小林秀雄講演 第3巻―本居宣長 [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 3巻)

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著者 : 小林秀雄
  • 新潮社 (2004年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (2ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784108301344

小林秀雄講演 第3巻―本居宣長 [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 3巻)の感想・レビュー・書評

  • 諸君は質問してるか?自分自身に。
    何も疑問を持たず質問しなければ世間は認めてくれるよ。
    疑問を持って質問すれば世間は認めてくれないよ。
    でも、君の心は働いてるよ。それが生きるって事だろ?

    文章ってのはすべて難しいんです。
    やさしい文章なんてものはないんです。
    やさしいと思える文章はやさしく読んでるだけなんです。
    答えを簡単に求めているだけなんです。
    そんなのは何も理解していないんです。
    人間もすべて難しいんです。
    簡単な人間なんていないんです。
    だって一人一人個性が違うでしょう。

    学生質問
    「人間を理解するにはどうしたらいいんでしょう?」
    小林秀雄答え
    「本居宣長を読むしかないでしょうなあ」

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  • 小林秀雄の講演CD全八巻の3巻目。初めて肉声を聞いたが、まるで円熟した落語家の高座を聞いているかのような聞きやすさ。こんなに話がうまい人だとは思わなかった。ソクラテスと本居宣長の類似性を指摘しているのは目から鱗だった。わたしもプラトンよりソクラテスにシンパシーを感じている(といってもソクラテスは一冊の書物も書かず、弟子のプラトンが書いている)のだが、その理由の一端がわかった気がした。小林曰く、プラトンはレトリックの人でり、ソクラテスはダイアローグの人なのだ。ソクラテスは文字を軽蔑しており、ダイアローグ(対話)を重ねることで真実に近づく手法をとった。またレトリックとは他者を『説得するための技術』であって、真実に近づくために何の役にも立たない、と声を荒げる。自分の父親だったらこまるが、おじいちゃんくらいの位置でいろいろお話できたらたのしいだろうな、この人。

  •  「知る」ことと「わかる」ことは違う。「わかる」ことは「苦労する」ということである。「苦労する」ということは自分の頭を使って考えることである。自分の頭を使って考えるということは、対象について自問自答することである。つまり
    、なんでもすぐに知ろうとし、労せずしてすっかりわかった気になるのはいただけないといっているのだ。自戒の念をこめて。

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