白痴/堕落論/続堕落論 (新潮CD)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (2ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784108300378

感想・レビュー・書評

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  • 堕落する。
    している。

    ホントの姿だと思う。

  • 全部好き……。

  • 20年ぶりの堕落論。若い頃に読んだときとはまた違った印象がある。堕落による救い。ってのは確かにあるだろうが、時世を考えると、これは反戦論のように思える。「政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である」がそれを物語っている。「堕落せよ」と訴える事により政府や天皇制や武士道等々の権力やイデオロギーへの偶像崇拝の危険性を指摘し、より人間の根源への到達を目指すと言うか、己を見つめ、本当に必要なものは何かを発見せよというメッセージに思えた。

  • 051210

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著者プロフィール

(さかぐち・あんご)1906~1955
新潟県生まれ。東洋大学印度倫理学科卒。1931年、同人誌「言葉」に発表した「風博士」が牧野信一に絶賛され注目を集める。太平洋戦争中は執筆量が減るが、1946年に戦後の世相をシニカルに分析した評論「堕落論」と創作「白痴」を発表、“無頼派作家”として一躍時代の寵児となる。純文学だけでなく『不連続殺人事件』や『明治開化安吾捕物帖』などのミステリーも執筆。信長を近代合理主義者とする嚆矢となった『信長』、伝奇小説としても秀逸な「桜の森の満開の下」、「夜長姫と耳男」など時代・歴史小説の名作も少なくない。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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