ。

    本書では、料理の歴史をたどる(少し冗長なところは否めない)とともに、社会の変化(特に戦後の影響が大きい)を背景に、なにが台所の担い手を苦しめているかが考察し、そこから料理の意味を問い直している。

    料理は労働なのだろうか。
    著者は、家事を経済的価値で測るのは違和感があるという。
    同感だ。
    そもそも料理は貨幣経済以前より存在しているのであり、料理をお金の関係にしていまうとなにか大切なものが失われてしまうのではないかと思う。
    そうしないために、料理=労苦(あるいは苦手)という意識、また料理=女性がするものという意識からの脱却が必要である。そのためには料理と向き合う時間やそれを生み出す社会からのアプローチが欠かせない。

    「日本で性別役割分業による効率化の近代は終わった。家族は再び、それぞれが体を動かし生活を営む共同体になったのである。」(p182)

    本書は、料理への障害となる社会構造、そして料理の意味を考え直す契機を与えてくれる。

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料理は女の義務ですか (新潮新書)の作品紹介

「なぜ私だけ?」と悩む人たちへ――。料理を楽しむため、その歴史や先人の知恵に今こそ学ぼう。「スープの底力」「『一汁一菜』より大切なこと」「料理がつなぐ絆」など、現代の台所事情をレポートする料理論。

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