決定版 三島由紀夫全集〈39〉対談(1)

  • 16人登録
  • 4.00評価
    • (3)
    • (0)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 三島由紀夫
  • 新潮社 (2004年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (776ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106425790

決定版 三島由紀夫全集〈39〉対談(1)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ジャジャジャジャーン、新しい希望の年、西暦2011年=平成23年=昭和86年=大正100年=明治144年=皇紀2671年が10日前から始まりました。

    遅ればせながら、あ・け・お・め、です!
    今年もよろしくお手柔らかにお願いします。

    スタートが遅れたのは他でもありません、正月休暇という世間の慣習にかこつけて、スキー三昧・登山三昧・スキューバーダイビング三昧・スイミング三昧・ゴルフ三昧・ラグビー三昧・武道三昧・料理三昧と、ええっとそれから恋愛三昧、これは残念ながらなかったと思いますが、ともかく普段なまった心身をフル回転して八面六臂に飛び回ってきました。
    唯一、ラグビーで擦りむいた膝の傷がまだ少し痛むくらいで、家中が風邪ひきの中ひとりなぜか元気なのが気味が悪いくらいです。
    あっ、そうそう、三日も経たないうちに禁断症状が出てきて、野菜を包んである5年前の新聞を貪り読んでいる自分を発見して苦笑したりして・・・。

    さあ今年も、息をもつかせぬ言葉の弾丸をぶっぱなすことを宣言してお年賀に代えます、なんちゃって。

     ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

    さて、この三島由紀夫全集第39巻には総勢50人におよぶ40編の対談が収録されていますが、今まですべての小説・戯曲・エッセイ・評論を読んできたのに何故か対談集は未読で、いつか時間があったら読もうと思っていてもなかなか読む機会がなかったのですが、先日TV番組で小山明子に活き活きとした声で介護されている大島渚を見た途端、急に巻末の「ファシストか革命家か」と題された大島渚との対談を俄然読みたくなって、暇にまかせてついでに最初からぜんぶ読んでしまいました。

    三島・大島対談は、文学だけでなくあらゆる対象についての言葉使いに違和感を抱かさせられ、それになんといっても思考の方法そのものにやはり隔世の感じは拭いきれませんが、それよりなにより、ふたりの会話はほとんど擦れ違いの様相を呈していて、よってもって双方の危険度が相殺されているような気分になるくらいです。

    ただひとつ、おそらく両者が金科玉条としているのが他ならない、義によってことをなす、というまるで赤穂浪士の討ち入りのようなアナクロニズムの最たるものかもしれないと気づいた私は、そうか、イデオロギー思想心情よりも大事な大切なものがあるかもしれないということを、改めて思い知ったのでありました。

    それにしても、大島渚が三島由紀夫の『鏡子の家』や『美しい星』を映画化したいような発言をしているのを読むと、やっぱり見てみたかったと思うのは私だけではないと思うのですが、もう実現しそうにないのがたいへん残念です。


    この感想へのコメント
    1.カーチャ (2011/01/10)
    パワー全開の正月休みのお話に胸のすくような思いがしました。今年もいろいろと御教示下さい。楽しみにしております!
    2.薔薇★魑魅魍魎 (2011/01/12)
    つたない戯言にいつもお付合い下さって恐縮です。

    ともに今年も思う存分、自由奔放に狂喜乱舞して読書三昧の極致を味わいましょう!

  • 舟橋聖一との対話 舟橋聖一対談. 創作批評 河上徹太郎対談. 人生問答 久米正雄ほか鼎談. 歌右衛門の美しさ 戸板康二対談. 犬猿問答 大岡昇平対談. 演劇と文学 芥川比呂志対談. 廃墟の誘惑 中村光夫対談. 僕たちの実体 大岡昇平ほか鼎談. 息子の文才を伸した両親の理解と愛情 平岡倭文重ほか鼎談. 映画と文学のあいだ アンドレ・カイヤット対談. 私の文学鑑定 舟橋聖一対談. 三島由紀夫さんに聞く 川田雄基対談. 日本の芸術・歌舞伎 坂東三津五郎(7代目)対談. 日本の芸術・新派 喜多村緑郎対談. 日本の芸術・能楽 喜多六平太対談. 日本の芸術・長唄 杵屋栄蔵(3代目)対談. 日本の芸術・浄瑠璃 豊竹山城少掾対談. 日本の芸術・舞踊 武原はん対談. 新人の季節 石原慎太郎対談. 美のかたち 小林秀雄対談. 協同研究・三島由紀夫の実験歌舞伎 杉山誠ほか座談. マクアイ・リレー対談 中村歌右衛門(6代目)対談. 劇作家のみたニッポン テネシー・ウィリアムズ対談. 「サロメ」とその舞台 矢野峰人ほか座談. 捨身飼虎 千宗室(15代目)対談. 「薔薇刑」について 細江英公対談. 川端康成氏に聞く 川端康成ほか鼎談. 七年後の対話 石原慎太郎対談. 歌舞伎滅亡論是非 福田恒存対談. 現代作家はかく考える 大江健三郎対談. 戦後の日本文学 伊藤整ほか鼎談. 三島文学と国際性 ドナルド・キーン対談. 大谷崎の芸術 舟橋聖一対談. 父・森林太郎 森茉莉対談. 二十世紀の文学 安部公房対談. ニーチェと現代 手塚富雄対談. 対話・日本人論 林房雄対談. エロチシズムと国家権力 野坂昭如対談. 文武両道と死の哲学 福田恒存対談. ファシストか革命家か 大島渚対談.

全2件中 1 - 2件を表示

決定版 三島由紀夫全集〈39〉対談(1)の作品紹介

小説家や批評家との文学論のみならず、映画・演劇論、伝統芸術家との芸談、政治談義等、昭和24年〜43年の多彩な対話40編。

決定版 三島由紀夫全集〈39〉対談(1)はこんな本です

ツイートする