スティル・ライフ

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著者 : 池澤夏樹
  • 中央公論社 (1988年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120016523

スティル・ライフの感想・レビュー・書評

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  • 星の観察をする気分だろうか。手が届くようで届かない話。しかし、リアリティとは隔絶した小説。

  • 読み終わった後のこの不思議な感覚は何だろう‥
    テレビの音声を消して映像だけで世界遺産の風景を視ているような、
    静かで俯瞰的な感覚。
    あるいはプラネタリウムに映し出された星座群が
    降りかかってくるような‥。
    しかし天体や景観の話ではなく、そういった“広い世界”が
    自分の内側にもあり、それが外の世界と上手く呼応し調和できた時、
    人は風のように、波のように、生きるのが楽になると説いている。

    主人公の“ぼく”はアルバイトの染色工場で出会った佐々井とう男に、
    奇妙な仕事を依頼される。
    ミステリーめいた謎を秘めながらも作者独特の
    美しい日本語に感嘆させられる。
    一つ一つの言葉の持つ煌めきと静かな語り口が
    読み手の心に心象風景を生むでしょう。癒しの一冊。
    図書館で借りて再読。芥川賞受賞作。

  • スティルライフのほうが気に入った。出足の不思議な話からネタばれまでがなかなか良い感じの運び。もう1つのヤーチャイカは等身大で過ごしたのでふむふむと読み進むことができた。

  • 著者の名前は知っていたが、小説は初めて。

    この本の前に翻訳した「鳥とけものと親類達」を読んだのがきっかけ。

    訳が好ましくて流れ着いた。

    その前に森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」に出てきたのがきっかけ。で、この本を読んだのも偶々。

    こういうつながりは面白い。

    池澤夏樹、名前が村上春樹に似ているし、文章もどこか似ている。他の人も多々言及しているようだが。

    本書に掲載されている2つの中編、「スティル・ライフ」も「ヤー・チャイカ」も共に大変好ましい小説である。

  • 初池澤夏樹。知らずに読みましたが芥川賞受賞作品
    だったんですね。1987年、ということでほぼ30年前。

    30年前だからでしょうか。起こる出来事は
    犯罪も含まれているのにサラッとしていて
    さほど巧妙でもなさそうなのに成功していたり
    するのでそういった部分を楽しむ小説ではなく
    ただただ池澤氏の文章を味わって楽しむ、というのが
    楽しみ方なのでしょう。とても繊細で美しい文章でした。

  • 再読。やっぱり面白い。

  • 面白い!
    主人公が知的で、会話も洗練されていて、文章全体の雰囲気がいい!
    殺人も婦女暴行もない。でも謎があり解決がある。そういうのって、いいよ。
    ネタバレしない範囲でいうと、真似してグラスにウイスキーを注いで飲みたくなるし、山のスライドショーもやってみたくなる。
    そんなかんじかな。
    星四つの理由は、短編小説かつ2つしか無かったので、少しだけ満点と差をつけてみました。

  • 2016/05/21 読了

  • 冒頭がすごく好き。

  • 1987下半期 芥川賞

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