ささやかだけれど、役にたつこと

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制作 : 村上 春樹 
  • 中央公論社 (1989年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120017841

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レイモンド・カー...
村上 春樹
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ささやかだけれど、役にたつことの感想・レビュー・書評

  • 時々こういう作品を読みたくなる。他人の人生について書かれている。この作品を書くときにカーヴァーはどんな風に思っていたんだろう。お父さんがお話好きだったらしい。特になにもおこらないように見える他人の人生について考える。なにもおこらないことはない。明日子供が死ぬかもしれないし、浮気がばれて妻と離婚しなくてはいけなくなるかもしれないから。ここではない隣でおこっているかもしれない人生について、小さな波はいずれ大きくなって根こそぎ人生をもぎとったりする。そういうことをずーっと考えながら読んでいた。

  • レイモンドは、独特の文体をもっている。
    「私」を中心として、妻、両親などが、
    登場人物で、隣人が関与している。

    村上春樹訳 レイモンドカーヴァーの文体は、
    幾分かわっていて読みにくい。
    しかし、モチーフがとてもおもしろい。
    なにげない日常会話と生活の観察。
    離婚という経験の中からひきづっているもの。
    様々な心模様を優しく描いている。
    短編ばかりであるが、
    その一つ一つはよく凝縮したものを
    もっていておもしろい。

    村上春樹の小説のモチーフのインパクトに
    なっている部分があるような気がした。
    「翻訳作業」は、
    小説作りのひとつの練習になるのかもしれない。
    人間のもつせつない繊細なしなやかさが、
    とても豊かな気にさせます。

  • 好きな作家の本。

    村上春樹ファンの方にも馴染みが深いのでは?
    10作品ほどの短編集で、どれもがありきたりの題材ですが、どれもが安易なハッピーエンドでは終わりません(爆
    かと言って口角を歪めるようなアイロニーやシニカルの世界でもなく、哀しいけれど「やさしい気持ち」になれる。
    そんな余韻に浸れる小説群です。

    レイモンド・カーヴァーを薦めるときに真っ先に出す本でしょうか。

  • 文学的。
    村上春樹が好きな人は楽しいのかもしれない。
    ただ僕は合わなかった。

    基本的には夫婦の話。
    いろんな夫婦がいて、いろんなことが起こる。
    そんな話。

  • 表題作の終盤にやられた。村上春樹訳だからなのかな、「やれやれ」が結構出てた。

  • この作家さんは、日本にあっては村上春樹さんに見出された短編作家さんという印象でしょうか?
    若くしてなくなられた方で、苦労をして物書きという職業に就かれた方ですが、わたしは大好きです。
    有名な『大聖堂』でもよいんですが、ハードカヴァーでいろいろと立つ続けに出された中の一冊、『ささやかだけれど 役に立つこと』を選ばせていただきました。
    今は、傑作選の中に入っていると思います。是非、一読を。

  • 藍について語るときにわれわれの語ること。

  • いわずとしれた村上春樹訳。それ目当てで読んだようなもんだけど(カーヴァーFANにはごめん…)、好きな作家の好きな作家、ってことで…やっぱりというか作品的にもかなり質が高くて驚きました。面白かった!以前に読んだ「バースディ・ストーリーズ」に掲載されていた「風呂」というカーヴァーの短編の改編版が表題作になってて、それを知らないのにちゃんと順番に読んでた(春樹氏のオススメ通りに!)自分の強運さに感謝せざるをおえない。たしかにこの2作品は途中まではほとんど同一の話なんだけど、比較してより興味深さが増す。ぷっつり切れるか、それとも救済的な要素をいれこむか?どっちがすきか、って話。私は「ささやかだけれど〜」に一票です。……カーヴァー氏の死を悼む春樹氏のあとがきと、奥さんの文章にひどく心を打たれました。初読でいきなり作家自身の本質をつくような文章を読んでしまったことが言いか悪いかは分からんけど、そうやって時代をさかのぼって読んでいくのもひとつの楽しみ方だと思う。とりあえず春樹訳を中心に、もうちょっと読んでみたいとおもいます。全体的に日常的で、暗くて、けれどどこかにほんのりと温かさの見える作品郡。一作品ごとに何度もページをさかのぼりしちゃった…読むの時間かかった笑

  • 子どもを亡くした両親に「あたしが焼いた温かいロールパンを食べて下さい。こんなときは、物を食べることです。それはささやかなことですが、助けになります」とパン屋

  • 日記に残されることもないささやかな出来事を、あたたかさ、みにくさ、やさしさなどを、忠実に語る。

  • レイモンド・カーヴァー

  • 表題になっているこの短編は特に好きな話の一つ。
    文章から優しさが滲み出てくるような、そんな作家だと思います。

  • レイモンドカーバーの淡々とした調子がとても心地よい。
    アンチ村上派でも、カーバーの翻訳は、うっとりしちゃいます。

  • レイモンド・カーヴァーの短編集。
    高校時代(今から4年前)に読みました。
    表題作、今でも覚えています。
    時間が止まっているような、動いているような、そんな印象。

  • レイモンドカーヴァーの"a small, good thing" を村上春樹が訳したら、こうなった。

    むずかしかった。
    翻訳本って、結構読みにくいことが多いのだけれど、
    これは、しっかり春樹ワールドです。
    ただし、ちょっと上級編。

    いわんとしていることは、なんとなくわかるんだけど、まだいまいちしっくりとこない。
    年を重ねるごとに読み直したくなる本です。

    でもなぜか、読み終わった後ふわっとした気分に包まれた。
    不思議だ。。

  • カーバーの珠玉の短編集。

  • このタイトル、本棚から背表紙が目に入る度にはっとします。
    ふと、ゆっくり読み返してみたくなる短編集です。
    村上春樹さんの翻訳は何だか御本人の作品を読んでいる気がしますが。

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