物語が、始まる

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120026041

感想・レビュー・書評

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  • 雛型を拾った。男の雛型である。

    ゆき子はその雛型に、三郎と名前を付けた。
    一見人なんだけども、やはりどこか人ではない雛型を思い、翻弄される
    それでもそれも物語の中のものでしかにすぎない。
    これが、生きながらえるということかもしれない、が印象的。
    【物語が、始まる】

    他3つの短篇あり。
    【トカゲ】もなかなか不可思議でおもしろい。

    川上ワールド炸裂な一冊)^o^(

  • 読後感がもうまさしく川上弘美を読んだ、ってかんじの本。

  • 1話目以外つまんなすぎる。芥川賞候補の婆も含めて。

  • いつもの暮らしのそこここに、ひっそり開いた異世界への扉―公園の砂場で拾った「雛型」との不思議なラブ・ストーリーを描く表題作ほか、奇妙で、ユーモラスで、どこか哀しい、四つの幻想譚。「雛型」「トカゲ」「婆」「墓を探す」

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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