小林秀雄全作品〈26〉信ずることと知ること

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著者 : 小林秀雄
  • 新潮社 (2004年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106435669

小林秀雄全作品〈26〉信ずることと知ることの感想・レビュー・書評

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  •  近代科学は計測可能であることが前提とされている。そして現代においても、科学的ということが正しいということとイコールになってる。
    これは時代のなかに立ち現れる一種の病であると思う。心とは、本質的に自由なものである。自由というのはその本性上計測を拒んでいるといって常識と相違ない。

    ある猟師の逸話を紹介しよう。彼は凄腕のハンターで、決して獲物を見間違えることはない。ある日、鹿を撃った。そして仕留めたという感触があった。しかし、近づいてみるとただの白い石であった。近代科学はこの話を猟師の錯覚であるといって片付けるだろう。

    当の猟師にとっては、実の体験そのものなのである。自分流に信じ、信じることに責任を負っていた。想像力と結んだ彼の自然感情が個性の自由な働きを支えていたのである。

  • 2009/
    2009/

    「現代日本文学館」編集者の言葉. 青山君の句稿. 「現代人生論全集」後記. 後藤亮「正宗白鳥、文学と生涯」. 詩と叡智. 梅崎春生「幻化」. 吉野秀雄「やわらかな心」. 「鉄斎扇面」跋. 歴史的言語の意味合. 阿川弘之「山本五十六」. ヴァレリー全集. 対談・芸について 永井竜男対談. 対談・音楽談義 五味康祐対談. 感想. スタンダール「モーツァルト」. 感想. 中原の詩. 坂口安吾全集. 深沢七郎君のこと. 本居宣長全集. 希哲学. 川端康成全集. 河上徹太郎全集. 江藤淳「漱石とその時代」. 三島君の事. 富永太郎の絵. 地主さんの絵・1. 四十雀. 中村光夫全集. 座談・鼎談 河上徹太郎鼎談 今日出海鼎談. 牡丹. 志賀直哉「玄人素人」. 生と死. 鈴木先生の全集. 「黒田辰秋・人と作品」序. 志賀直哉全集. 大仏次郎追悼. 読書の楽しみ. 新年雑談. 古田君の事. ヴィリエ・ド・リラダン全集. 信ずることと知ること. 中川さんの文. 地主さんの絵・2. 対談・交友対談 今日出海対談. 中川さんの駒ケ岳. 新潮社八十年に寄せて. 古典に還るという事. 水上勉の文学. 合理を貫き、官能を生きること 茂木健一郎著.

  •  年代別に編んだ小林秀雄の全作品集。こうした企画物がソフトカバーになっているのも不景気の表れか。茂木健一郎が心酔し、池田晶子が惚れ抜いた講演(「信ずることと考えること」昭和49年8月5日、鹿児島県霧島)を文章にしたものが収められている。

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