KJ法―渾沌をして語らしめる

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著者 : 川喜田二郎
  • 中央公論社 (1986年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (581ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120015175

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KJ法―渾沌をして語らしめるの感想・レビュー・書評

  •  フィールドワークを行った後に最初の手掛かりをつかむ方法として、語りなどの質的データをまとめるKJ法という文化人類学者川喜田二郎先生が考案された方法があります。原著を読んでいたのですが

    『読み進む場合に最も肝心な注意は、ひとつずつのラベルの志を、耳を傾けて聴き、うなずいてから次のラベルへ進む。』

     データの志を、耳を傾けて聴き、うなずいてから、進む…!

    『Hearingではなく、listeningというべき態度が要求される。』

     Hearingではなく、listeningの態度…!!!

    『最後まで仲間を見つけられず一枚のまま、というラベルも沢山出る。これを「一匹狼」とか「はなれ猿」と綽名している』

     一匹狼にはなれ猿と綽名する…!!!!!

     原著の詳細な方法のはずなのに、面白すぎてまともに読めません。方法論!?

     そんな狭義の方法の〆

    『島と島の間に関連づけの工夫を書きこんだとき、混沌から秩序への転換はおおむね完了する。』

     混沌から秩序への転換はおおむね完了する。

     混沌から秩序への転換はおおむね完了する。

     混沌から秩序への転換が恰好よすぎて鼻水飛び出ました。

  • 情緒に訴えるような文学作品を書く時には、これではあまりに理屈っぽく、論理的に過ぎて魅力を欠く。
    あるいは想像力をかき立てる余地が少なくなりすぎる。
    →一旦KJ法で論理の骨組みをしっかり作っておいた上で、その図解に、誘発された情緒に従って
    エピソード、暗示、感想、連想などを書き込むのが良い。
    そうしておいて、本番の文章を書く時には、骨格はあえて書かず、書き込んだ情緒的な素材のみを連ねて文章化した方がよい。

    視覚的に表現すること、事象にばかり捕われすぎて、その本質に有る、志し、欲求が掴み切れていないのではないか?
    欲求で語るストーリーを一度組み立て、それらを表現するためのエピソードを組み立てるべき。


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