死役所 (10)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 292
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107720429

作品紹介・あらすじ

此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。

感想・レビュー・書評

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  • イワシミズくんエピソード。うまい具合にイライラする。誰が悪い訳でもないけど、意思のなさって怖い。

  • 岩シ水に苛つくわーでもこんな人多いと思う。親の言いなりのまま育つか、反抗するか。その分かれ目はいつ?拒食症駄目絶対!むかし、ガリッガリな人を見て、よく歩けるなぁと思ったことあるけど、ほんとあれは病気です。病気で痩せたのとは全然違う。

  • 岩シ水くんは想像通りサイコパスだった…! そして義一さんがカッコよすぎる!! いい旦那さんだなぁ…

  • 【あらすじ】
    此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 2020年1月26日(日)にゲオ三国本町店でレンタル。翌日読み始め、同日読み終える。

    第47条「ダイエット日記」で拒食症により心臓発作で亡くなった女性の話。自分よりやせている誰かとの比較でしか自分のことを捉えられなくなった主人公が、自分を見失っていく様子がうまく描かれている。これは一見すると宗教のところとは逆のように思われるかもしれないけど(宗教のところでは外に基準を求めるのではなくて自分自身をといったような話だったので)そうではないはずで、そこのところはまた改めて整理したい。自分のことを見失った主人公は、病的な自分の姿を客観的に見られなくなり、友人の心配もやせている自分に対する妬みだと認知を歪めてしまう。このあたりが宗教にはまっていく主人公と共通するところ。

    物語はほとんど展開せず。

  • 助けを求められないのもこっちも同じか
    またちがった最後 解決方法をどうしたかの違いしかないね
    最後だけいいこと言った風な父親にはほんとイライラしか感じないけど
    ばかやろうめ

  • ●人生の指針を失ったネットカフェ難民
    ●過剰な承認欲求に翻弄された女子大生
    ●お見合い結婚で愛を見つけた一途な女性
    ●身勝手な正義の犠牲となった凡庸な人々

    放火魔かと思った岩シ水は、単にボンクラでした…。
    いやただのボンクラかと言うと父親によってボンクラ化してはいるし自主性を持たないのは岩シ水自身の問題だしやっぱボンクラかry
    でもハヤシと自分の罪について話しているとこに関してはクズの一言なんだわー。読みょって苛々した。

    一途なおばあちゃんの話でシ村さんらしき人が出てきたけど、同一人物なんか?不思議
    最後の話は番外編だから続いたりはせんのかな

  • この作品も、いよいよ、大台に乗った
    『甘々と稲妻』と同じく、(1)を読んだ時から、「これは行くな」って確信は不思議とあった
    しかし、正直、いざ、(10)に到達したって事実を前にすると、素直に驚きは覚えた
    いや、質そのものが維持できなくなるって不安はなかったんだが・・・・・・まぁ、有体に言うと、あずみ先生の神経が持つかな、って心配はあった
    なので、喜んでいいのか、ホッとして良いのか、自分でもよく判らないので、その感情と向き合うべく、久しぶりに、この『死役所』の感想を書いてみる事にした
    端的に言うと、面白い
    ただし、笑えるって意味の「面白い」じゃなく、強烈に印象が刻まれるって意味合いの「面白い」なので要注意
    まぁ、そもそも、この『死役所』には、腹が捩れるほど笑えるシーンなど皆無
    そこが良いのだが、気分が落ちこんでいる人にはお勧めできないな
    私ごときが憂う必要もないのだろうが、ほんと、あずみ先生、体調は崩してないんだろうか?
    『不能犯』や『外れたみんなの頭のネジ』など、人の悪意や狂気に触れている青年漫画を読んだ時も、そんな心配を作者に対してしてしまう
    これまでも感じてきた不安だが、この(10)を読んだら、ますます膨らんだ
    恐らく、私だけじゃないと思うが、今まで一番に、メンタルが削られるな、と感じた
    オブラートを破り捨てた表現をしても構わない、そう、あずみ先生が言ってくれるのなら、良い意味で胸糞が悪くなる話が多すぎだ、この(10)は
    小説家を志している人間が、こんな表現をしちゃアウトだよなぁ、と自覚はあるんだけど、この印象は誤魔化しようがない
    第48条「しるし」だけは、ある程度の救いはあったけど、第45・46条の「岩清水直樹」、第47条「ダイエット日記」、番外編「よりよい社会を目指して」は、いっそ、トイレで読んだ方が良いじゃないか、と思うくらい、ドス黒さに満ちたストーリーだった
    ただ、健康面が心配になる一方で、あずみ先生への敬意が高まったのは間違いない
    胸糞が悪いな、と思いつつも、読めてしまうのは面白いからだ。面白くなっているのは、あずみ先生がそのテーマに対して真摯に向き合い、逃げてはいないからだ
    描き手が逃げてないのに、読み手が逃げる訳にはいかない。意地だな、最早
    あえて、一番に吐きそうになった話を挙げてくれ、と他のファンに言われたなら、私は「岩清水直樹」を選ぶかな
    何だっけ、これ、ロボット症候群と言うんだったか?
    言われた事しかやらない、言わなきゃ行動しない、分からない事があると、自分で考えずに、すぐ聞いてくる。そんな新人は、確かに困り者だ。しかし、この「岩清水直樹」と比較したら、まだ、可愛げがあるな、と思ってしまうだろう
    偉そうに言えた義理じゃないが、岩清水直樹の父親は、子育てに失敗した、と言わざるを得ないな。しかも、彼の最も重い罪は、そんな子供に育てた事以上に、そんな子供に育っているとも気付かず、しかも、これからの生き方を指示せぬまま、死んだ事だろう
    もちろん、最もゲスいのは、直樹当人であるのは変わらないが、どうしたって思ってしまう、父親があんなコトバさえ遺していなければ、惨劇は発生しなかっただろうに、と
    やはり、この『死役所』も『不能犯』と同じく、実写化してほしいな
    ただ、誰にシ村さんを演じて欲しいか、そこがパッと浮かばない
    基本、俳優に詳しくないってのもあるんだが、シ村さんの慇懃無礼さと、時折、覗く辛辣さを見事に再現できるだけの実力がある役者、いるかな・・・
    何となく、ハヤシさんは上地雄輔さん、ニシ川さんは剛力彩芽さんに、やってほしいな、とは思うんだが
    この台詞を引用に選んだのは、ゾッと来てしまったので。言葉だけ見れば、良い言葉に聞こえるんだろう。けど、このストーリーの中では、残酷だな、と感じてしまう。好きに生きる、そこには自分の能力を把握し、一から十まで自分の責任で行う義務が生じる。意外と多いのかもな、コイツみたいに、「好きに生きる」、そんな簡単な事も出来ないまま、大きくなってしまったヤツは

  • 生前の志村さんが素敵。

  • 作成中

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著者プロフィール

あずみきし
大分県別府市生まれ。大分県立芸術文化短期大学卒業。2人の兄の影響を受け、小学2年生ごろに自作の漫画を初めて雑誌に投稿。別府市役所に臨時職員として勤務する中でアイデアを得て、『月刊コミック@バンチ』2013年11月号から『死役所』を連載開始、人気作となりTOKIO松岡昌宏の主演で、2019年10月期にテレビ東京系でドラマ化が決定。

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