応天の門 1 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1883
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107717429

作品紹介・あらすじ

口の悪いインドア学生・菅原道真と京随一の歌人&色男・在原業平――最強に天才で最高に面倒なふたりが、京で起こる怪奇事件を解き明かす――!!

感想・レビュー・書評

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  • 平安の京の町を宮中を跋扈するものは…

    過去を振り切れぬまま女性の元を渡り歩く在原業平、権少将
    唐の本をひたすら読みたい若き菅原道真、文章生

    ・鬼退治の話
    鬼が女を拐かすという。
    業平の妻の縁者であり道真の腐れ縁である長谷雄が検非違使に捕まる

    ・玉虫の姫の話
    美しく嫋やかで素晴らしい跡で詩を書く玉虫の姫
    入内の話が出るが家の女房たちは姫の入内を阻止したく思っている

    ○高子さま!!!
    ○ミステリーとしても、平安物としても、業平さま物としても、道真公物としても、バディ物としても、すばらしく面白い
    ○巻頭が色っぽくて参った。高校くらいからか。業平さまだから、しゃーない

  • 道真=太宰府に飛ばされた、怨霊?になって都を襲うみたいなイメージだった。本書ではひねくれた頭脳明晰な少年でかわいかった!この少年が今後色々な政略に巻き込まれるんだろうなぁと既に心配。

  • 在原業平と菅原道真と言う浮名と和歌で有名な男と頭脳と死後の出来事で有名な二人が物の怪騒ぎを推理する物語。
    監修もしっかりとされており、絵も好みで面白かったです。まだ簡単な登場人物紹介の域を出ていない感じなので2巻以降が楽しみです。
    長谷雄草紙で有名な彼がいい引き立て具合で脇にいるのが面白いです。

  • 菅原道真と在原業平のバディもの。再読でも面白いです。
    知識に経験が追い付いてなくて頭でっかちになってる道真を引っ張り回して、新たな世界をたくさん見せていく業平卿って感じ。
    在原業平のプレイボーイっぷりがすごい。「見栄えの善し悪しは女の善し悪しではない」「一度騙したなら最後まで騙し切るのがいい女」、創作だけれど本当にこんな感覚だったとしてもおかしくない。年の功です。
    引っ掻き回し役は長谷雄くん。しょうがないなと思いつつ、道真も業平も見捨てないのが良いです。草子の読み過ぎ、って伏線。。
    白梅や昭姫さんも好き。是則さん最初から苦労人だ。高子姫と業平卿密かに想い合ってるの切ない。続きも読みます。

  • 菅原道真のキャラクターの立ち位置とか、90年代末2000年代初頭に流行ったアンチ『陰陽師』なテイストがイイネ。

  • 日本史を忘れかけた私にも分かる、ということで、あるブログを愛読しています。その中で紹介されていたコミックがこれです。
    平安時代を舞台にしたコミックはほとんどないそうですね。
    こちらの表紙の二人、在原業平と菅原道真なんですが、
    若い方はどっちだろう?なんていう素朴な疑問から読み始めましたが、とっても面白かったです。
    漫画なら、歴史物もスイスイ読めます。しかも、学者先生の監修、解説付きです。楽しめて時代の空気が分かります。

  • 平安京で探偵もの。
    道真もかわいいけど業平がすごいよくてこの人に関しては読んでるだけで幸せだ。
    日本史図表とか国語便覧を横に置いて読みたくなりますね!

  • これおもしろい。
    そして絵が好みだ。
    ちょっとはまりそうかも。

  • 表紙はシリアスに見えるけど、平安時代だからどうせほのぼのしてるんだろうと思っていましたが……見事に期待を裏切られました。
    ……夢中になって読んでしまいました。
    話の本筋も気になりますし、道真の人生に白梅がどう関わってくるのかも気になります。

  • 素敵なオッサン・在原業平と小生意気天才ショタ・菅原道真がコンビ組んで平安の闇に蠢く巨悪(藤原氏)を睨みながら殺人事件の謎を暴く平安クライムサスペンス。

    今までありそうで無かった…!
    これは面白い。次巻に期待です。

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著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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