MAMA 3 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 427
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107717405

感想・レビュー・書評

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  • 好き……
    シオンとデボラ、シオンとレビ、それぞれの関係がすごく素敵

  • バレエアカデミーの眼鏡っこ、デボラと信心深く天使を目指すメガネのシオン、図書室の幽霊が見えるレビの3人がメイン。

  • 天使の声を与えられた早逝の少年たち。敬虔さを装うのは、病死ではない神に選ばれたのだと信じたいから。恋を汚れだと遠ざけるのは、生きる喜びを知りたくないから。ある夏の日、シオンはバレエ団の少女デボラと出会う。恋に溺れるーー。

    心中とはまた古典的な…。物語の様式美ですね。現実だったら、恋に泥酔してる、脳内麻薬過剰分泌でラリってるんじゃないのと思うところですが。

  • 生きることへの讃歌をうたうということ、それがこんなにも苦しくて嬉しくてかくも辛いことなのか、それぞれに降り積もる時間が彼らを確実につくっていく

  • 真面目なイメージのシオンでしたが、この巻は完全に恋物語でしたね。
    こういう展開もあるのかと他の人物の話が楽しみになった。

  • シオンとデボラ、レビのお話。
    最後あたりで両親が絡んできて、とても切ないけど良かった。
    恋っていいな・・・。
    ジュンク堂池袋にてサイン会参加。

  • なんか読んでてすげ~~~ぐさぐさした

  • シオン回!すごくいい! 14/3/22

  • 201403/ある意味シオンは幸せ、少年特有の傲慢な独りよがり。「強くはないけど、弱い心を見せてくれているときは自分の弱さは見せないであげたい。今度は私の弱さも聞いて」と言えるデボラは少女ではなく。そしてレビはどこに向かうのだろう。前2作よりわかりやすいけど、描かれてること以上に描かれてないことのほうに息がつまりそうな危うい世界感がすごい。

  • 2巻までは全体の構成がつかめずに、「このエピソードもう終わり??」てなっていたんだけど、3巻が出てようやく一人一人の物語を追っていく構成なんだと理解できた。これはもしかすると結構長くなるのかな…?

    3巻は1冊できれいに完結しているエピソード。

    夏至祭の季節。
    毎日ストイックに練習に励み、神に祈りをささげるシオン。そんな彼が、バレエアカデミーで合宿に来ていた少女デボラと出会う。デボラはシオンと同じくバレエにストイックに打ち込む少女だった。恋愛が禁止されている中、自分に似ているこの相手なら恋に落ちずにいられる、と二人は思い、逢瀬を重ね、夏至祭に二人で参加する。

    一方、クワイアの図書室には在学中に恋に落ち天使にならずに心中した少年少女の幽霊たちが住みついている。幽霊たちの姿が見え声が聞こえるレビは、そんなシオンの様子に危惧を抱く……。

    道ならぬ恋に苦しむシオンがそれでも歌で評価されること、またレビから物語によって救いを得られる発想が示されるということ。ともすれば不幸な結末になりがちなエピソードだけど、この話はたくましさと明るさを感じさせるものだった。

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著者プロフィール

売野機子(うりの・きこ)漫画家。東京都出身。
2009年「楽園 Le Paradis」(白泉社)にて、『薔薇だって書けるよ』『日曜日に自殺』の2作品で同時掲載デビュー。
『薔薇だって書けるよ―売野機子作品集』(白泉社)、『ロンリープラネット』(講談社)、『MAMA』全6巻(新潮社)、『かんぺきな街』(新書館)、『売野機子のハート・ビート』(祥伝社)、『ルポルタージュ』(幻冬舎)ほか、著書多数。

「2019年 『ルポルタージュ‐追悼記事‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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