- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107713032
感想・レビュー・書評
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人にあげました。富士重工スバル1000。
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何の目的もなく、ただぶらりと書店に入り、なにかいい本はないかと書棚や平棚をのぞくことがよくある。
「なにかいい本」というのは、自分の気持ちをぽかぽかと和ませてくれる本であり、気づかないで自分が欲している本である。
そういう本はなかなかないのであるが、近頃そういう機会に何回か遭遇した。
最近の本でいうとこの「レストアガレージ251」がそうである。
作者は「次原隆二」さん。
作風は、あくまでもぼくの主観にすぎないのだけれど、秋本治さんの絵に近い。
ひょっとして秋本さんのアシスタントだったのかと思ったりしているのだが、これはよくわからない。
出てくる舞台は、車のレストアを行う「レストアガレージ251」という車の修理屋さん。その店主である、里見夢次郎、その孫のテツ(哲也)、そして作品の途中で物語の中に登場し店員となる綾小路秀麻呂が中心となってこの作品は展開している。
物語に出てくる車というのは、昔の車である。
昭和30年代から昭和50年代初めにかけての車。
そのどれもが僕にとっては懐かしい。
現在ぼくがはまっているプラモと重なるものも多いので余計この作品に愛着がわいたのかも知れない。
ボロボロになった、そうした車をレストアしていき、そしてその車にまつわる様々な人々の人生をもレストアしていくというストーリーが毎回続いていく。
時には笑いあり、そして物語の途中、あるいは最後には、いさつもホロリとさせてくれる漫画なのである。 -
弟が買ってきたのを借りて読み。