決定版 三島由紀夫全集〈24〉戯曲(4)

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著者 : 三島由紀夫
  • 新潮社 (2002年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (765ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106425646

決定版 三島由紀夫全集〈24〉戯曲(4)の感想・レビュー・書評

  • より『サド侯爵夫人』。

    全体に、
    相変わらず、史実や現実の事件を背景とする点で仮託的ではあるが、小説よりも真実味が増している。

    良かった点として、
    形式的に、3幕劇で筋と場所が単一で古典的。このように形式を守りながら、内容的には三島らしさが随所に表れている。男性である三島は、女性の描き方が幾分男性的であり、そのことがかえって登場人物間の人間性・会話を盛り上げている。ゴドーのようにサド侯爵が現れないのは、実験的でよい。

    あまり評価できない点として、
    形式的に、三島の構築美が戯曲であれば、小説よりも発揮されると思ったが、伝統的な三幕劇の域を出ない点で、逆に小説の方が複雑な構築美を感じる。
    内容的に、たぶん、日本人より、戯曲の伝統があるフランス人に受ける。バタ臭い。

  • 『朱雀家の滅亡』『美濃子』のみ:朱雀家の舞台をみたので.

    "そこの帳を閉めてくれないか。西日がきつい。"
    滅びるのを待っているのか、すでに滅んでいるのか。
    真に信じているのか、狂気なのか。

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決定版 三島由紀夫全集〈24〉戯曲(4)の作品紹介

貞淑な妻の突然の変貌「サド侯爵夫人」、独裁政権誕生前夜の血の粛清劇「わが友ヒットラー」。代表作9編に創作ノート6編を付す。

決定版 三島由紀夫全集〈24〉戯曲(4)はこんな本です

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