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- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107718938
感想・レビュー・書評
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死ねないすずに、生きていく目的が出来た…それは悲しい出来事に基づいているし、いつか真実を知った時に絶望しか待っていないかもしれないが、死ねないと言う肉体を持つすずにしか出来ない事だ。
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時間の重ね方。希望について。
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先立たれる悲しみと取り残される疚しさ、それに付き纏う孤独は不老不死のテーマとして1話で完結しているが、そこから続くすずのバックグランドが明るみに出ることでより克明により明確に浮き彫りとなる孤独と影を落とす分かち合えないすれ違い合うことになる想いが痛々しくも悲しくなった。
最終話の一縷の望みに縋り、寄り添うことになる呈示は希望とも絶望ともいえる続き続けるであろう果てのない道は非情で残酷ではあるが、終わりあとなき後に知り得た喜びや、温かさが淋しさをもってして、そして、彼女の指輪から強い意志を感じさせる見事な着地であった。