吉本ばなな自選選集〈1〉Occult オカルト

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著者 : 吉本ばなな
  • 新潮社 (2000年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (644ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106463013

吉本ばなな自選選集〈1〉Occult オカルトの感想・レビュー・書評

  • 自選選集。全4巻。

    作者は「キッチン」のあとがきで「私はたった1つの事が言いたくて小説を書き、その事をもう言いたくなくなるまでは書き続けたい」というような事を書いていたけれど、この4冊は正にそのブレないテーマをタイトルにしているように思う。

    1.「Occult」
    2.「Love」
    3.「Death」
    4.「Life」

    の4つのテーマごとに分けられているが、個人的には比重に差があるだけで、それほど4冊共違いは無いように感じた。

    作者の作品が好きな人の場合は「オカルト」「デス」をおもしろく思うだろうし、そういったテーマが苦手な人の場合は「ラブ」「ライフ」が読みやすいのではないかな?と思う。

  • 私は吉本ばななの作品を読むと、物語と全く関係のない方に思考が飛び(というより潜り)ます。そして唐突に自分の中で結論が出たり整理がついたりするのです。登場人物たちの状況に全く関係のないところで。
    特にこの全集に収録されている「アムリタ」は顕著でした。勘の良すぎる人々が集まることで、何でもないことのように、非日常の、聖の領域の話がとんとんと展開されていく。そんな世界に浸っているからこそ、読者である私も勘が良くなったのかな、とふと考えました。
    読了に、そこそこ時間がかかります。ですが、一定の間隔で、焦らずに読み進めてほしい。
    occultというテーマですが、いたずらに怖かったり恐ろしかったりする作品集では断じてありません。人の日常を超えたところのお話。合う合わないあると思いますが、私にとっては間違いなく大切な一冊。

  • 久しぶりにばななを読みたくなって。

    アムリタはやっぱり良い。夏休みに読みたいと思ったらぴったりだった。
    (浮気についての箇所で泣きそうになって読後感もってかれるあたり、変わったなぁと思いつつ。)

    他もほぼ読んだ話だけど、ばななの、好きな所が出ている選集だった。改めて読めてよかった。こういう形で読み返せる幸せよ。
    1が「オカルト」なのが彼女らしくて好き。

    この、読んだ後すうっと残って浸らせてくれるかんじがたまらないんだよなぁ。

  • 吉本さんの本、初めて読んだのは「アムリタ」でした。
    そこからどんどんハマっていき、今では新作を欠かさず読むほどのファンに。

    辛い気持ちを言えないような、ちょっと敏感なところがあるような方に特におすすめします。

    とにかくばなな作品は読みやすい!

  • 吉本ばななの不思議が
    たっぷり詰まっている一冊です。

    正直初めて読んだときは、どのお話も奇妙すぎて
    再読するまでの時間が他の自選選集と比べて
    長かったような・・・。

    実はこれを書いてるのが、
    最後に読んでからだいぶ経っているので
    一所懸命思い出しながら書いています (笑)

    個人的にはこの本の中では
    『血と水』が強く印象に残っていて
    読んだときの自分の感じ方がまだ息づいています。

  • キッチン含めて代表作が色々入っているのでおもろい

  • 右から左に流れるようだ。

  • 彼女の作品は、エッセイ以外は、ほとんど新刊リアルタイムで読んでいるはず。この自選選集が出たから、編集の仕方も変わっていることだし書下し短篇小説も載ってるし、私自身の本棚の景色もすっきりさせようかな、と、こちらに買い替えた(重複する単行本は古本屋さんに売っちゃった、どう考えても、却って損してるよな、私!)。吉本ばなな自選選集1は、「Occult オカルト」、勘で何かがわかってしまう ということの寂しさ。アムリタある体験血と水ハードボイルド血の色(書下し短篇小説)オカルトと私……あとがき実際に読んだときには『アムリタ』が最も心に残ったかもしれない。「目に見えないものがある」ということ、その力を感じることのできる小説。

  • 中学生の頃に読んで以来、10年ぶり近くで、読みました。
    あー10年か、長生きしたもんだ。

    まず、愛しのアムリタがこの分厚い本の3分の2を占めています。良い気分だ。
    大団円。

    あの頃よりも、全然ゆっくり読んで、深く感じ入って。そう、体験したと思う。
    それはこの10年を経験したからこそ感じられるもので、だからこの本を読むと同時に、10年間、悲しいことも楽しいことも、むなしいことも後悔もたくさんあったけど、まぁ良かったよこの人生で、と、思えた。
    本を読むという行為で、こんな気持ちを体験できるようになれた。そう思うだけで、この人生を強く肯定したい気になりしました。
    それは多分すごく素敵なことで「なんでもない日なんてない」とか口にしてしまいそうです。

    今日はひどく良い天気だ。

  • 初・よしもとさん この人の本全部がそうなのか知らないけど、眼に見えないものを信じる力がすごくて、その考えで生きるのは私はちょっとこわいぞ。って思った。
    でも共感とか救われるとこもアリ。

  • よしもとばなな作品の空気感、やっぱり好きです。

  • いろいろ読めてお得。
    読み返す本。

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