ハチ公の最後の恋人

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120025792

感想・レビュー・書評

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  • 本当に合わない人とは離れた方がいいってのはいい教訓だなと思う。

  • 好きだったなぁこれ。恋ってこんなにキラキラしてるよね。

  • 別れの時間が決められた中での刹那の愛が
    混じり合う瞬間がとても美しかった。
    なにかと出会うときより別れる時の方が
    吉本ばななが深く沁みる。

    「いつか近い未来には。もっと元気になって、
    心をのびのびとこの空に広げることができるように
    なるに違いない。
    そう思って心ゆくまで縮こまっていることにした。」

    悲しみに暮れることは逃げじゃない、
    いつかの幸福な時間のために過去を偲ぶ
    大事な時間なのではないか。

    これまでの別れが絶対に無駄にならないよう
    他愛ない時間の積み重ねをして、少しずつ
    悲しみを忘れないが忘れるようになるまで、
    自分と向き合う時間を大事にしたい。

  • 宗教団体の中で育ちその生い立ちも特殊な主人公がハチと出会い生活し成長する話し

  • 2015/07/27 読了

  • お別れが必ず来る2人だとわかっているので、2人の楽しい場面でもどこか切ない。別れがわかっていることで物語の一文一文をかけがえのないもののように感じながら読むことができた。切ないけれど前向きになれる

  • 図書館

  • 1990年代の吉本ばななは精神世界に没入してしまっていたため受け付けず、リアルタイムではほとんど読んでいなかったのだが、この小説くらいから何か落ち着いて来たという感がする。いや、時系列で読んで無いし、未読だらけなので、あくまでもなんとなくですが。

  • 吉本ばなな、2冊目。
    何かで、女子にオススメ!みたいな形で取り上げられてたのを思い出して
    手に取ってみた。

    あんまりはまらなかった。
    私のような普通の人間には、やっぱ吉本ばななにはついてけないのか…
    と思ったけど、一番最後のハチとのお別れのときには、
    あぁ、本当にそうだなぁ、と思う部分があって切なかった。
    雰囲気とかニュアンスとか空気感とかを読み取りつつ、深く読まない感じの小説。
    文章で言いたいことがすごくわかりにくいというのが率直な感想。
    ※15~17歳の主人公のレベル感に合わせてやっているのだとしたらすごいけど、文章と言ってることにギャップがあってそれもまたついていけない。。。

    犬の話だと期待していたのは大いなる勘違いでした。。。笑

  • ええと、なんかこう
    雰囲気で読む感じの本かなーと。

    新興宗教とかせっくすとか、まあわたしとはかけ離れたものばっかりで
    ついていきがたかったっていうのが正しいやも

    やらしーのにやらしくなかった 生々しくないというかなんというか
    でもがっつり恋愛の話読んだのが久しぶりすぎて、なんだろう、むねやけ?みたいな感じになっている 耐性がないのだ…

    序盤であわわあわわゆりなの?あわわわ違ったあわわってなってたので
    そりゃついていけねーよってな!ざんねん!

    文章はやっぱり好きで、あーいいなーって思ったり
    でも簡単にいったら「わかんなかった」って感じです はい


    ふはー…つぎは森見さんよもうかな…
    あっそのまえにつぐみ読まなきゃだ 途中まででほっぽったままだ



    @高校の図書館

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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