- Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106445125
作品紹介・あらすじ
放蕩三昧しても、人生の帳尻はぴしりと合わせる。船場の老舗の跡取りならではの生きざま。
感想・レビュー・書評
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2014年4月4日(金)、読了。
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戦前の船場の商家を舞台にした作品.船場の旧家のしきたりや日常が詳細に書き込まれている.若旦那である喜久治の放蕩が凄まじい.その一方で商売をおろそかにしないのが「ぼんち」なのだそうだ.途中まではちょっと長さを感じさせる展開だったが,戦争が始ってからはトーンが変わって,最後まで飽きさせない展開だった.
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これも大阪は船場のあきんど物語。
はて、ぼんちとは・・・?と読み進めていくと、主人公の父の遺言でその言葉の意味が明らかにされます。
面白く読みましたが、描き出される女の執念にまとわりつかれるような気がして怖くもありました。
解説は川端康成と河盛好蔵など有名どころが収録されていました。 -
購入者:練馬のセレブ
購入日:6月26日 -
戦前の大阪の商いたちが、厳しいしきたりの中でいかにして生活していたかを描く文学。
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戦前の大阪の商いたちが、厳しいしきたりの中でいかにして生活していたかを描く文学。