宇宙からの帰還

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著者 : 立花隆
  • 中央公論社 (1983年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120011658

宇宙からの帰還の感想・レビュー・書評

  • ブグロフスタッフオススメになっていたので読んでみました。これは面白かった。
    まずは序章。宇宙から見れば人間は個体というよりも膜につつまれた細胞に近い、人間の生存にとって一番重要なのは大気圧であり気圧がなければ酸素100%の空気をすっても呼吸ができずに死んでしまうというのは驚きだった。地球環境とは何かと考えさせられてしまった。
    本省に入るともっぱら宇宙経験が人間の意識認識に与えた影響について書かれている。NASAはもっぱら技術者集団でNASAスタッフでも宇宙飛行士同士でも、宇宙遊泳による認識変化などの調査は聞き取りはなされていないそうだ。宇宙にでることでの表現のしようがない漆黒の闇の空間とか、宇宙から地球を眺めることなど、言葉にできないものというか経験することでしかわからないことがあるらしい。宇宙飛行士同士でも地球軌道を飛行したもの、月を一周したもの、月面に降り立ったものでは意識の変化の違いは決定的に違うらしい。
    内容は素晴らしい。これほど面白い本はなかなか出会えない。ひとつだけ謎に残るのは、なぜ著者の立花隆氏はこのようなインタビューをNASA宇宙飛行士に試みようと思ったかという執筆の動機。

  • これが「機動戦士ガンダム」の原点なのだろう。また、宇宙のエキスパートの人物像を除き見れる。また、今こそ宇宙への進出、幼年期を脱する時期だと痛感する。
    この本は、ホンモノの宇宙飛行士へのインタビューというノンフィクションである。宇宙に行くことで宗教的になることは多少の知識はあったのだが、ここまで多様でかつ精緻に行われているとは恐れ入った。
    「機動戦士ガンダム」の説明は要らないと思うが、その中では政治•戦争、ある種の超能力、そして悩む主人公というモチーフが語られる。この本でも生々しく、宇宙飛行士の経験とともに書かれているのだ。
    また、人物像にも驚いた。やはり何かに優れた人には、自閉症スペクトラム的な傾向と、何らかの否認の傾向があり、それがキッカケで生じる二次障害に悩まされていたと想像する。
    この本を読んで宇宙的な視野の欠如を反省した。近視眼的な行動は破綻の原因である。我々はもっと「オトナ」になるべきだ。

  • すごい本。宇宙飛行から帰還した宇宙飛行士達のその後を取材した本。とにかく興味深い。

  • 様々なインスピレーションの湧くものである。
    「地球という存在」
    「青い」「そのうえに生命が存在している。」
    「いかにも壊れそうな存在」
    漆黒の宇宙のなかに、漂う生命のボール。
    無機物しかない 月。
    音もない世界。
    褐色の世界。
    「神の存在」を信じざるを得ない状況になるほど
    神秘的な存在。

    燃えるような青
    焼けるような青

    クリスチャン

    「存在は存在以前は無であり、存在がどこかで始まっていなければならない。だから始まりとしての想像はあった。」

    神ー人間ー宇宙ー世界ー生物ー進化ー生と死ー存在ー認識

    神も統一できる。
    国境も人為的である。

    信ずるものがあれば楽だが信じないままで生きていくことは大変だ。

    地球上において 人間というものは人間が考えているほど大した存在ではない。

    環境問題
    人災より自然汚染のほうが激しい。

    地球人たることの自己認識
    地球上での政治。宗教。思想上の対立抗争。
    コスミック サイエンス

  • (1991.12.31読了)(1983.09.29購入)
    商品の説明 amazon
    宇宙とは、地球とは、神とは、人間とは何か。…宇宙飛行士の衝撃に満ちた内的体験を徹底した取材と卓越したインタビューによって鮮やかに描き、知的興奮と劇的感動をよぶ壮大な精神のドラマ。

  • 大学生のころ読んだ心に残る作品。つい先日、新聞記事で「今、宇宙に行くチャンスがあるが行くか、と聞かれたら行かない」との作者のコメントにはがっかりした。私も年齢に伴う体力気力の低下とともにそういう気持ちはわかりつつあるが、それだけに一層そういうコメントはほしくなかった。

  • 【推薦文】
    宇宙飛行士たちは宇宙で何を感じ、地上に降りた後にどのような心的変化があったのか。立花が様々な宇宙飛行士たちにインタビューし,彼らの宇宙体験をまとめた。 かの有名な野口さんが宇宙飛行士の道を目指すきっかけとなった本。
    (推薦者:集積システム専攻 M2)


    【配架場所】
    大岡山:B1F-一般図書 538.9/Ta

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