死役所 1 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 865
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107717412

作品紹介・あらすじ

2019年10月、テレ東系にて実写ドラマ化決定!主演は「TOKIO」松岡昌宏さん!

此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。魂抉る死者との対話、待望の第1巻。

感想・レビュー・書評

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  • グロいけど、不思議と引き込まれる世界。

  • 上手いですね…
    すべてを描かないことで読者に想像力を与えてくれる
    そのスキマが絶妙だと思いました。
    惜しむらくは、シ村さんの口が過剰な∨字なところ…
    他がリアルなだけにそこが絵的に浮いてしまうのが残念に思いました。

  • 雑誌「月刊コミック@バンチ」で連載中のあずみきし「死役所」の第1巻です。NHKで放送された「声優×怪談」で緒方恵美さんが朗読された「自殺ですね?」が気になり読んでみました。朗読された話も怖いというよりは理不尽や悲しさを感じるお話でしたが、他の話も同じようにただ怖い話ではありません。きっちりとオチが付く話もありますが、フワッと終わる話もあります。ここを訪れる死者も大事ですが、ここで働いている職員の過去も気になります。ある程度、行間がある作品なので、色々と想像して読むと楽しいかも。10月からのドラマも楽しみ。

  • 想像したものよりも面白かった。
    亡くなった人や殺された人や殺した人、そしてその周りの人や環境。なんとも言えないやるせないものだったり、救われるものだったり。どちらにしても、それらに死後は干渉できないんだなあと思ったり。

    シ村さんの過去も気になる

  • 死んだ後に訪れる死役所。ここで書類を提出して、死者は天国・地獄へと向かう。

    いじめを苦に自殺、職場で事故死、虐待死、死刑執行。それぞれの死因は職場での事故死以外は目新しいところは無いけれど、「死後の目線」からの表現が面白かった。これからのことに何か言いたくても、この物語の登場人物はすでに死亡しているわけで。

    第5条「働きたくない」は特殊な死因。この話で死役所を訪れる死者の描写は怖かった。

    読後に感じる後味の悪さはなんとも表現できなくてもどかしいが、いつもにこやかな役所のシ村さんの言動がその後味の悪さに一役買っていると思う。

    各話読み切り形式。
    これ原作にした映画が出来たら、見に行きたいなと思った。

  • この青年漫画が、巷でジワジワと人気が出だして、話題作と言われ始めた理由が、読むと必ず理解できる
    確かに、この漫画に注目しないのは、漫画好きとしては失格だ
    帯に「魂抉る、死者との対話」とあるが、正にそう
    読んでると、もう、胸が痛くなってくる、読み進めるのが辛くなるほど、ハッキリとした救いが少ない。ただ、死んでしまったら後戻りはできない、そんなどうしようもない、できない虚しさを、ここまで克明に描き切っているトコが、最大の魅力
    どんな内容なのか、説明するのは実に難しい
    何と言うか、『鬼灯の冷徹』からコミカルさとほんわか感を全て排除して、シビアさだけを煮詰めたような
    読み終わって、レビューを書くと決めて、散々、悩んだが、これにしか行き着かなかったのだから、私のセンスもまだまだだ、と凹んだ
    けど、ホントに、この漫画には度肝を抜かれた。斬新な設定、それ自体はぶっちゃけ、ありふれているが、その両刃の刃になりかねない斬新な設定に食われず、上手くストーリー運びをコントロールできてるトコが、他の漫画とは違う「凄い」なのだ
    死の意味、命の定義、善と悪を分ける事の滑稽さ
    衝撃の度合いで言えば、『異法人』を読んだ時に匹敵する
    死は救いじゃない、そんな子供でも知ってる当たり前の事を思い知る、と似たジャンルの普通の漫画に抱ける感想すら湧いてこず、ただただ、愕然とするしかない
    ぶっちゃけると、読み手を選ぶ作品だな。好き嫌いが、ハッキリと両極端に分かれそう
    常に、胡散臭い、だからこそ、妙な信頼を置ける、ニコニコ顔のシ村さんの個性がともかく強烈
    型通りの役人かと思えば、やけに人間臭さも醸す時もあったりで、奇妙な好感すら湧いてしまうほど
    話のラストに役所を訪れた者の写真が掲載されている点や、さりげなく秘密の一端が明かされたり、「お客様は仏様です」と言った決め台詞?があるのも、高ポイント
    どの話も、ズゥゥンと心が重くなるものばかりだったが、特に印象が強かったのは、第3+4条の『あしたのわたし』
    死ぬのに年齢は関係ない、と割り切ってはいるが、やっぱ、それでも、親に子供が殺されるニュースを見聞きする度に気分が悪くなる
    描写、ストーリー、台詞のどれか一つ、または総合的なもので読んだ人間の心に何かを残す=面白い、ならば、一切の否定要素が無く、面白い漫画
    次巻が、「こんなキャラが出て欲しい」や「こんな展開になって欲しい」と全く思わず、ただただ単純に楽しみな作品は久しぶり

  • 今ハマってる漫画!
    めちゃくちゃおもしろい!

  • 死役所(BUNCH COMCS)
    著作者:あずみきし
    発行者:新潮社
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    facecollabo home Booklog
    https://facecollabo.jimdofree.com/
    死者たちの秘められた本音に心揺さぶられる人気作。

  • よく広告で見かけるやつ。 胸糞悪いなぁとも思いつつもショートストーリーなので読んでしまう。 にしても工場の話は後味がすごく悪い。 モヤモヤする。
    あとシ村が嫌いすぎて主人公なのにイライラしてしまう笑 永遠に虐待死のおじさんを見ていたいけど虐待を見続けたくはないジレンマ。

  • 2021.04.11.読了(電子書籍)

    社長を救って死んでしまった子の話が辛かった。
    誰かを救って犠牲になる人のニュースがある。
    英雄のように扱われるけど、
    死んでしまったら終わりだから
    といつも思っていた。

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著者プロフィール

あずみきし
大分県別府市生まれ。大分県立芸術文化短期大学卒業。2人の兄の影響を受け、小学2年生ごろに自作の漫画を初めて雑誌に投稿。別府市役所に臨時職員として勤務する中でアイデアを得て、『月刊コミック@バンチ』2013年11月号から『死役所』を連載開始、人気作となりTOKIO松岡昌宏の主演で、2019年10月期にテレビ東京系でドラマ化が決定。

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