- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106203671
感想・レビュー・書評
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裕福な家の若い娘。ある時、見慣れない男が絹織物を持参して求婚に来たので、結婚することに。夜、若い娘と男は寝室へ。両親は寝室から「いたい、いたい」という娘の声を聞く。両親「初めてはいたいものです」と言って寝てしまう。翌朝、両親が寝室に行ってみると、頭部と指1本を残して、娘は食われていた。男が持って来た絹織物は獣の骨に変わっていた。『日本霊異記』中巻第33
裕福な家の若い娘。木の上で葉を採っていると、蛇がやってくる。娘は驚いて木から落ちる。蛇は娘に巻き付き、犯し始めた。蛇の陰茎が娘の性器にささったまま娘は気絶。娘の両親は薬師を呼ぶ。薬師は猪(いのしし)の毛が入った薬汁を作り、娘の性器から流し込む。蛇の陰茎に猪の毛が刺さり、その痛みで蛇は娘から離れた。蛇は打ち殺された。娘の性器からは蛇の白濁した精液が9リットル出てきた。蛇の精子の1つ1つに猪の毛が刺さって死んでいた。娘は目を覚まし、夢のようだったと言う。3年後、娘はまた蛇に犯されて、死んだ。娘は死ぬ間際「生まれ変わっても一緒ですよ」と言った。▼ある女が男子を生んだ。女は息子が愛しいあまり、息子の男陰をすっていた。3年後、女は病で死んだ。死ぬ間際、息子の男陰をすい「生まれ変わったら一緒になりましょう」と言った。そして隣家の娘として生まれ変わり、前世の息子と夫婦になった。『日本霊異記』中巻第41
景戒きょうかい『日本霊異記りょういき』810
※薬師寺の僧
※平安初期。仏教説話集
熊野参詣の旅をしていた僧・安珍。美男。ある日、大家の家に泊まる。そこの娘・清姫が美男の僧に一目ぼれして執拗に追いかける。逃げる美男の僧。やがて娘は蛇の姿に。美男の僧は寺に逃げ戻り、鐘の中に隠れたが、蛇になった娘は鐘に巻き付き、火を吐いて美男の僧を焼き殺した。『今昔物語集』1130 ※道成寺(和歌山)、歌舞伎
便所掃除の女と長者。女は汚れた便所を清めたその功徳によって、後世幸せになる。欲深く意地悪い長者は地獄に落ちる。3巻21『今昔物語集』1130
※平安後期・院政。仏教説話集。インド・中国・日本。
『宇治拾遺物語』121詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
聊斎志異のような雰囲気あり。
日本最初の(平安時代)仏法小話集。