- Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106445163
作品紹介・あらすじ
教授の椅子をめぐる虚々実々の闘い!財前助教授は教授選を勝ち抜くべく、あらゆる術策を駆使する…。
感想・レビュー・書評
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怖い世界です。
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唐沢版のドラマの再放送を見て面白すぎたので読んでみた。つくづく完璧なキャスティングと思う。全員がドラマのキャストで再生される。標準語だった黒木瞳ですら
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とても面白く読んだ。大学病院の内部は素人ではよくわからない。この本を通じて起こることは実際にも起こっているのだろうと思うと、辛くなる。権力ってそんなに魅力があるのかなって思ってしまう、
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装幀:新潮社装幀室
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医者の出世
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ドラマから入ったけどもこちらの里見先生の方が親近感を覚える。
財前にも子供がいるし、里見は貧しいし、柳原は長く苦悩する。
一度ページを捲るとぐいぐい読まさる。
もし財前が病に倒れなかったら、その後どういう人生を送っていたのか考えると
ラストの寂寥感はとても日本人らしい。 -
まさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。