言葉が怖い 新潮CD (新潮CD 講演)

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著者 : 向田邦子
  • 新潮社 (2007年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784108301993

言葉が怖い 新潮CD (新潮CD 講演)の感想・レビュー・書評

  • カセットで存在してるのは知ってたのだけどCDが出てるのは最近まで知らなかった。発見してすかさず借りてきた(7月か8月くらい)。中学生くらいのころから文章で何度も何度もこの人の言葉には触れてきて、20代になってドラマ作品も観るようになって、でも肉声を聞いたことは一度もなかったから初めて聴くときはちょっとどきどきした。正直最初は声と姿が結びつかなくて不思議だった。今は結びついている。おもしろかった。聴けてうれしい。それに尽きる。

  • 飛行機事故で亡くなる半年前の講演

    亡くなった人の声を聞くというのは
    不思議なものだなぁ、と思いながら聴き始める

    そしたら、さらに、少し不思議なことがあった

    私は夏休みの旅行先をアンコールワットにしようか
    どうか、悩んでいたのだが

    CDの2トラック目
    「今は戦争で行けなくなっていますが・・・」
    といった趣旨の前置きがあって
    アンコールワットを訪ねた話が出てきた

    「もし平和になったらぜひ一回行ってご覧になることをおすすめいたします」

    なるほど、向田邦子さんが亡くなって30数年
    一部ムスリム諸国など、治安が悪化して行けなくなった地域もあるけれど
    世界は悪くなる一方じゃないんだなぁ、
    と思いあたる

    ではやはり、アンコールワットか

    以下はその他メモ

    講演(1981年?)の時から十数年前のカンボジア
    当時はバス30人に日本人ひとりふたり、という具合だったそう。
    物売りは「びじんさん、びじんさん」と言って
    土産物を売りに来るそう

    あと女性は「味の素」「サクラ」って呼ばれたそう
    男の人は「ヤンマー」と呼ばれていた。

    その少し前にペルーの話
    午前中に飛行場に来い、と言われて行く
    でも飛行機は飛ばない
    苦情を言っても謝らない
    「今飛んで事故になったらあなたはどうするんだ
    あなたは命を拾ったんだ
    おめでとう」
    と言われて謝らない

    今にして思うと、なにやら不思議な話だ

    講演を聴いた人は、飛行機事故の時に
    きっとこの内容を思い出しただろう

    外国人に飼われていた犬と大工の棟梁の話

    講演は嫌いだったそうだが、
    この話は聴衆に大うけだった

  • 収録時51歳。声が艶っぽく、色気があってよいのだが、「言葉」をテーマにした講演にしては話が発散し内容はいまひとつ。著者が動物好きなせいか、動物の話題が結構多く、ちょっと脱線しすぎかなと。そもそも動物は言語を操らない。だから思考もない。生物学的なコミュニケーションはあるのだろうが、それは生物学者の担当領域であり、作家が講演で話す内容ではないだろう。
    亡くなる半年前に行った講演会らしいが、飛行機の墜落について冗談ぽく話すところは、その後の運命を考えると切なくなる。

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