枕草子(上) 新潮日本古典集成 第11回

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  • 新潮社 (1977年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106203114

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枕草子(上) 新潮日本古典集成 第11回の感想・レビュー・書評

  • 京都在住のため、はしばしに出てくる京都の地名、通りの名前にいちいち感動した。今でも普通に通る場所が古典のなかに出てくるなんて…。

    特に、119段の男性批判の項は、ほんとうにその通り!と膝をうちたくなるくらいに鋭く、こちらがどきっとしてしまった。
    それにしてもこれだけ厳しくいうんだから、色恋に興味なかったわけじゃないみたいだけど、清少納言は男がいけすかなかったんだろうなあ。
    そりゃ、これだけビシバシと言えば、男の方からはキツイ女だと言われて敬遠されそうだ…。
    批判を気にしてないわけじゃないけど、言いたいやつには言わせておけばいいんだ、と自分がおもったことに対して自信持って発言できる清少納言は、わたしの憧れの女性だ(´ω`)  

  • 『枕草子』といえば、新潮日本古典集成版。ほかのも良いのだが、これも名著。現代語訳は付いていないが、比較的すらすら読める『枕草子』。その理由は、傍注にある。本文を解釈する上で、重要な個所を小豆色の文字で現代語訳にして傍注というスタイルで補っているから、現代語訳の欄を別に設けることなく理解を助けているのが特徴。

    底本は、三巻本第一類の陽明文庫本を主にし、第一段から第七十四段までの欠けた部分は、第二類の尊経閣文庫本で補っている。また、底本の誤りは、他の三巻本系統や絵詞、能因本、前田本などを参照して適正な本文を心がけてある。また、半分は読みやすさを優先して、漢字と仮名を按配しているので、底本とは異なる表記となっている。

    さて、校注者である萩谷朴(はぎたに ぼく) 先生には、『枕草子解環』という全5巻からなる大著もあり、それは新潮日本古典集成版『枕草子』の後に記された。なによりも平安文学の碩学である萩谷朴先生の『枕草子』は、原作者清少納言の文章心理を追いながら鑑賞できるように注釈が加えられているところが魅力だ。

    『枕草子』の注釈本や現代語訳は多く出ているが、その中で何度も読み返したくなるほど読んで愉しい本というのは数少ない。数少ない本の一つが萩谷朴先生の『枕草子』であり、読み返すたびに古典の愉しさや面白さを味あわせてもらっている。岩波書店の古典大系や小学館の古典全集の『枕草子』と読み比べてみるのも、いろんな解釈に触れることができて面白い。

  • 平安時代の不思議ちゃん日記。

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