- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120021893
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
所謂ボーイズラブの耽美小説なのですがサイバーパンク的なSF要素もあり、SM小説でもあり、ファンタジーといえばそれな気もします。
うつくしい少年二人が山奥の温泉地でイスラムの指導者だったものの痕跡をたどるにつれ亡命してきた指導者の後継、秘密警察、地元の名家だった、彼らをかつては助けていたもの、そんなものが絡んできてぐちゃぐちゃと混ぜ合わされた、極彩色のうつくしい悪夢といった感じでした。
とにかくなんというかけぶるような官能といった感じです。
エロではなくエロス。官能。耽美。仕草ひとつひとつ、情景ひとつひとつがとにかく官能的なのです。それでいって肉々しいわけではなく、石膏でできた裸体を眺めているような無機質さも感じます。
はじめの数ページを読んだときは長野まゆみ的な白昼夢のようなぼんやりした感じを覚えたのですがページを進めるにつれてああ全然別物だなと思います。
男性的、といいますか、女性にはあまり縁がない感じの雰囲気もありました。
官能と幻想の小説だと思います。 -
なんでこの本借りたんやろ?
要するに背景も主人公も物語もさっぱり。数ページで断念。 -
お耽美。
帯に「耽美冒険浪漫」と書いてあるので間違いない。
ほぼ前編に渡ってお耽美エロス。エロスを美しく描くために全てが設定されている。
ハイテクも宗教もエロス。猫も杓子もエロス。
そして耽美。ルビ多用のエロス。三島系。
つまりはBLよりJUNEということです。
何の話ですか?っていうかまァだいたいあってます。
ビブロスよりジュネだろって常日ごろ主張しているかたはぜひ。
(私はビブロスもといリブレも好きですよ?) -
イラスト:小島 文美
読了は判然としないけれども読んでいるのは確か。 -
001.93.11/5,3版、並、カバスレ、小口汚れ、帯付き。