山本周五郎長篇小説全集 10 風流太平記

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106440502

作品紹介・あらすじ

恋あり、涙あり、死闘あり。娯楽小説の醍醐味! 興奮がさらに高まる脚注付。紀州徳川家が絡む前代未聞の大陰謀。長崎奉行所に勤める花田万三郎は、事件の究明に立ち上がった兄たちによって、江戸に呼び戻される。腕は立つが情にもろい万三郎は、任務第一の兄たちの機嫌を損ねるばかり。三兄弟は陰謀を阻止するために奔走するが、万三郎をめぐる恋の争奪戦が嵐を呼んで……。手に汗握る波瀾万丈の物語。

感想・レビュー・書評

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  • メインストーリーと関係の薄いエピソードをじっくりと書き込んでいる。謎解きよりも、花田兄弟のキャラクターの違いがおもしろい。おくてで明るい主役は、若いころの村上弘明が適役。

  • 漫画みたいだった

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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