ルネサンスとは何であったのか (塩野七生ルネサンス著作集)

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著者 : 塩野七生
  • 新潮社 (2001年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106465017

ルネサンスとは何であったのか (塩野七生ルネサンス著作集)の感想・レビュー・書評

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  • まさにタイトル通りに「ルネサンスとは何か」がわかる本。
    とても明快で、わかりやすかった。

    わかりやすさの理由は、まず、対話形式になっていること。
    話し言葉に近くて、塩野先生の講義を聞いているような感じ。
    そして、フィレンツェ、ローマ、ベネツィア、と都市ごとに話がまとめてあること。
    時代とともに、ルネサンスの中心がそれらの都市間を移っていくから。
    それぞれの土地と人々の気風の違いもよくわかる。

    わかったつもりでなんとなく曖昧だったルネサンス観がすっきりと頭に入ってくる。それがなんとも快感。
    図書館で借りたけど、手許に置いておきたくなりました。

  • 2n

  • 長かったけど、対話形式という形で書かれている本書はルネサンスの思想家や芸術家の名前を知らないとまったくわからないだろうが、それでもルネサンスの基礎を学ぶには良い本だろう。

  • ルネサンスという、中世の価値観の崩壊に出会ったために新しい価値観を作り出さねばならなかった時代に生きた人は、政治家でも、経済人でも創作者にならなければならなかった。p7

    ルネサンスとは、キリスト教会が押さえつけていた、人々の「見たい、知りたい、分かりたい」という欲求が爆発した時代。p12

  • タイトル通り。

    対話形式で話が進む。

    塩野七生さんの著作を読んでいたので、話の内容もわかりやすかった。
    読んでいなくとも、充分におもしろいと思う。この本をきっかけに塩野七生さんの本を読み進めてもいいと思う。

  • 世界史の復習をしたようなものですが、例えば地理上の発見をしたコロンブス、アメリゴ・ベスビッチなどイタリア人がなぜ多かったのか、そして、スペイン・ポルトガルではなく、イタリアがスポンサーであれば、征服ではなく、交易重視というスタンスでインカ帝国は滅びなかったであろうという著者の考えは面白いです。ルネサンスはなぜイタリアから始まったか。それもフィレンツェからローマ、ヴェネツィアと移っていた理由。イタリアが一つの国になって未だ100年程度であるという重みを改めて痛感しました。

  • 人生の50冊
    豊かな教養のための楽読部門 ベスト5

    ルネッサンスを単なる芸術活動だと信じている人には
    目から鱗の総合歴史観。
    大航海時代において人間の感性が覚醒される様が
    豊かな視点で描かれる。

    ルネッサンスがなんであったかを知るには
    キリスト教による精神支配の中世を知ることになり
    その前史である古代ローマ帝国を知る必要がある。
    歴史を学ぶとはそういう連関を
    想像力で感じることなのだ。

  • (「BOOK」データベースより)
    そこには、混迷を脱した人びとがいた。30年におよぶルネサンスへの熱情を注いだ最新の文明論。フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアと、ルネサンスが花開いた三大都市を順にたどりながら、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、フリードリッヒ二世やアルド・マヌッツィオなど「ルネサンス」を創った人びとの魅力と時代の本質をわかりやすく説いた、最高の入門書。

  • フィレンツェで起こったルネサンスがサヴォナローラの神権政治で混乱をした後にローマへ移り、ローマ略奪後にヴェネツィアで盛り返した変遷を対話形式で時代を追うように説明してくれる本。

    冒頭のカラーページで年代毎の主要人物が、巻末で主要人物の略歴が書かれているので今までばらばらに知っていた人物や出来事がどのような流れで移っていったのかが分かりやすかった。

    ルネサンスと言う言葉は同じでも都市毎に違う文化や地勢・政治的背景がどのような影響を及ぼすのか、がとても興味深く読めました。

  • 生命村長と言われた深沢晟(まさ)雄さんが村長になったのは昭和32年
    以後死ぬまでの八年間幼児と老人の無料医療制度・
    国保10割給付の必要性を打ち出し村民の意識を掘り起こして実施
    それ以後も代々の村長始め医療関係者と何よりも村民が一丸となって
    発展に全力を注いだ
    その結果予防保険の考え方が普及し無駄な医療費を減らすことに成功する
    村の生活にも影響し不安が薄らぎ自分たちの政治に積極的になる
    それが人口わずか5000人ほどの小さく貧しい村で自主的に創造された

    それに引き替え国保の制度は保険税(料)の徴収方法も支払うための補助金制度も
    益々不公平極まりないものになってる

    現状は個人の給料(収入)に比例した保険料ではないから
    低所得者の個人負担ばかりが重くかさむ
    それに引き替え補助金は低所得層に著しく不利になっている
    例えば最低の国保支出となった沖縄ではわずか1万円そこそこであり
    それに対して最高の国保支出となった北海道歌志内市では
    十倍の補助金を受けている
    更に国保税の格差も3倍ほどの開きがある
    それだけではない医療利用に恵まれない場所ほど補助金の出費が少ない
    あるいは沢内村のように自前で苦労して保険予防活動を充実させている所も
    その分補助金が減るので二重の負担となる
    徴収する税制あるいは支払う補助金制度においても不公平である
    どうひいき目に見ても意識的に不公平な制度に組み立てられているように見える

    現状の国保の制度は正直者が馬鹿だと言わんばかりである
    責任を持って医療設備や医師の計画的配置をして平等化するべきである
    また無闇な医療の無駄遣いを規制しなければいけない

    政治的駆け引きに利用した保険や福祉制度あるいは
    役人のお手盛りのための制度ではなく
    政治家自ら本質的に役立つ国保を考えるなら
    所得税と事業税あるいは雇用に対する税から
    財源を賄わなければ不公平になると言うことを示さなければいけない
    地域による医療の格差による差別や税金を先取りして使わなければ損だという
    本末転倒な行為を理解するための教育を徹底しなければならない
    税金は自分たち皆の財源であることを自覚した予算を
    長期にわたって適材適所を見極めて組まなければならない
    沢内村のように村民全員の参加による自治を徹底的に呼び掛け
    よしんば政治がリーダー主導で始まったとしても
    結果として民衆が自分のこととして参加するだけの意識を起こす道を開ければ
    その後の持続と発展を確かなものにできる
    事実沢内村は時間を掛けた実績を通して村民を説得し理解にこぎつけた
    その結果20年以上の歳月を掛けて高負担高リターンの信用できる制度を
    村民自ら根付かせた
    全員が安心と拠り所を持って生活できるようになった
    「健康」を目標にして村の生活すべてを活性化する政治を可能にした

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塩野七生の作品

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ルネサンスとは何であったのか (塩野七生ルネサンス著作集)の作品紹介

そこには、混迷を脱した人びとがいた。30年におよぶルネサンスへの熱情を注いだ最新の文明論。フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアと、ルネサンスが花開いた三大都市を順にたどりながら、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、フリードリッヒ二世やアルド・マヌッツィオなど「ルネサンス」を創った人びとの魅力と時代の本質をわかりやすく説いた、最高の入門書。

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