愛蔵版 女帝エカテリーナ (Chuko・comics)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (930ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120015878

感想・レビュー・書評

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  • 40年前の作品ですか…。池田先生が未だご活躍とは、偉大な方です。
    作品の1頁1頁が、それ自体1枚の絵画のようで圧倒される。まず主人公の造形。小さな顔に細身の身体を包む繊細で華麗なドレス、装飾品や襞の描き込みの細やかさ、それを縁取る豊かな巻き毛の黒髪。実際は、髪は上げていたんだろうけれど、画面の中で印象的に目を引く。ページを捲った瞬間から、主人公から目が離せない仕組みになっている訳だ。そのドレスを軍服に着替え、馬に跨り剣を取って、黒髪をなびかせながら疾走する場面は、本当に格好良かった。
    そして登場人物の衣装、背景の調度品。侍女から下僕に至るまで、当時の風俗にどれくらい正確に基づいているかまではわからないけれど、相当な配慮がなされていると推察できる。歴史漫画はこうでなくては。
    今までこの作品を、手に取ってパラパラめくったことはあれど、精読しなかった訳は、登場人物の名前が難しいのと、主人公がセックスばっかりしていたから。50代も半ばになって、ようやく嫌悪感をさておいて読み進められるようになった。(2022-07-23L)

  • 読みごたえのある1冊でした。
    男女の物語でありながら、ゾフィー1人の物語であるような。

  • へー男女の話ばかり。

  • 再々々々・・・読。おもしろいです。ベルばらの焼き直し的な構図はかなりあるけど。このあと「エロイカ」や「天の涯」をさらに読むと、別の視点から世界史が堪能できますよ~。

  • 哀しい物語だなぁ、というのが最後まで読んだ時の感想です。

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著者プロフィール

1947年12月18日大阪市生まれ。
東京教育大学(現・筑波大学)文学部哲学科在学中より漫画を描き始め、1972年から連載を始めた代表作『ベルサイユのばら』は空前のヒットを記録し、宝塚歌劇団の舞台でも上演されるなど、漫画の枠を超え幅広い層に永く愛される。
現在は活動の幅を広げ、劇画家、声楽家としても活躍の幅を広げている。

主な作品
『ベルサイユのばら』
『オルフェイスの窓』
『女帝エカテリーナ』
『天の涯まで-ポーランド秘話-』
『栄光のナポレオン-エロイカ-』
『おにいさまへ…』

「2013年 『聖徳太子(7) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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